• べてるの家で感じたこと / INTERVIEW

    べてるの家で感じたこと / INTERVIEW

    こんにちは。SOLIT!プロダクトデザイナーのメリナです。 2024年10月15日(火)、私は美咲さんと一緒に北海道浦河町の「べてるの家」を訪れました。この施設は、統合失調症などの精神障害を持つ方々が共同生活を通じて日々の困難と向き合い、自らの問題を乗り越えていく場です。「共に生きる」ことを理念に掲げたこの場所では、「弱さを絆に変える」という考え方が根底にあります。 べてるの家の特徴的な理念の一つは、「弱さを絆に変える」という考え方です。一般的に、社会では弱さや障害がマイナスの要素として捉えられることが多いですが、ここではそれを認め、受け入れることで、互いに助け合いながら成長していくという姿勢が強調されています。利用者同士が自分の弱さを共有し、支え合う姿勢は、訪れた者に大きな影響を与えています。 また、べてるの家では「当事者研究」と呼ばれる独自のアプローチを実践しています。これは、利用者自身が自分の病気や症状と向き合い、自身に起きる衝動や症状の対処法を探求することを目指した研究活動です。自分の抱える困難をただ受け身で耐えるのではなく、積極的に分析し、理解を深めることで、生活の質を向上させようという考え方です。施設内では、利用者が自分の症状に名前をつけ、自分のプロフェッショナルとして他の利用者やスタッフと共にその意味を考え、対処法を見つけていくプロセスが行われています。 べてるの家は、自分が自分の専門家になり研究を行うというユニークなアプローチと深い人間関係を築く場所として、これまで多くの人々に影響を与えてきました。私も影響されたうちの1人です。ここは、自分の持っていた偏見や先入観に気づくきっかけと自分自身の内面と向き合うことの大切さを教えてくれました。 べてるの家について詳しくは、べてるの家とはおよびべてるの家の理念をご覧ください。 “普通”を求める私 施設に到着した瞬間、私はまず「利用者の方々とちゃんと話せるだろうか?」という不安を覚えました。さらに、スタッフはどこにいるのか、どのように支援をしているのかなどが気になり、自分が安心するために「普通」を無意識に求めていることに気づきました。 これまで統合失調症の方々と接する機会がなかった私は、ただ「知らない」だけで、漠然とした恐れや偏見を抱いていたのです。しかし、施設のプログラムに参加し、利用者の方々と話すうちに、私の中にあった“普通”へのこだわりが少しずつ薄れていきました。彼らは決して「変わった人」や「特別」な人ではなく、私たちと同じように葛藤を抱えながら日々を生きる一人の人間であるという、当たり前の事実に気づかされたのです。 その瞬間、私自身が社会の固定観念や先入観にとらわれ、「普通」という枠組みで人を見ていたことを痛感しました。この気づきは、その後のプログラムをさらに意義深いものにしてくれました。 応援ミーティングとダイスケさんとの出会い 「応援mt(応援ミーティング)」というプログラムに参加したとき、私は特に大きな変化を感じました。利用者の方が自身の課題を発表し、皆で意見を交換しながら支え合うこの場で、私はダイスケさんという方に出会いました。今回の応援ミーティングの主役です。 ダイスケさんは私たちがべてるの家に到着して数時間後に現れ、腰にシルバーチェーンをつけ、緩めのジーパンにラグビーシャツという出で立ちで、輪の外に少し距離を置いて大股を広げて座っていました。その姿を見て、私は「話しづらいかもしれない」という偏った印象を抱いてしまいました。しかし、応援ミーティングが進むにつれて、私のその印象は大きく変わりました。 ダイスケさんは、自分の症状を「よろいで身を守り型、ジャケットと音楽の依存症」と名付け、自己紹介をしました。彼は世の中に怯えていて、ジャケットを着ることで鎧のように自分を守り、恐怖を和らげていると語りました。さらに、自分の気持ちを表現するのが苦手で、応援される価値がないと感じているとも話していました。その言葉を聞いて、私は第一印象に引っ張られて、相手のことをよく知らないまま判断していたことに気づかされました。 出会いは自分を映し出す鏡 ダイスケさんの話を聞きながら、私は自分自身と向き合うことになりました。彼が自分を守る方法としてジャケットや音楽に依存している姿は、ある種の防衛機制として理解できました。 なぜなら、私も自分の気持ちを隠して他人に合わせてしまうことが多く、ファッションやメイクで自分を保っている部分があると感じたからです。私の場合、幼少期にファッションやメイクが心の支えになった経験があり、それを通じて同じように悩みを抱えている人たちの力になりたいと思い、ファッション業界を目指しました。今は仕事として消化しているものの、根本には自分を守るためにファッションを愛しているという部分があります。ダイスケさんと私には、似ている部分が多いのだと気づきました。 他人に過剰に適応してしまう自分、居心地の悪い場所や苦手な空気に触れると心を閉ざしてしまう自分。そんな自分を振り返りながら、改めてダイスケさんが周りの人々の協力のもと、内省する姿勢に感銘を受けました。彼のように自分の内面を深く見つめ、苦しい感情と真正面に向き合うことが、どれほどの勇気を必要とするか。そして、それができていることがどれほど素晴らしいことかを感じました。 「普通」と呼ばれる人の中にどれだけの人が内省できているのでしょうか。自分の弱いところを見つめることは辛いし、忙しいという一言に逃げてしまいたくなります。ダイスケさんをはじめ、自分の専門家として毎日努力しているみなさんの姿勢に感化され、時間をかけてでも自分についてもっと深く知りたいという意志を持つことができたことは私にとって特別な体験になりました。   誰もが自分の専門家 印象的だった言葉があります。応援ミーティングの場で、ダイスケさんが「疲れて休みたいけれど、ここで休んだらもう戻れなくなる気がする。ダメになってしまうんじゃないか」と心情を語りました。すると、べてるの家が誕生したきっかけを担ったキヨシさんがこう返しました。「その気持ちはわかるけど、俺たちの病気は脳を休ませることが仕事なんだよ。ずっと考えちゃうから、休ませることが重要なんだ」と。何十年も自分の病気と向き合ってきたからこその言葉だと感じ、私はハッとさせられました。自分の問題に対して対処法をこんなにも的確に発言できる姿に、深く感銘を受けたのです。 また、ダイスケさんが仲間に頼りきれない状況を見たキヨシさんが、さらに「温かいものがここにはあるんだ。すでにあるから、次はダイスケがそれを自分の中に取り入れないといけないな」と語った言葉も、非常に心に残りました。これらの言葉の一つ一つが、長年にわたって自分と向き合ってきた彼らだからこそ発せられる重みを持っていて、私は誰もが学ぶべきことがここにはたくさんあると感じました。 こうした会話を通じて、私は自分自身の問題の原因を探り、何が引き金となっているのかを見つけ、日々それにどう対処していくかを考えることが大切だと感じました。これは誰にでも当てはまることで、私たち一人ひとりが自分の答えを見つけていく必要があります。その過程では、家族や仲間の助け、時には歴史上の人物や書物、動物や自然からのヒントを得ながら、自分なりの方法を見つけていく必要があると思います。   偏見の背景と報道の影響 私が持っていた偏見の根底には、メディアや報道の影響が大きかったと思います。統合失調症の人が事件を起こしたというニュースを見るたびに、電車の中や街中で「奇妙な行動」をしている人を目にすると、無意識に「危険な存在」として恐れてしまっていました。しかし、べてるの家で過ごす中で、彼らが自分の病気に真剣に向き合い、衝動や癇癪の原因を丁寧に分析し、対策を考えている姿を見て、私の中の偏見が少しずつ薄れていくのを感じました。 東京のようなストレス社会では、さまざまな場面で衝動を引き起こす要因が多く存在していると感じます。その一方で、そうした衝動に対応するための適切なサポート体制が十分に整っていないために、事件が発生してしまうこともあるのではないかと考えました。だからこそ、こうした支援を行う施設や病院が重要であり、ニュースなどで一括りにして報道されることで偏見が広がる現状を、見直す必要があると強く感じています。 メディアによって統合失調症に関連する事件が大々的に報道され、その結果、「危険な存在」として恐れる気持ちが生まれたことに、今改めて気づきました。しかし、実際には統合失調症を抱える人々の中には、自分の病気と真摯に向き合い、自分の行動を分析し、衝動を制御するために懸命に努力しています。彼らが内省を深め、何が引き金となって感情的な爆発を起こすのかを理解しようとする姿勢は、強い自制心と自己認識の証です。それにもかかわらず、病名だけが独り歩きしてしまい、個々の事情や努力が見えなくなることで偏見が生まれる。この現象は統合失調症に限らず、あらゆる人間関係にも通じる問題だと感じました。  ...

    べてるの家で感じたこと / INTERVIEW

    こんにちは。SOLIT!プロダクトデザイナーのメリナです。 2024年10月15日(火)、私は美咲さんと一緒に北海道浦河町の「べてるの家」を訪れました。この施設は、統合失調症などの精神障害を持つ方々が共同生活を通じて日々の困難と向き合い、自らの問題を乗り越えていく場です。「共に生きる」ことを理念に掲げたこの場所では、「弱さを絆に変える」という考え方が根底にあります。 べてるの家の特徴的な理念の一つは、「弱さを絆に変える」という考え方です。一般的に、社会では弱さや障害がマイナスの要素として捉えられることが多いですが、ここではそれを認め、受け入れることで、互いに助け合いながら成長していくという姿勢が強調されています。利用者同士が自分の弱さを共有し、支え合う姿勢は、訪れた者に大きな影響を与えています。 また、べてるの家では「当事者研究」と呼ばれる独自のアプローチを実践しています。これは、利用者自身が自分の病気や症状と向き合い、自身に起きる衝動や症状の対処法を探求することを目指した研究活動です。自分の抱える困難をただ受け身で耐えるのではなく、積極的に分析し、理解を深めることで、生活の質を向上させようという考え方です。施設内では、利用者が自分の症状に名前をつけ、自分のプロフェッショナルとして他の利用者やスタッフと共にその意味を考え、対処法を見つけていくプロセスが行われています。 べてるの家は、自分が自分の専門家になり研究を行うというユニークなアプローチと深い人間関係を築く場所として、これまで多くの人々に影響を与えてきました。私も影響されたうちの1人です。ここは、自分の持っていた偏見や先入観に気づくきっかけと自分自身の内面と向き合うことの大切さを教えてくれました。 べてるの家について詳しくは、べてるの家とはおよびべてるの家の理念をご覧ください。 “普通”を求める私 施設に到着した瞬間、私はまず「利用者の方々とちゃんと話せるだろうか?」という不安を覚えました。さらに、スタッフはどこにいるのか、どのように支援をしているのかなどが気になり、自分が安心するために「普通」を無意識に求めていることに気づきました。 これまで統合失調症の方々と接する機会がなかった私は、ただ「知らない」だけで、漠然とした恐れや偏見を抱いていたのです。しかし、施設のプログラムに参加し、利用者の方々と話すうちに、私の中にあった“普通”へのこだわりが少しずつ薄れていきました。彼らは決して「変わった人」や「特別」な人ではなく、私たちと同じように葛藤を抱えながら日々を生きる一人の人間であるという、当たり前の事実に気づかされたのです。 その瞬間、私自身が社会の固定観念や先入観にとらわれ、「普通」という枠組みで人を見ていたことを痛感しました。この気づきは、その後のプログラムをさらに意義深いものにしてくれました。 応援ミーティングとダイスケさんとの出会い 「応援mt(応援ミーティング)」というプログラムに参加したとき、私は特に大きな変化を感じました。利用者の方が自身の課題を発表し、皆で意見を交換しながら支え合うこの場で、私はダイスケさんという方に出会いました。今回の応援ミーティングの主役です。 ダイスケさんは私たちがべてるの家に到着して数時間後に現れ、腰にシルバーチェーンをつけ、緩めのジーパンにラグビーシャツという出で立ちで、輪の外に少し距離を置いて大股を広げて座っていました。その姿を見て、私は「話しづらいかもしれない」という偏った印象を抱いてしまいました。しかし、応援ミーティングが進むにつれて、私のその印象は大きく変わりました。 ダイスケさんは、自分の症状を「よろいで身を守り型、ジャケットと音楽の依存症」と名付け、自己紹介をしました。彼は世の中に怯えていて、ジャケットを着ることで鎧のように自分を守り、恐怖を和らげていると語りました。さらに、自分の気持ちを表現するのが苦手で、応援される価値がないと感じているとも話していました。その言葉を聞いて、私は第一印象に引っ張られて、相手のことをよく知らないまま判断していたことに気づかされました。 出会いは自分を映し出す鏡 ダイスケさんの話を聞きながら、私は自分自身と向き合うことになりました。彼が自分を守る方法としてジャケットや音楽に依存している姿は、ある種の防衛機制として理解できました。 なぜなら、私も自分の気持ちを隠して他人に合わせてしまうことが多く、ファッションやメイクで自分を保っている部分があると感じたからです。私の場合、幼少期にファッションやメイクが心の支えになった経験があり、それを通じて同じように悩みを抱えている人たちの力になりたいと思い、ファッション業界を目指しました。今は仕事として消化しているものの、根本には自分を守るためにファッションを愛しているという部分があります。ダイスケさんと私には、似ている部分が多いのだと気づきました。 他人に過剰に適応してしまう自分、居心地の悪い場所や苦手な空気に触れると心を閉ざしてしまう自分。そんな自分を振り返りながら、改めてダイスケさんが周りの人々の協力のもと、内省する姿勢に感銘を受けました。彼のように自分の内面を深く見つめ、苦しい感情と真正面に向き合うことが、どれほどの勇気を必要とするか。そして、それができていることがどれほど素晴らしいことかを感じました。 「普通」と呼ばれる人の中にどれだけの人が内省できているのでしょうか。自分の弱いところを見つめることは辛いし、忙しいという一言に逃げてしまいたくなります。ダイスケさんをはじめ、自分の専門家として毎日努力しているみなさんの姿勢に感化され、時間をかけてでも自分についてもっと深く知りたいという意志を持つことができたことは私にとって特別な体験になりました。   誰もが自分の専門家 印象的だった言葉があります。応援ミーティングの場で、ダイスケさんが「疲れて休みたいけれど、ここで休んだらもう戻れなくなる気がする。ダメになってしまうんじゃないか」と心情を語りました。すると、べてるの家が誕生したきっかけを担ったキヨシさんがこう返しました。「その気持ちはわかるけど、俺たちの病気は脳を休ませることが仕事なんだよ。ずっと考えちゃうから、休ませることが重要なんだ」と。何十年も自分の病気と向き合ってきたからこその言葉だと感じ、私はハッとさせられました。自分の問題に対して対処法をこんなにも的確に発言できる姿に、深く感銘を受けたのです。 また、ダイスケさんが仲間に頼りきれない状況を見たキヨシさんが、さらに「温かいものがここにはあるんだ。すでにあるから、次はダイスケがそれを自分の中に取り入れないといけないな」と語った言葉も、非常に心に残りました。これらの言葉の一つ一つが、長年にわたって自分と向き合ってきた彼らだからこそ発せられる重みを持っていて、私は誰もが学ぶべきことがここにはたくさんあると感じました。 こうした会話を通じて、私は自分自身の問題の原因を探り、何が引き金となっているのかを見つけ、日々それにどう対処していくかを考えることが大切だと感じました。これは誰にでも当てはまることで、私たち一人ひとりが自分の答えを見つけていく必要があります。その過程では、家族や仲間の助け、時には歴史上の人物や書物、動物や自然からのヒントを得ながら、自分なりの方法を見つけていく必要があると思います。   偏見の背景と報道の影響 私が持っていた偏見の根底には、メディアや報道の影響が大きかったと思います。統合失調症の人が事件を起こしたというニュースを見るたびに、電車の中や街中で「奇妙な行動」をしている人を目にすると、無意識に「危険な存在」として恐れてしまっていました。しかし、べてるの家で過ごす中で、彼らが自分の病気に真剣に向き合い、衝動や癇癪の原因を丁寧に分析し、対策を考えている姿を見て、私の中の偏見が少しずつ薄れていくのを感じました。 東京のようなストレス社会では、さまざまな場面で衝動を引き起こす要因が多く存在していると感じます。その一方で、そうした衝動に対応するための適切なサポート体制が十分に整っていないために、事件が発生してしまうこともあるのではないかと考えました。だからこそ、こうした支援を行う施設や病院が重要であり、ニュースなどで一括りにして報道されることで偏見が広がる現状を、見直す必要があると強く感じています。 メディアによって統合失調症に関連する事件が大々的に報道され、その結果、「危険な存在」として恐れる気持ちが生まれたことに、今改めて気づきました。しかし、実際には統合失調症を抱える人々の中には、自分の病気と真摯に向き合い、自分の行動を分析し、衝動を制御するために懸命に努力しています。彼らが内省を深め、何が引き金となって感情的な爆発を起こすのかを理解しようとする姿勢は、強い自制心と自己認識の証です。それにもかかわらず、病名だけが独り歩きしてしまい、個々の事情や努力が見えなくなることで偏見が生まれる。この現象は統合失調症に限らず、あらゆる人間関係にも通じる問題だと感じました。  ...

  • SOLITをケーススタディとする新著が公開、さらにSOLIT題材の大学授業がロンドンで開始

    New Book Featuring SOLIT as a Case Study Releas...

    Olga Mitterfellner, a dedicated fan of SOLIT and a professor of Fashion Business Management/Fashion Marketing at the University of Westminster in London,has released her new book, Fashion Marketing and Communications:...

    New Book Featuring SOLIT as a Case Study Releas...

    Olga Mitterfellner, a dedicated fan of SOLIT and a professor of Fashion Business Management/Fashion Marketing at the University of Westminster in London,has released her new book, Fashion Marketing and Communications:...

  • コクヨKハート・東京統括部のインクルーシブユニフォームをデザインさせていただきました

    Designing Inclusive Uniforms for Kokuyo K Heart...

    We at SOLIT had the privilege of designing inclusive uniforms for Kokuyo K Heart’s Tokyo Division. For over two years, SOLIT has collaborated with Kokuyo Co., Ltd., exploring the definitions...

    Designing Inclusive Uniforms for Kokuyo K Heart...

    We at SOLIT had the privilege of designing inclusive uniforms for Kokuyo K Heart’s Tokyo Division. For over two years, SOLIT has collaborated with Kokuyo Co., Ltd., exploring the definitions...

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  • All Inclusive Society / 多様性の先の世界

    This video is a documentary movie of our journey throughout "Vancouver Fashion Week" held in April 2024, and we, SOLIT were invited to participate. We aimed to tackle the challenges of diversity in fashion, from concept to execution, collaborating with a diverse group of people from the planning stages through radical participatory design, and inclusive design.

    このビデオは、私たちSOLITが2024年4月に開催された「バンクーバーファッションウィーク」に招待された際のドキュメンタリー映像です。ファッションショーに挑む私たちは、企画段階から多様な人々と協力し、多様なファッションにおける課題をプロダクトとショーの設計全体で解決することを目指しました。これはいわば参加型デザインやインクルーシブデザインの実践でもあり、一種の未来に向けたデモ活動でもあります。

  • SOLIT! A Bright light of hope / SOLIT!明日に差す光

    Two years after its founding, SOLIT is on the world stage, winning GOLD, the top award at the iF DESIGN AWARD 2022, one of the world's top three design awards.

    iF DESIGN CEO Uwe talks to SOLIT founder Misaki Tanaka as she heads to the awards ceremony in Berlin, Germany, and about the appeal of SOLIT, which was selected from amongst designs from around the world.

    創業から2年で世界の舞台に立ったSOLIT。

    世界3大デザインアワード「iF DESIGN AWARD 2022」にて、最優秀賞であるGOLDを受賞。全世界からのエントリーで、受賞確率1%未満とされる狭き門に2年で到達してしまう。

    ドイツ・ベルリンでの授賞式に向かうSOLIT創業者の田中美咲のその姿と、世界中のデザインの中から選ばれたSOLITの魅力についてiF DESIGNのCEO Uweが語る。

  • 受賞したロゴ一覧