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私たちSOLITは、パナソニックのFUTURE LIFE FACTORYとともに、私たちの目指す社会におけるトレーサビリティ(透明性)*とはなにかを捉え直しました。
* いま、世の中では生産地や生産方法、環境負荷を測る定量的なデータなどを企業が社会的責任として、情報公開していく「トレーサビリティ」の重要性が叫ばれています。
普段は「生産国がここだから」といったような無意識下の偏見によって、購入を躊躇ったりしていたものが、そのプロダクトの背景にいる様々な人間性に触れることで、バイアスから解放されたり、異なる視点をお届けできたらと考えています。
そして今回、SOLITのプロダクトの企画・生産からリサイクルに至るまで、全てのサプライチェーンに携わる方々1人1人と対話をし、その情報をブロックチェーンを活用して公開をすることにしました。
3日間のエキシビジョンは多様な方が集まる場に
2023年3月3,4,5日、東京・下北沢。光が差し込む大きなガラス窓のある展示会場にて、エキシビジョンを開催しました。(このJOURNAL公開時は3日目がはじまったところです!)
金曜日から始まったエキシビジョンは、朝から晩まで多くの方にお越しいただきました。
以前からSOLITの活動に関心を寄せてくださった方が、より話を聞きたいと立ち寄ってくださったり、今回のプロジェクトで活用しているweb3やブロックチェーンに関心のある方などさまざま。
パナソニックの皆さん、そしてマッキャン・Final Aim・PARAGON DIGITAL DESIGNのみなさんも、ここまでそれぞれの役割の中で携わっていたところから、会場でついに全員が集合することができました。
なぜこの協働が始まったのか
このコラボレーションは、まさにそれぞれが目指す先が同じく、それでいて強みの異なる企業がつながったことによる化学反応だと言えます。
もともと私たちSOLITは、生産に携わる全員と繋がり、日々やり取りをしているものの、その情報公開をするには調査・評価・公開といった一連の準備に多大なる時間とお金が必要であったことから、その事業規模・事業体上、悔しながら取り組むことができずにいました。
一方、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYは、ちょっと先の未来を予測し実現させるチームとして、その発想や技術・デザイン後からをもとに無意識化の偏見のない購買行動を実現しようと、生産背景を辿ることのできる製品を開発している協働先を探していました。
それぞれの強みと目指す先がパズルのピースのように繋がり、このコラボレーションはスタートしています。
限定商品は100枚。商品購入者も生産者と繋がる
今回、生産に携わる人のイラストとイニシャルにあわせ、それぞれがどんな歌が好きなのか、休日は何をしているのかなど情報を公開しています。
さらに、今回生産した限定100枚の「SOLIT OXFORD SHIRTS - RMPProject model -」を2023年末までに購入した人は、生産者と同じように質問に答えると、この同じweb上に書き込まれていくようにしました。
どんな人が、どんな人のどんなところに共感をしたのか、可視化できるようになりました。それは、これまで作って納品した先で誰が着ているのか、どんな気持ちで着ているのかわからなかった一直線の繋がりが複数の意図でつなぎ合わさる、「服」を通しての出会いが生まれるものになったのだと思います。
ぜひ、どんな人が関わっているのか、こちらからご覧ください。
https://flf-rmpproject.com/