JOURNAL

納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指します

納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指します

日本国内でサステナブルファッションに携わる、わたしたち「SOLIT!」と岡山県倉敷市を拠点にサーキュラーデニムを販売する「land down under」。 今回、わたしたち2社を発起人とし、近年のどこか表層的かつ一部分のみを変えて止まってしまうような「サステナビリティ」に対して問題提起をし、わたしたち自身が真に納得できる「サステナブルファッション」の理想系を実現するため、タッグを組みました。   わたしたちが感じる、今までの課題 現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」は、素材や回収システムといった長く複雑に絡み合うファッションのサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多くみられます。 もちろん、改善されていないよりは「Better」なのかもしれません。ただそこで思考停止してしまっていいのでしょうか。 私たちはそれぞれのブランドとして個々に「サステナブルファッション」について日々試行錯誤しながら挑戦していますが、その循環の中に参画できない人が存在することや、より多くの人が参加できるようにするとどうしても環境に負荷がかかってしまう選択肢をとるしかない...など、そのバランスや実現に頭を抱えていました。 私たちがタッグを組む理由 そこで、多様な人も、地球環境もともに考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために、企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むSOLIT!のインクルーシブデザインの手法と、 より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践するland down underの生産背景に対するこだわりを組み合わせることで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発をはじめました。 それは、衣服以上に永く人の手の近くに存在し、長く使い続けることができる「All-inclusive bag(オールインクルーシブバック)」。多様な人も、地球環境も共に考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために必要なものです。 バッグを通して目指す社会は 私たちは、サプライチェーン全体で人権や環境負荷を配慮したものづくり、そして人の想いや素材が循環することが重要であると考えています。 その循環により広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 多様な人々が関われるようなものづくりにこだわることで、この「バッグ」を通して「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを目指します。   私たち2社だからこそできること land down underの(コラボに対する)想い land down underのアイテムは、いわゆる健常者が性別や世代を問わず穿けるものです。しかしながら、SOLIT!と出会い、私たちが大切にしているサーキュラーエコノミーを軸としたものづくりの先に実現される「循環」は、まだ小さい範囲だったかもしれない、と感じました。 より拡張されたサーキュラーエコノミー/循環のあり方を求めて、SOLIT!とインクルーシブデザインを実現した服づくりを経験したいという想いが芽生えました。 SOLITの(コラボに対する)想い...

納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指します

日本国内でサステナブルファッションに携わる、わたしたち「SOLIT!」と岡山県倉敷市を拠点にサーキュラーデニムを販売する「land down under」。 今回、わたしたち2社を発起人とし、近年のどこか表層的かつ一部分のみを変えて止まってしまうような「サステナビリティ」に対して問題提起をし、わたしたち自身が真に納得できる「サステナブルファッション」の理想系を実現するため、タッグを組みました。   わたしたちが感じる、今までの課題 現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」は、素材や回収システムといった長く複雑に絡み合うファッションのサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多くみられます。 もちろん、改善されていないよりは「Better」なのかもしれません。ただそこで思考停止してしまっていいのでしょうか。 私たちはそれぞれのブランドとして個々に「サステナブルファッション」について日々試行錯誤しながら挑戦していますが、その循環の中に参画できない人が存在することや、より多くの人が参加できるようにするとどうしても環境に負荷がかかってしまう選択肢をとるしかない...など、そのバランスや実現に頭を抱えていました。 私たちがタッグを組む理由 そこで、多様な人も、地球環境もともに考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために、企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むSOLIT!のインクルーシブデザインの手法と、 より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践するland down underの生産背景に対するこだわりを組み合わせることで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発をはじめました。 それは、衣服以上に永く人の手の近くに存在し、長く使い続けることができる「All-inclusive bag(オールインクルーシブバック)」。多様な人も、地球環境も共に考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために必要なものです。 バッグを通して目指す社会は 私たちは、サプライチェーン全体で人権や環境負荷を配慮したものづくり、そして人の想いや素材が循環することが重要であると考えています。 その循環により広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 多様な人々が関われるようなものづくりにこだわることで、この「バッグ」を通して「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを目指します。   私たち2社だからこそできること land down underの(コラボに対する)想い land down underのアイテムは、いわゆる健常者が性別や世代を問わず穿けるものです。しかしながら、SOLIT!と出会い、私たちが大切にしているサーキュラーエコノミーを軸としたものづくりの先に実現される「循環」は、まだ小さい範囲だったかもしれない、と感じました。 より拡張されたサーキュラーエコノミー/循環のあり方を求めて、SOLIT!とインクルーシブデザインを実現した服づくりを経験したいという想いが芽生えました。 SOLITの(コラボに対する)想い...

徳武産業の「お客様に寄り添う」心とプロダクト/INTERVIEW

徳武産業の「お客様に寄り添う」心とプロダクト/INTERVIEW

みなさんこんにちは!2022年2月からSOLITインターンをしている、あつきです。 本記事は、SOLITのプロダクトを実際に展示してくださり、多様な人も地球環境もともに考慮された「オールインクルーシブ」という考え方や価値観の発信拠点「SOLIT STAND」としてご協力いただいているみなさまへのインタビュー企画です。 SOLIT STANDの情報はこちら まずは、香川県を本拠地とする、ケアシューズ専門メーカーあゆみシューズを展開する「徳武産業株式会社」。2022年3月からSOLIT STANDを設置していただいています。 企画開発や営業を経て、現在はあゆみシューズのショップスタッフをされている西木さんにインタビューをお受けいただきました。 INTERVIEW 現場の実情を入れ込んだプロダクト ー どんなプロダクトを提供していらっしゃいますか? 徳武産業はもともと手袋産業やトラベル用のスリッパなど縫製の委託生産をやっていました。そんな時に、近所の老人施設の方から高齢者の転倒がとても多いと相談を受けました。 調査したところ、筋力が低下していたり様々な体の不自由さがあるために、屋内で履いているスリッパでは、うまく足を運べず、ちょっとした段差だったり床の環境で引っかかってしまうことがわかりました。そこで、履きものが原因なのではないか、ということになりました。そこから、神戸・長田の靴職人と研究を重ねて、「転びにくい靴」を開発しました。 ヒアリングをする中で、高齢者にとって脱ぎ履きの動作も重要ですし、片方ずつ足の状態やサイズが違うなど、転びにくいようにするためにはその方々に寄り添わないとクリアできないと当初から発見しました。発売開始後すぐ、靴底の高さやベルトの長さが変えられるなど症状に応じて部分的にカスタマイズができるパーツオーダーシステムを始めました。 販売当初から、高齢者の現場の意見・実情を入れ込んだプロダクトができています。それが原点なので、「あゆみシューズ」というブランドは現場のモニタリングを大切に、本当にそれが必要なのか、安全性は大丈夫なのか、などかなり厳しい会議をしてみんなが納得してイメージできるものをつくっています。 ー 企画の段階から施設やデイサービスに足を運んでいるとのことですが、一つの商品を生み出すのに、どれくらいの時間がかかっているんですか? ものによりますが、半年〜1年はかかっていると思います。 ヒアリングを経て実現する時、生産する工場にとって難しいことが多いので、そこの折り合いが大変ですね。ニッチすぎてフィードバックの量が集まるのに時間はかかりますが、だんだんフィードバックをもらうまでの流れがスムーズになってきています。 今の主軸は高齢者のルームシューズなどのケア用品ラインと、病院の売店などで早期退院のために転倒しにくいシューズやがん治療で脱毛する方の帽子などを販売するメディカルラインの二つです。もう一つ新規でやっているのが、脚立を登って工事をする方などが踏ん張れるルームシューズを作るお仕事ラインです。 これまで「あゆみ」で培った技術や素材の使い方を用いて様々なラインを展開していますが、共通しているのは、ニッチだけれど、ちゃんと人の役に立つかどうかをベースにしているところです。 ー 西木さんはどうして徳武産業に? 医療福祉専門学校の整形靴科で学んでいました。そこで学んだのは、「いかに歩かせるか」だったのですが、「あゆみシューズ」を訪れた時に、縫製中心の会社だったので室内履きが豊富なことに疑問を覚えました。 「歩くことが難しくても、靴を履くことはその人の人権で、その人の社会的地位を守るもの」という言葉を聞いて感動して、歩いていないから履きものはいらない・なんでもいいという考えは持っていなくて、人を大切にしているところが響きました。   スタッフ全員のベースにあるのは「お客様に寄り添っているか」 ー「利益は必要だが最優先であってはいけない」というこだわりを貫くモチベーションになっているのはどんなことですか? お客様からお手紙をいただくことですね。こちらから手書きでメッセージを添えたり、お誕生日プレゼントを2年間送ったりしているのですが、そのあたたかさがお客様にも伝わってか、お客様からお手紙をいただいたり、アンケートはがきに丁寧に答えてくれたり。 お客様から感謝してもらう事はもちろん嬉しいのですが、さらに、この靴の存在が、その人の人生のポイントの一つになっている事を、お手紙やはがきを通して、きちんと私たちが確認できるようになっているので、私たちはお客様の人生にとって大切なものを作っているのだと振り返りができる事もモチベーションになっています。 様々な年代のスタッフがおりますが、みんな最終的にベースとなっているのは「お客様に寄り添っているか」なので、売り上げにつながるかどうか、ではないなと思っています。みんな自分達の商品にプライドを持っているから繋がっているのではないかなと思います。 SOLIT...

徳武産業の「お客様に寄り添う」心とプロダクト/INTERVIEW

みなさんこんにちは!2022年2月からSOLITインターンをしている、あつきです。 本記事は、SOLITのプロダクトを実際に展示してくださり、多様な人も地球環境もともに考慮された「オールインクルーシブ」という考え方や価値観の発信拠点「SOLIT STAND」としてご協力いただいているみなさまへのインタビュー企画です。 SOLIT STANDの情報はこちら まずは、香川県を本拠地とする、ケアシューズ専門メーカーあゆみシューズを展開する「徳武産業株式会社」。2022年3月からSOLIT STANDを設置していただいています。 企画開発や営業を経て、現在はあゆみシューズのショップスタッフをされている西木さんにインタビューをお受けいただきました。 INTERVIEW 現場の実情を入れ込んだプロダクト ー どんなプロダクトを提供していらっしゃいますか? 徳武産業はもともと手袋産業やトラベル用のスリッパなど縫製の委託生産をやっていました。そんな時に、近所の老人施設の方から高齢者の転倒がとても多いと相談を受けました。 調査したところ、筋力が低下していたり様々な体の不自由さがあるために、屋内で履いているスリッパでは、うまく足を運べず、ちょっとした段差だったり床の環境で引っかかってしまうことがわかりました。そこで、履きものが原因なのではないか、ということになりました。そこから、神戸・長田の靴職人と研究を重ねて、「転びにくい靴」を開発しました。 ヒアリングをする中で、高齢者にとって脱ぎ履きの動作も重要ですし、片方ずつ足の状態やサイズが違うなど、転びにくいようにするためにはその方々に寄り添わないとクリアできないと当初から発見しました。発売開始後すぐ、靴底の高さやベルトの長さが変えられるなど症状に応じて部分的にカスタマイズができるパーツオーダーシステムを始めました。 販売当初から、高齢者の現場の意見・実情を入れ込んだプロダクトができています。それが原点なので、「あゆみシューズ」というブランドは現場のモニタリングを大切に、本当にそれが必要なのか、安全性は大丈夫なのか、などかなり厳しい会議をしてみんなが納得してイメージできるものをつくっています。 ー 企画の段階から施設やデイサービスに足を運んでいるとのことですが、一つの商品を生み出すのに、どれくらいの時間がかかっているんですか? ものによりますが、半年〜1年はかかっていると思います。 ヒアリングを経て実現する時、生産する工場にとって難しいことが多いので、そこの折り合いが大変ですね。ニッチすぎてフィードバックの量が集まるのに時間はかかりますが、だんだんフィードバックをもらうまでの流れがスムーズになってきています。 今の主軸は高齢者のルームシューズなどのケア用品ラインと、病院の売店などで早期退院のために転倒しにくいシューズやがん治療で脱毛する方の帽子などを販売するメディカルラインの二つです。もう一つ新規でやっているのが、脚立を登って工事をする方などが踏ん張れるルームシューズを作るお仕事ラインです。 これまで「あゆみ」で培った技術や素材の使い方を用いて様々なラインを展開していますが、共通しているのは、ニッチだけれど、ちゃんと人の役に立つかどうかをベースにしているところです。 ー 西木さんはどうして徳武産業に? 医療福祉専門学校の整形靴科で学んでいました。そこで学んだのは、「いかに歩かせるか」だったのですが、「あゆみシューズ」を訪れた時に、縫製中心の会社だったので室内履きが豊富なことに疑問を覚えました。 「歩くことが難しくても、靴を履くことはその人の人権で、その人の社会的地位を守るもの」という言葉を聞いて感動して、歩いていないから履きものはいらない・なんでもいいという考えは持っていなくて、人を大切にしているところが響きました。   スタッフ全員のベースにあるのは「お客様に寄り添っているか」 ー「利益は必要だが最優先であってはいけない」というこだわりを貫くモチベーションになっているのはどんなことですか? お客様からお手紙をいただくことですね。こちらから手書きでメッセージを添えたり、お誕生日プレゼントを2年間送ったりしているのですが、そのあたたかさがお客様にも伝わってか、お客様からお手紙をいただいたり、アンケートはがきに丁寧に答えてくれたり。 お客様から感謝してもらう事はもちろん嬉しいのですが、さらに、この靴の存在が、その人の人生のポイントの一つになっている事を、お手紙やはがきを通して、きちんと私たちが確認できるようになっているので、私たちはお客様の人生にとって大切なものを作っているのだと振り返りができる事もモチベーションになっています。 様々な年代のスタッフがおりますが、みんな最終的にベースとなっているのは「お客様に寄り添っているか」なので、売り上げにつながるかどうか、ではないなと思っています。みんな自分達の商品にプライドを持っているから繋がっているのではないかなと思います。 SOLIT...

多様性とルッキズムを超えて、SOLITが撮影協力者を公募

多様性とルッキズムを超えて、SOLITが撮影協力者を公募

 「SOLIT」は、多様な人も地球環境も考慮された、オール・インクルーシブな社会の実現を、まず第一歩として「ファッション」から取り組む会社です。2020年9月15日に設立し、社員・プロボノ・インターン・ボランティア・株主含めて約40名のチームで運営されています。 そして特に、SOLITのソーシャルメディアやパンフレット、現在ご覧いただいているwebサイトに活用する写真や映像を撮影する際にはより広くご協力をいただいてきました。 この度、SOLITでは撮影モデル・協力者を公募します。   目に見える多様性とルッキズム SOLITは多様性を信じます。しかし、それを表現するにあたって、表層だけの多様性を打ち出したいとは思っていません。私たちが求めているのは、一人一人が真に多様であり、それは外見だけでなく目に見えない価値観や思想を含めたもの、そしてその違いです。 そして多様な人に挑戦の機会があることや、アウトプットを見た人の心が動くために、多様性を表現することが不可欠であることは言うまでもありません。 だからといって、その違いをマーケティングの道具にするのは、あまりにも私たちの思想に反しています。私たちが求めるのは、1人1人が真に目指す未来に対して共にあれるかどうか。 「多様性 / ダイバーシティ」を伝えたいが故に、目に見える部分において多様な存在を集合させて撮影されたものではなく、その全ての多様性を伝えたい、そう思っています。 そのため、私たちはSOLITのwebサイトやSNSをはじめとして情報発信の際に掲載される写真や映像に携わる、カメラマンやビデオグラファー、モデルやスタイリストのみなさんには、SOLITの目指す未来への共感と賛同、その想いを求めます。 SOLITとはどのような存在か   SOLITのアンチキャスティング これまでSOLITでは、多様性を表現したいがために見た目が多様なモデルを集めるといったことはしていません。そしてその行為は私たちが目指す多様性とは大きくかけ離れています。 そもそも、一人一人全く異なる存在であり、カテゴライズなどできないはず。ありのままの姿で写真や映像に残していきたいと考え、これまでは実際に一緒に活動するスタッフや、その友人や家族に協力をしてもらい撮影をしています。 あくまで、見た目や障害の有無やセクシュアリティなどでキャスティングするのではなく、私たちSOLITの目指す未来に共感をしていることを必要条件として、大切に着てくれる仲間から。   SOLITへの共感、環境と多様性に関心があることが条件 SOLITがチームで活動する時に大切にしていること、それは、多様な人が、相互に理解・承認しあい、それぞれの求める多様な働き方や関わり方を自律的に選択ができること。 これはまさに、SOLITが目指す多様な人も地球環境もともに考慮された「All-inclusive」な社会をまず最小単位としてのチームの中でも実現する挑戦でもあります。それは撮影に挑むチームやモデルも一緒。 SOLITは、年齢も国籍もセクシュアリティも、障害や信仰も、住んでいる場所も、家族構成も、学歴や仕事の経験量やスキルも、まったく異なる人の集まりです。目指す社会やSOLITの取り組みにはともに共感し、ともに立ち上がろうとする人を求めます。   撮影モデルは友達、もしくは環境・多様性について語れるかどうか SOLIT!の撮影・映像メンバーや、モデルの募集エントリーフォームでは、見た目を選定するようなデータの提出は求めません。また、偽名でも構いません。 エントリー時は、見た目ではなく、これまでのあなたの取り組みがわかるポートフォリオ(もちろんなくてもOK!)や、環境や多様性に関してどのように感じているかを文章で提出してもらいます。 私たちは、見た目ではなくその文章から醸し出される「あなたらしさ」によって、撮影の協力を依頼したいです。  撮影メンバー・モデル エントリーフォーム...

多様性とルッキズムを超えて、SOLITが撮影協力者を公募

 「SOLIT」は、多様な人も地球環境も考慮された、オール・インクルーシブな社会の実現を、まず第一歩として「ファッション」から取り組む会社です。2020年9月15日に設立し、社員・プロボノ・インターン・ボランティア・株主含めて約40名のチームで運営されています。 そして特に、SOLITのソーシャルメディアやパンフレット、現在ご覧いただいているwebサイトに活用する写真や映像を撮影する際にはより広くご協力をいただいてきました。 この度、SOLITでは撮影モデル・協力者を公募します。   目に見える多様性とルッキズム SOLITは多様性を信じます。しかし、それを表現するにあたって、表層だけの多様性を打ち出したいとは思っていません。私たちが求めているのは、一人一人が真に多様であり、それは外見だけでなく目に見えない価値観や思想を含めたもの、そしてその違いです。 そして多様な人に挑戦の機会があることや、アウトプットを見た人の心が動くために、多様性を表現することが不可欠であることは言うまでもありません。 だからといって、その違いをマーケティングの道具にするのは、あまりにも私たちの思想に反しています。私たちが求めるのは、1人1人が真に目指す未来に対して共にあれるかどうか。 「多様性 / ダイバーシティ」を伝えたいが故に、目に見える部分において多様な存在を集合させて撮影されたものではなく、その全ての多様性を伝えたい、そう思っています。 そのため、私たちはSOLITのwebサイトやSNSをはじめとして情報発信の際に掲載される写真や映像に携わる、カメラマンやビデオグラファー、モデルやスタイリストのみなさんには、SOLITの目指す未来への共感と賛同、その想いを求めます。 SOLITとはどのような存在か   SOLITのアンチキャスティング これまでSOLITでは、多様性を表現したいがために見た目が多様なモデルを集めるといったことはしていません。そしてその行為は私たちが目指す多様性とは大きくかけ離れています。 そもそも、一人一人全く異なる存在であり、カテゴライズなどできないはず。ありのままの姿で写真や映像に残していきたいと考え、これまでは実際に一緒に活動するスタッフや、その友人や家族に協力をしてもらい撮影をしています。 あくまで、見た目や障害の有無やセクシュアリティなどでキャスティングするのではなく、私たちSOLITの目指す未来に共感をしていることを必要条件として、大切に着てくれる仲間から。   SOLITへの共感、環境と多様性に関心があることが条件 SOLITがチームで活動する時に大切にしていること、それは、多様な人が、相互に理解・承認しあい、それぞれの求める多様な働き方や関わり方を自律的に選択ができること。 これはまさに、SOLITが目指す多様な人も地球環境もともに考慮された「All-inclusive」な社会をまず最小単位としてのチームの中でも実現する挑戦でもあります。それは撮影に挑むチームやモデルも一緒。 SOLITは、年齢も国籍もセクシュアリティも、障害や信仰も、住んでいる場所も、家族構成も、学歴や仕事の経験量やスキルも、まったく異なる人の集まりです。目指す社会やSOLITの取り組みにはともに共感し、ともに立ち上がろうとする人を求めます。   撮影モデルは友達、もしくは環境・多様性について語れるかどうか SOLIT!の撮影・映像メンバーや、モデルの募集エントリーフォームでは、見た目を選定するようなデータの提出は求めません。また、偽名でも構いません。 エントリー時は、見た目ではなく、これまでのあなたの取り組みがわかるポートフォリオ(もちろんなくてもOK!)や、環境や多様性に関してどのように感じているかを文章で提出してもらいます。 私たちは、見た目ではなくその文章から醸し出される「あなたらしさ」によって、撮影の協力を依頼したいです。  撮影メンバー・モデル エントリーフォーム...

SOLITのプロダクトを作ると、何が起きるの?

SOLITのプロダクトを作ると、何が起きるの?

あなたの服は、公正? あなたが毎日の暮らしをわくわくしたり、なりたい自分になるため、あなたにとって「良い服」を着るということは、その良い服を作った人たちの仕事が評価され、公正な報酬を受け取るべきだと思います。しかし今、繊維・衣料品業界で働く人々の大半は、まともな住居に住めず、健康的な食事もとれず、十分な医療にもかかることができていません。時には、子どもを学校に通わせることさえままならないのです。 仕事を評価するだけでなく、これら生活賃金は”贅沢”ではなく、基本的人権です。 例えば、ファッションに関心のある人ならもう誰でもご存知でしょう、「ラナ・プラザ倒壊」。あれから多くの声が上がり、企業の多くは改善をしてきたものの、未だバングラデシュでは、平均的なTシャツの価格のわずか3%しか、それを作る人たちに割り当てられていないことがわかっています。多くの生産国において、工場のマージンや人件費は非常に低く、ブランドコストは価格全体の少なくとも4分の3を占めています。(参考 :Fair Wear Foundation) 主要なファッション生産国の労働者は、平均して、まともな生活水準を達成するために必要な賃金のわずか55%しか受け取っていません。(参考:The Industry We Want) つまり、ブランドと小売業者は、ファッションに携わる労働者に生活賃金を支払うために、単にコストの上昇を買い手に転嫁するだけでなく、そもそもの価格に含まれる利益率を再調整する責任とリソースを有しているのだと思います。そして、従来のたくさんつくってたくさん廃棄されてしまうシステムを早急に見直し、携わる全ての人にとって、そして地球環境にとってより良い物を生み出す責任があります。 では、SOLITではプロダクトを開発するにおいて、現状はどこまででき、どこが力不足であるかここにまとめていきたいと思います。これは未だ完璧とはいえず、変革の途中であるからこそ、みなさんに知っておいて欲しいと思います。   SOLITのプロダクトの利益率と価格に含まれているもの 冒頭で紹介したレポートでは、平均してわずか3%しか、それを作る人たちに割り当てられておらず、ブランドコストは少なくとも4分の3を占めているとのことでした。私たちは、心躍らせ「着たい服」を選択する一方で、その背景には基本的人権を享受できていない人がいるということを知り、その選択をより丁寧に行う必要があります。   透明な価格設定と、正当な価格を生産者へ SOLITでは購入される方に自分の購入した服がどのように使われているかを公表し、正当に生産者の方に給料を支払うためにTransparent pricing(透明な価格設定)を実践しています。 35-40%:生産者素材、縫製、検品、管理、輸送、トレーニング、研究・調査 60-65%:企画・開発者企画、カスタマーサポート、PR&マーケティング、コンサルティング、研究・調査、教育 プロダクトの開発困難さや、素材によってこの割合に変動はあれど、記載の幅を下振れることはありません。また、SOLITは完全業務分担を行うのではなく、生産者と企画開発者が共に商品について話し合い、縫製の方法や展開方法を検討するため、その業務範囲は双方グラデーションになっています。その曖昧な範囲においては、貨幣価値や利益率に限らない、貨幣価値を超えた価値の等価交換も同時に存在しているのも事実です。   包括できる範囲を拡大する「研究調査」 責任ある業務時間の中に記載している「研究調査」。私たちは、着てもらうほど、購入されるほど生まれる着用者の声や、病院・研究所と連携したヒアリング/アンケート調査を行っています。これにより、現在販売しているプロダクトでは包括できていない方や、解決できていない課題を解決するため、未だ存在しない選択肢を生み出すことにつなげています。   より多くの選択肢をうむための「コンサルティング」 オールインクルーシブな社会を実現するために、SOLITのプロダクトだけでは届かない人やエリアに向けて協働できる企業やパートナー団体と協働し、より良い社会実現を加速するためにつながっています。  ...

SOLITのプロダクトを作ると、何が起きるの?

あなたの服は、公正? あなたが毎日の暮らしをわくわくしたり、なりたい自分になるため、あなたにとって「良い服」を着るということは、その良い服を作った人たちの仕事が評価され、公正な報酬を受け取るべきだと思います。しかし今、繊維・衣料品業界で働く人々の大半は、まともな住居に住めず、健康的な食事もとれず、十分な医療にもかかることができていません。時には、子どもを学校に通わせることさえままならないのです。 仕事を評価するだけでなく、これら生活賃金は”贅沢”ではなく、基本的人権です。 例えば、ファッションに関心のある人ならもう誰でもご存知でしょう、「ラナ・プラザ倒壊」。あれから多くの声が上がり、企業の多くは改善をしてきたものの、未だバングラデシュでは、平均的なTシャツの価格のわずか3%しか、それを作る人たちに割り当てられていないことがわかっています。多くの生産国において、工場のマージンや人件費は非常に低く、ブランドコストは価格全体の少なくとも4分の3を占めています。(参考 :Fair Wear Foundation) 主要なファッション生産国の労働者は、平均して、まともな生活水準を達成するために必要な賃金のわずか55%しか受け取っていません。(参考:The Industry We Want) つまり、ブランドと小売業者は、ファッションに携わる労働者に生活賃金を支払うために、単にコストの上昇を買い手に転嫁するだけでなく、そもそもの価格に含まれる利益率を再調整する責任とリソースを有しているのだと思います。そして、従来のたくさんつくってたくさん廃棄されてしまうシステムを早急に見直し、携わる全ての人にとって、そして地球環境にとってより良い物を生み出す責任があります。 では、SOLITではプロダクトを開発するにおいて、現状はどこまででき、どこが力不足であるかここにまとめていきたいと思います。これは未だ完璧とはいえず、変革の途中であるからこそ、みなさんに知っておいて欲しいと思います。   SOLITのプロダクトの利益率と価格に含まれているもの 冒頭で紹介したレポートでは、平均してわずか3%しか、それを作る人たちに割り当てられておらず、ブランドコストは少なくとも4分の3を占めているとのことでした。私たちは、心躍らせ「着たい服」を選択する一方で、その背景には基本的人権を享受できていない人がいるということを知り、その選択をより丁寧に行う必要があります。   透明な価格設定と、正当な価格を生産者へ SOLITでは購入される方に自分の購入した服がどのように使われているかを公表し、正当に生産者の方に給料を支払うためにTransparent pricing(透明な価格設定)を実践しています。 35-40%:生産者素材、縫製、検品、管理、輸送、トレーニング、研究・調査 60-65%:企画・開発者企画、カスタマーサポート、PR&マーケティング、コンサルティング、研究・調査、教育 プロダクトの開発困難さや、素材によってこの割合に変動はあれど、記載の幅を下振れることはありません。また、SOLITは完全業務分担を行うのではなく、生産者と企画開発者が共に商品について話し合い、縫製の方法や展開方法を検討するため、その業務範囲は双方グラデーションになっています。その曖昧な範囲においては、貨幣価値や利益率に限らない、貨幣価値を超えた価値の等価交換も同時に存在しているのも事実です。   包括できる範囲を拡大する「研究調査」 責任ある業務時間の中に記載している「研究調査」。私たちは、着てもらうほど、購入されるほど生まれる着用者の声や、病院・研究所と連携したヒアリング/アンケート調査を行っています。これにより、現在販売しているプロダクトでは包括できていない方や、解決できていない課題を解決するため、未だ存在しない選択肢を生み出すことにつなげています。   より多くの選択肢をうむための「コンサルティング」 オールインクルーシブな社会を実現するために、SOLITのプロダクトだけでは届かない人やエリアに向けて協働できる企業やパートナー団体と協働し、より良い社会実現を加速するためにつながっています。  ...

廃棄されるものは伝票のみ!新たな梱包材を導入しました

廃棄されるものは伝票のみ!新たな梱包材を導入しました

シングルユースの梱包材の見直しをしました 私たちSOLITは、自分のために丈や仕様などを自由に選択ができる反面、その選択肢に迷われる方がいます。そのため、不定期に開催する試着会や「おうちでSOLIT」というご自宅や施設でゆっくり試着ができるサービスを行っています。  おうちでSOLITはこちら   そこで、プロダクトを往復郵送する機会が増えたことをきっかけに、シングルユースの梱包材の見直しをしました。 初期は、できる限り再生しやすい素材であることや、必要以上のプリントやテープを使わないように、段ボールの再利用をしていたものの、一度往復しただけで破損が見受けられたり、あまり回数を重ねることはできないことがわかりました。 服づくりスタジオ「桜三丁目」さんと出会い、見つけた送れるバック プロダクトも保護でき、繰り返し使える梱包材があれば、環境負荷をより最小限にできるのでは?と考えたものの、国外では多くの再利用可能な梱包材が生まれてるにも関わらず、日本ではほとんど作られていないことがわかりました。 自分たちで新たに作ることも考えたのですが、またこのために環境負荷やコスト面を捉えた際の新たなものを生み出すことへの違和感もあり、試行錯誤した時に出会ったのがテントを再活用した「送れるバッグ」です。   以前より、私たちSOLITが開発したプロダクトがより長く着続けてもらえるように、多様な人にも地球環境にも配慮されたオールインクルーシブな未来の実現に共感してくださるリペア・リメイクができる方を探していました。その中で、偶然instagramで拝見したのが「桜三丁目」さんです。 今回、廃テントを活用してリメイクされた「送れるバック」を以前作られていると伺い、SOLITの配送においても活用できないか相談させていただいたことからこの出会いは始まりました。 桜三丁目とは 服をつくりたい(着たい)人とつくる人とが入り乱れる服づくりスタジオ。 戦友となるような服をづくりを目指しながら、着つづけるためのリペア、リメイクも含めてものづくりとして取り組んでいます。 テントの廃材を使用した送れるバック この投稿をInstagramで見る 桜三丁目(@sakurasanchoume)がシェアした投稿   桜三丁目さんから: 私たちの仕事は、素材を服(やもの)に変えることなので、元が新しいものであるとか古いものであるとかはあまり気にしてません。元が服だったらリメイクやリペアになるし、生地だったら仕立てになるし、古いものだったらアップサイクルと呼ばれたりもします。笑 テントの送れるバッグは、元々は撥水加工の薄手の生地でつくってもらう予定でした。その生地選びがコストや機能面で難航していたタイミングで、たまたまテントの廃材が手に入り、色のかわいさもあるし、撥水や軽さ、丈夫さなどの機能面も合うとおもったので、テントの生地でつくりました。 環境にbetterな選択であるポイント そもそもSOLITの梱包方法ではビニールを使用せずテープも最小限の使用にとどめているものの、それでもこれまでは 2往復で1度段ボールを廃棄 2回目の使用時は段ボールが弱くなっているためにテープの利用が少し増えてしまう という状態でした。この新たな梱包材を導入することで、廃棄されるものは「伝票のみ」になっています。また、この梱包材は「入れる荷物の量に合わせて形が変わる」という優れもののため、無駄な空気は一切運ばないことにもつながります。 SOLITの思い 今回導入のためのリサーチをしてみて、「繰り返し使える梱包材」が国内ではほとんど生まれていないことが分かりました。通販で段ボールを使用する機会が増えて梱包材は使ったら捨てるのがスタンダートになっていますが、送り返したり循環していくようなものがもっと増えたらもっともっと環境にやさしいのではないかとおもいます。 まずはSOLITの取り組みとして取り入れられたことがうれしいですし、桜三丁目さんの温かいプロダクトを使わせていただけることもうれしいです!...

廃棄されるものは伝票のみ!新たな梱包材を導入しました

シングルユースの梱包材の見直しをしました 私たちSOLITは、自分のために丈や仕様などを自由に選択ができる反面、その選択肢に迷われる方がいます。そのため、不定期に開催する試着会や「おうちでSOLIT」というご自宅や施設でゆっくり試着ができるサービスを行っています。  おうちでSOLITはこちら   そこで、プロダクトを往復郵送する機会が増えたことをきっかけに、シングルユースの梱包材の見直しをしました。 初期は、できる限り再生しやすい素材であることや、必要以上のプリントやテープを使わないように、段ボールの再利用をしていたものの、一度往復しただけで破損が見受けられたり、あまり回数を重ねることはできないことがわかりました。 服づくりスタジオ「桜三丁目」さんと出会い、見つけた送れるバック プロダクトも保護でき、繰り返し使える梱包材があれば、環境負荷をより最小限にできるのでは?と考えたものの、国外では多くの再利用可能な梱包材が生まれてるにも関わらず、日本ではほとんど作られていないことがわかりました。 自分たちで新たに作ることも考えたのですが、またこのために環境負荷やコスト面を捉えた際の新たなものを生み出すことへの違和感もあり、試行錯誤した時に出会ったのがテントを再活用した「送れるバッグ」です。   以前より、私たちSOLITが開発したプロダクトがより長く着続けてもらえるように、多様な人にも地球環境にも配慮されたオールインクルーシブな未来の実現に共感してくださるリペア・リメイクができる方を探していました。その中で、偶然instagramで拝見したのが「桜三丁目」さんです。 今回、廃テントを活用してリメイクされた「送れるバック」を以前作られていると伺い、SOLITの配送においても活用できないか相談させていただいたことからこの出会いは始まりました。 桜三丁目とは 服をつくりたい(着たい)人とつくる人とが入り乱れる服づくりスタジオ。 戦友となるような服をづくりを目指しながら、着つづけるためのリペア、リメイクも含めてものづくりとして取り組んでいます。 テントの廃材を使用した送れるバック この投稿をInstagramで見る 桜三丁目(@sakurasanchoume)がシェアした投稿   桜三丁目さんから: 私たちの仕事は、素材を服(やもの)に変えることなので、元が新しいものであるとか古いものであるとかはあまり気にしてません。元が服だったらリメイクやリペアになるし、生地だったら仕立てになるし、古いものだったらアップサイクルと呼ばれたりもします。笑 テントの送れるバッグは、元々は撥水加工の薄手の生地でつくってもらう予定でした。その生地選びがコストや機能面で難航していたタイミングで、たまたまテントの廃材が手に入り、色のかわいさもあるし、撥水や軽さ、丈夫さなどの機能面も合うとおもったので、テントの生地でつくりました。 環境にbetterな選択であるポイント そもそもSOLITの梱包方法ではビニールを使用せずテープも最小限の使用にとどめているものの、それでもこれまでは 2往復で1度段ボールを廃棄 2回目の使用時は段ボールが弱くなっているためにテープの利用が少し増えてしまう という状態でした。この新たな梱包材を導入することで、廃棄されるものは「伝票のみ」になっています。また、この梱包材は「入れる荷物の量に合わせて形が変わる」という優れもののため、無駄な空気は一切運ばないことにもつながります。 SOLITの思い 今回導入のためのリサーチをしてみて、「繰り返し使える梱包材」が国内ではほとんど生まれていないことが分かりました。通販で段ボールを使用する機会が増えて梱包材は使ったら捨てるのがスタンダートになっていますが、送り返したり循環していくようなものがもっと増えたらもっともっと環境にやさしいのではないかとおもいます。 まずはSOLITの取り組みとして取り入れられたことがうれしいですし、桜三丁目さんの温かいプロダクトを使わせていただけることもうれしいです!...

全社の意思決定としてD&I推進を決めたコクヨ、SOLITもともに

全社の意思決定としてD&I推進を決めたコクヨ、SOLITもともに

世界3大デザインアワードと称される「iF DESIGN AWARD」でも、世界中の審査員から評価されたSOLITのインクルーシブデザイン。 これまでのファッションブランド「SOLIT!」の開発で培ったダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)とサステナビリティの知識、人間を中心としたプロダクト開発の調査研究、そしてニーズ・イシュードリブンデザインによって、私たちは現在企業の新規事業開発や方針策定の伴走支援も行っています。   全社の意思決定としてD&I推進を決めたコクヨ 今回、2024年までのコミットメントとして、インクルーシブデザインが考慮された新商品の品番構成比率20%以上にすると掲げる「コクヨ株式会社」と協働することになりました。 コクヨのマテリアリティ コクヨは長期ビジョンに対して、「新しい働き方の提案」「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」「気候危機への対応」「循環型社会への貢献」「自然共生社会への貢献」の5つを重点課題としています。そしてなによりコクヨの強みは「共感共創」。これまでも共感によりサービスが生まれ、新しい価値を創造してきたことを携え、D&Iだけでなく、D&I&I(Innovation)を掲げ、タスクフォースが立ち上がりました。 私たちSOLITはそのタスクフォースのみなさんとともに、毎週顔を合わせて打ち合わせをし、組織体制・意思決定プロセス・企画開発フローをはじめとして、ただアウトプット1点の改善やリリースを目指すのではなく、会社としての「体質を変える」ことからご一緒しています。(そしてここまでの意思決定をされていること自体がとても素敵だなとおもっています!)   みんなで、見えない世界とつながる D&Iを学び実践するにあたり、机上の空論とならず、実際に「体験をする」ということは大きく学びや言語化されていない「感覚」を掴むにはとてもいい機会になります。また、ともに事業/プロジェクト運営を行う仲間とともに視察をすることにより、目線合わせや共通言語をもつこと、そして事業推進・意思決定の効率化・チームビルディングに繋がります。  そこで今回私たちは、コクヨのD&Iタスクフォースチームのみなさんを一堂に集結していただき、 チームの多様性を気づき、相互理解を促すワークショップ 5名の見えない世界でそれぞれ好きな分野で活躍されているゲストとの対話 見えない世界の体験 という大きく分けて3つの時間をともにしました。   最後には皆さん同士が「友達」になっていたことがとても嬉しくて、「ターゲット」のための開発ではなく、好きな「友達」のためにものをつくるという姿勢への変化が生まれたのは私たちも驚きでした。   複雑なものを、複雑なまま捉える 5名の見えない世界でそれぞれ好きな分野で活躍されている方をお呼びし、それぞれから今どんな活動をされているのかを教えてもらった後、コクヨが「働く」「学ぶ」「暮らす」ということを主軸においている企業だからこそ、これまでの組織や働く場所として 「こうだったらよかったな」「ここはよかったな」と思うことはなにかという主題で対話が繰り広げられました。   見えない人、見える人、聴こえない人、聴こえる人、歩ける人、歩けない人、 歌が好きな人、人前で話すのが苦手な人、ジョークが好きな人、アイデアを出すのが苦手な人 文具にこだわりがある人、文具を懐かしいと感じる人...   今回は「ゲスト」としてお呼びした5人と、コクヨのタスクフォースのみなさんがともに時間を過ごす中で、それぞれ全く異なる存在であり「全くの一緒」ということはないのだということが徐々に感覚としてわかり始めた時、徐々にその関係性が「仲間」に変わり、「友達」に変わっていくことが外から見ていて伝わってきました。...

全社の意思決定としてD&I推進を決めたコクヨ、SOLITもともに

世界3大デザインアワードと称される「iF DESIGN AWARD」でも、世界中の審査員から評価されたSOLITのインクルーシブデザイン。 これまでのファッションブランド「SOLIT!」の開発で培ったダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)とサステナビリティの知識、人間を中心としたプロダクト開発の調査研究、そしてニーズ・イシュードリブンデザインによって、私たちは現在企業の新規事業開発や方針策定の伴走支援も行っています。   全社の意思決定としてD&I推進を決めたコクヨ 今回、2024年までのコミットメントとして、インクルーシブデザインが考慮された新商品の品番構成比率20%以上にすると掲げる「コクヨ株式会社」と協働することになりました。 コクヨのマテリアリティ コクヨは長期ビジョンに対して、「新しい働き方の提案」「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」「気候危機への対応」「循環型社会への貢献」「自然共生社会への貢献」の5つを重点課題としています。そしてなによりコクヨの強みは「共感共創」。これまでも共感によりサービスが生まれ、新しい価値を創造してきたことを携え、D&Iだけでなく、D&I&I(Innovation)を掲げ、タスクフォースが立ち上がりました。 私たちSOLITはそのタスクフォースのみなさんとともに、毎週顔を合わせて打ち合わせをし、組織体制・意思決定プロセス・企画開発フローをはじめとして、ただアウトプット1点の改善やリリースを目指すのではなく、会社としての「体質を変える」ことからご一緒しています。(そしてここまでの意思決定をされていること自体がとても素敵だなとおもっています!)   みんなで、見えない世界とつながる D&Iを学び実践するにあたり、机上の空論とならず、実際に「体験をする」ということは大きく学びや言語化されていない「感覚」を掴むにはとてもいい機会になります。また、ともに事業/プロジェクト運営を行う仲間とともに視察をすることにより、目線合わせや共通言語をもつこと、そして事業推進・意思決定の効率化・チームビルディングに繋がります。  そこで今回私たちは、コクヨのD&Iタスクフォースチームのみなさんを一堂に集結していただき、 チームの多様性を気づき、相互理解を促すワークショップ 5名の見えない世界でそれぞれ好きな分野で活躍されているゲストとの対話 見えない世界の体験 という大きく分けて3つの時間をともにしました。   最後には皆さん同士が「友達」になっていたことがとても嬉しくて、「ターゲット」のための開発ではなく、好きな「友達」のためにものをつくるという姿勢への変化が生まれたのは私たちも驚きでした。   複雑なものを、複雑なまま捉える 5名の見えない世界でそれぞれ好きな分野で活躍されている方をお呼びし、それぞれから今どんな活動をされているのかを教えてもらった後、コクヨが「働く」「学ぶ」「暮らす」ということを主軸においている企業だからこそ、これまでの組織や働く場所として 「こうだったらよかったな」「ここはよかったな」と思うことはなにかという主題で対話が繰り広げられました。   見えない人、見える人、聴こえない人、聴こえる人、歩ける人、歩けない人、 歌が好きな人、人前で話すのが苦手な人、ジョークが好きな人、アイデアを出すのが苦手な人 文具にこだわりがある人、文具を懐かしいと感じる人...   今回は「ゲスト」としてお呼びした5人と、コクヨのタスクフォースのみなさんがともに時間を過ごす中で、それぞれ全く異なる存在であり「全くの一緒」ということはないのだということが徐々に感覚としてわかり始めた時、徐々にその関係性が「仲間」に変わり、「友達」に変わっていくことが外から見ていて伝わってきました。...