JOURNAL

より多くの人の「この服が着たい」に応えるため、新サイズ「SOLIT -1」「SOLIT -2」が登場

より多くの人の「この服が着たい」に応えるため、新サイズ「SOLIT -1」「SOLIT -2」が登場

こんにちは!SOLITでインターンをしているあおいです。私にはSOLITで学んだ、好きな言葉があります。 それは、 服が人を選ぶのではなく、人が服を選ぶ です。 服を基準として自分の体や表現したいことを制限してファッションを楽しむのではなく、自分を基準として自分にあったファッションを楽しむ。SOLITはそんな価値観の実現のために活動してきました。 そこで今回、より多くの方に自分が着たい服を楽しんでいただけるように、プロダクトの新サイズ「SOLIT-1」「SOLIT-2」を作りました。 これまでのSOLITのサイズ表記と展開のこだわり SOLITは、多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない社会の実現に向けて活動しています。そんな社会を実現する手段として障害・セクシュアリティ、体型に関係なく、それぞれの好みに合わせてカスタマイズした衣服をお届けするサービスを展開してきました。 これまでのサイズ展開は、セクシュアリティを固定するような「WOMENS」「MENS」のような表記や、何かを基準として設定される「S/M/L」といった表記をしない、SOLIT独自のサイズ表記である、「SOLIT 0」から「SOLIT 11」の12通りでした。 しかし、これまでも多くの方に楽しんでいただいているものの、まだ包括できていない存在がいることにも私たちは気が付いていました。誰もどれも取り残さない、そんな社会に近づくために少しでも多くの選択肢を提案したい。そんな想いから、新サイズの追加を決定しました。   子どもや低身長、小人症の方の選択肢を増やすために 追加された新サイズは、今まで最も小さいサイズであった「SOLIT 0」から1周り・2周りサイズの異なる、「SOLIT -1」と「SOLIT -2」です。これにより、身長でいうと100cm~140cmの方も包括できるようになりました。 SOLITのプロダクトは子どもに限った"子ども服"や、大人に限定した服ではありません。子供も大人も、セクシュアリティも関係なく誰でも自由に着て欲しい。もちろん子どもも、低身長症・小人症の方や小さめサイズをコーディネートしたい方にも楽しんでいただけるものにしました。また、ラフに着ることができるので、お子様の成長を記念する大切な日の服として着用することや、親子でお揃いコーデも可能に。 SOLITが不定期で行っている試着会では、新サイズの実際のプロダクトに触れたり、サイズ感を試したりすることができます。 2023年4月1日から4月30日までの1か月間開催している、POP-UP SHOP「This is SOLIT!」では、親子で遊びに来てくださった方々にすでに好評をいただいております。ぜひPOP-UP SHOPにも遊びに来てください! POP-UP SHOP「This is SOLIT!」の詳細はこちら また、試着会になかなかタイミングが合わないという方や家でゆったり試着したい方にはおうちでSOLITというサービスもご用意しているので、ぜひ試してみてください!...

より多くの人の「この服が着たい」に応えるため、新サイズ「SOLIT -1」「SOLIT -2」が登場

こんにちは!SOLITでインターンをしているあおいです。私にはSOLITで学んだ、好きな言葉があります。 それは、 服が人を選ぶのではなく、人が服を選ぶ です。 服を基準として自分の体や表現したいことを制限してファッションを楽しむのではなく、自分を基準として自分にあったファッションを楽しむ。SOLITはそんな価値観の実現のために活動してきました。 そこで今回、より多くの方に自分が着たい服を楽しんでいただけるように、プロダクトの新サイズ「SOLIT-1」「SOLIT-2」を作りました。 これまでのSOLITのサイズ表記と展開のこだわり SOLITは、多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない社会の実現に向けて活動しています。そんな社会を実現する手段として障害・セクシュアリティ、体型に関係なく、それぞれの好みに合わせてカスタマイズした衣服をお届けするサービスを展開してきました。 これまでのサイズ展開は、セクシュアリティを固定するような「WOMENS」「MENS」のような表記や、何かを基準として設定される「S/M/L」といった表記をしない、SOLIT独自のサイズ表記である、「SOLIT 0」から「SOLIT 11」の12通りでした。 しかし、これまでも多くの方に楽しんでいただいているものの、まだ包括できていない存在がいることにも私たちは気が付いていました。誰もどれも取り残さない、そんな社会に近づくために少しでも多くの選択肢を提案したい。そんな想いから、新サイズの追加を決定しました。   子どもや低身長、小人症の方の選択肢を増やすために 追加された新サイズは、今まで最も小さいサイズであった「SOLIT 0」から1周り・2周りサイズの異なる、「SOLIT -1」と「SOLIT -2」です。これにより、身長でいうと100cm~140cmの方も包括できるようになりました。 SOLITのプロダクトは子どもに限った"子ども服"や、大人に限定した服ではありません。子供も大人も、セクシュアリティも関係なく誰でも自由に着て欲しい。もちろん子どもも、低身長症・小人症の方や小さめサイズをコーディネートしたい方にも楽しんでいただけるものにしました。また、ラフに着ることができるので、お子様の成長を記念する大切な日の服として着用することや、親子でお揃いコーデも可能に。 SOLITが不定期で行っている試着会では、新サイズの実際のプロダクトに触れたり、サイズ感を試したりすることができます。 2023年4月1日から4月30日までの1か月間開催している、POP-UP SHOP「This is SOLIT!」では、親子で遊びに来てくださった方々にすでに好評をいただいております。ぜひPOP-UP SHOPにも遊びに来てください! POP-UP SHOP「This is SOLIT!」の詳細はこちら また、試着会になかなかタイミングが合わないという方や家でゆったり試着したい方にはおうちでSOLITというサービスもご用意しているので、ぜひ試してみてください!...

4月1日(土)〜30日(日)開催!サステナビリティとD&Iの最先端を体験できるPOP-UP SHOP「This is SOLIT!」

4月1日(土)〜30日(日)開催!サステナビリティとD&Iの最先端を体験できるPOP-UP S...

4月1日(土)~30日(日)の期間、東京都立川市のウェルビーイングタウン「GREEN SPRINGS」 にて、SOLIT初の大規模POP-UP SHOP「This is SOLIT!」を開催します。本イベントでは、最先端のサステナビリティとD&Iを体感してもらうべく、多様な人も動植物も地球環境も、誰もどれも取り残さないオールインクルーシブな社会を表現します。 このJOURNALでは、POP-UP SHOP「This is SOLIT!」ではどのようなことが体験できるのか、またどのような想いで開催までに至ったのかについてご紹介させていただきます。   開催概要 日時:2023年4月1日(土) - 30日(日) 11:00~19:00会場:GREEN SPRINGS 2Fイベントスペース「TAKE OFF-SITE」住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3−1(FMたちかわラジオステーション隣)Google map:https://goo.gl/maps/4EibN29omGrhREMx6 下縮図のE1 / 2Fにあたります↓ ※立川駅より徒歩8分※お手洗いは会場内に2箇所ございます(いずれも多目的トイレがあります)。※電車または車をご利用の際のアクセスや駐車場情報はこちらからご確認いただけます。※会場内に7箇所のエレベーターがございます。   本イベントでできること 本イベントでは、会場をいくつかのエリアに分け、エリアごとに形を変えてオールインクルーシブを表現します。それぞれのエリアにおいて、どんな形で何が体験できるのかについてご紹介します。 01. ショップスペース このエリアでは、SOLITの各種アイテムに触れてみたり、着心地を試してみたり、気に入ったらその場で購入していただくこともできます。スタッフが試着や購入についてのサポートを行いますので、ぜひお気軽にお声がけください!...

4月1日(土)〜30日(日)開催!サステナビリティとD&Iの最先端を体験できるPOP-UP S...

4月1日(土)~30日(日)の期間、東京都立川市のウェルビーイングタウン「GREEN SPRINGS」 にて、SOLIT初の大規模POP-UP SHOP「This is SOLIT!」を開催します。本イベントでは、最先端のサステナビリティとD&Iを体感してもらうべく、多様な人も動植物も地球環境も、誰もどれも取り残さないオールインクルーシブな社会を表現します。 このJOURNALでは、POP-UP SHOP「This is SOLIT!」ではどのようなことが体験できるのか、またどのような想いで開催までに至ったのかについてご紹介させていただきます。   開催概要 日時:2023年4月1日(土) - 30日(日) 11:00~19:00会場:GREEN SPRINGS 2Fイベントスペース「TAKE OFF-SITE」住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3−1(FMたちかわラジオステーション隣)Google map:https://goo.gl/maps/4EibN29omGrhREMx6 下縮図のE1 / 2Fにあたります↓ ※立川駅より徒歩8分※お手洗いは会場内に2箇所ございます(いずれも多目的トイレがあります)。※電車または車をご利用の際のアクセスや駐車場情報はこちらからご確認いただけます。※会場内に7箇所のエレベーターがございます。   本イベントでできること 本イベントでは、会場をいくつかのエリアに分け、エリアごとに形を変えてオールインクルーシブを表現します。それぞれのエリアにおいて、どんな形で何が体験できるのかについてご紹介します。 01. ショップスペース このエリアでは、SOLITの各種アイテムに触れてみたり、着心地を試してみたり、気に入ったらその場で購入していただくこともできます。スタッフが試着や購入についてのサポートを行いますので、ぜひお気軽にお声がけください!...

SOLITが最後までプロダクトと向き合うために

SOLITが最後までプロダクトと向き合うために

みなさんは、着られなくなった服はどこへ行くのか考えたことはありますか? SOLITのアドバイザリーボードの一人であり、全国から約2,000人集まる「ごみの学校」を運営する寺井正幸さんを中心に、PanasonicのFUTURE LIFE FACTORYの会場をお借りし、ファッションに携わる企業がファッション産業における廃棄の問題について議論し合いました。 このJOURNALでは、ファッション産業の廃棄の現状、そしてそれを踏まえたうえで、廃棄の観点で今のSOLITプロダクトにはどんな課題があるのか、またその課題に立ち向かうためのSOLITの今後の方針について紹介したいと思います。   衣服の廃棄が直面していること 衣料廃棄物は、「企業由来のもの」と「一般家庭由来のもの」の2つに分けることができます。企業由来のものは、ユニフォームや製品在庫などを指し、一か所から大量に発生します。また、落とすことが難しい汚れや社名入りのものが多いため、再利用がしにくいことが多いです。 一方、一般家庭由来のものは、普段着や学生服、着物などを指し、多拠点から少量発生するといった違いがあります。気が向いたタイミングで捨てられてしまうため、いつ捨てられるのかの予測がつかないという問題点があります。 日本における衣服処理方法の割合は、リユース14%、リサイクル10%、焼却処理76%と、8割近くが焼却処理されています。   (本会議で共有された資料をSOLITにて編集)   リユース・リサイクルされにくい理由 これらリユースの割合が低い理由としては、2つ挙げられます。 1つ目は、中古品自体の需要が低いから。最近はネットなどの媒体で中古品の売買が浸透してきているものの、まだ中古品の購入経験がない方や購入に抵抗がある方などが一定数残っているという現状があります。 2つ目は、中古品の中でも衣料品の需要が低いため。ファストファッションの台頭により、新品でも今流行っている服を安く手に入れることができるようになったため、中古品を選択する人が減ってしまっています。 また、リサイクルの割合が低い理由としては、3つ挙げられます。 1つ目は、分別のしにくさ。。衣服は、プラスチックと繊維くずなどの多種にわたる素材が混合していることが多く、分別しづらいという課題があります。2つ目は、再生材の需要の少なさ。リサイクル後の用途として、ぬいぐるみの中布や自動車内装材がありますが、それらの需要は減少しています。 最後に、海外輸出も持続的ではないことです。古着の海外輸出は輸出先の国の産業を奪う可能性がある上に、適切な処理技術がない国では埋め立てによる廃棄の影響で環境汚染が起こってしまうという問題もあります。 アパレル業界で働く私たちは、これらの問題1つ1つを把握し、立ち向かっていく必要があります。   異なる角度から課題をみつめる 今回共にファッション産業における廃棄の問題について共に学んだのは、パタゴニア、Panasonic、ラルフ ローレン、BEAMS、博報堂DYメディアパートナーズなどの企業でした。 そこで学んだことを踏まえ、参加した各企業同士で、自分たちが企業としてどのように廃棄の問題に立ち向かえるかについてディスカッションを行いました。 一部の人が問題について考えるのではなく、製品作りに関わる全ての人が対話をする機会が必要なのではないか。 作り手・売り手が長年愛用してもらえるような工夫をするべきなのではないか。 自社製品を解体することでマテリアルサイクルの大変さに気が付けるのではないか。 など、各社の参加者がそれぞれの事例や悩みを共有し合い、廃棄問題の解決に向けて意見交換をしました。...

SOLITが最後までプロダクトと向き合うために

みなさんは、着られなくなった服はどこへ行くのか考えたことはありますか? SOLITのアドバイザリーボードの一人であり、全国から約2,000人集まる「ごみの学校」を運営する寺井正幸さんを中心に、PanasonicのFUTURE LIFE FACTORYの会場をお借りし、ファッションに携わる企業がファッション産業における廃棄の問題について議論し合いました。 このJOURNALでは、ファッション産業の廃棄の現状、そしてそれを踏まえたうえで、廃棄の観点で今のSOLITプロダクトにはどんな課題があるのか、またその課題に立ち向かうためのSOLITの今後の方針について紹介したいと思います。   衣服の廃棄が直面していること 衣料廃棄物は、「企業由来のもの」と「一般家庭由来のもの」の2つに分けることができます。企業由来のものは、ユニフォームや製品在庫などを指し、一か所から大量に発生します。また、落とすことが難しい汚れや社名入りのものが多いため、再利用がしにくいことが多いです。 一方、一般家庭由来のものは、普段着や学生服、着物などを指し、多拠点から少量発生するといった違いがあります。気が向いたタイミングで捨てられてしまうため、いつ捨てられるのかの予測がつかないという問題点があります。 日本における衣服処理方法の割合は、リユース14%、リサイクル10%、焼却処理76%と、8割近くが焼却処理されています。   (本会議で共有された資料をSOLITにて編集)   リユース・リサイクルされにくい理由 これらリユースの割合が低い理由としては、2つ挙げられます。 1つ目は、中古品自体の需要が低いから。最近はネットなどの媒体で中古品の売買が浸透してきているものの、まだ中古品の購入経験がない方や購入に抵抗がある方などが一定数残っているという現状があります。 2つ目は、中古品の中でも衣料品の需要が低いため。ファストファッションの台頭により、新品でも今流行っている服を安く手に入れることができるようになったため、中古品を選択する人が減ってしまっています。 また、リサイクルの割合が低い理由としては、3つ挙げられます。 1つ目は、分別のしにくさ。。衣服は、プラスチックと繊維くずなどの多種にわたる素材が混合していることが多く、分別しづらいという課題があります。2つ目は、再生材の需要の少なさ。リサイクル後の用途として、ぬいぐるみの中布や自動車内装材がありますが、それらの需要は減少しています。 最後に、海外輸出も持続的ではないことです。古着の海外輸出は輸出先の国の産業を奪う可能性がある上に、適切な処理技術がない国では埋め立てによる廃棄の影響で環境汚染が起こってしまうという問題もあります。 アパレル業界で働く私たちは、これらの問題1つ1つを把握し、立ち向かっていく必要があります。   異なる角度から課題をみつめる 今回共にファッション産業における廃棄の問題について共に学んだのは、パタゴニア、Panasonic、ラルフ ローレン、BEAMS、博報堂DYメディアパートナーズなどの企業でした。 そこで学んだことを踏まえ、参加した各企業同士で、自分たちが企業としてどのように廃棄の問題に立ち向かえるかについてディスカッションを行いました。 一部の人が問題について考えるのではなく、製品作りに関わる全ての人が対話をする機会が必要なのではないか。 作り手・売り手が長年愛用してもらえるような工夫をするべきなのではないか。 自社製品を解体することでマテリアルサイクルの大変さに気が付けるのではないか。 など、各社の参加者がそれぞれの事例や悩みを共有し合い、廃棄問題の解決に向けて意見交換をしました。...

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

私たちSOLITは、パナソニックのFUTURE LIFE FACTORYとともに、私たちの目指す社会におけるトレーサビリティ(透明性)*とはなにかを捉え直しました。   * いま、世の中では生産地や生産方法、環境負荷を測る定量的なデータなどを企業が社会的責任として、情報公開していく「トレーサビリティ」の重要性が叫ばれています。   普段は「生産国がここだから」といったような無意識下の偏見によって、購入を躊躇ったりしていたものが、そのプロダクトの背景にいる様々な人間性に触れることで、バイアスから解放されたり、異なる視点をお届けできたらと考えています。   そして今回、SOLITのプロダクトの企画・生産からリサイクルに至るまで、全てのサプライチェーンに携わる方々1人1人と対話をし、その情報をブロックチェーンを活用して公開をすることにしました。 3日間のエキシビジョンは多様な方が集まる場に 2023年3月3,4,5日、東京・下北沢。光が差し込む大きなガラス窓のある展示会場にて、エキシビジョンを開催しました。(このJOURNAL公開時は3日目がはじまったところです!)   金曜日から始まったエキシビジョンは、朝から晩まで多くの方にお越しいただきました。   以前からSOLITの活動に関心を寄せてくださった方が、より話を聞きたいと立ち寄ってくださったり、今回のプロジェクトで活用しているweb3やブロックチェーンに関心のある方などさまざま。   パナソニックの皆さん、そしてマッキャン・Final Aim・PARAGON DIGITAL DESIGNのみなさんも、ここまでそれぞれの役割の中で携わっていたところから、会場でついに全員が集合することができました。   なぜこの協働が始まったのか このコラボレーションは、まさにそれぞれが目指す先が同じく、それでいて強みの異なる企業がつながったことによる化学反応だと言えます。   もともと私たちSOLITは、生産に携わる全員と繋がり、日々やり取りをしているものの、その情報公開をするには調査・評価・公開といった一連の準備に多大なる時間とお金が必要であったことから、その事業規模・事業体上、悔しながら取り組むことができずにいました。   一方、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYは、ちょっと先の未来を予測し実現させるチームとして、その発想や技術・デザイン後からをもとに無意識化の偏見のない購買行動を実現しようと、生産背景を辿ることのできる製品を開発している協働先を探していました。...

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

私たちSOLITは、パナソニックのFUTURE LIFE FACTORYとともに、私たちの目指す社会におけるトレーサビリティ(透明性)*とはなにかを捉え直しました。   * いま、世の中では生産地や生産方法、環境負荷を測る定量的なデータなどを企業が社会的責任として、情報公開していく「トレーサビリティ」の重要性が叫ばれています。   普段は「生産国がここだから」といったような無意識下の偏見によって、購入を躊躇ったりしていたものが、そのプロダクトの背景にいる様々な人間性に触れることで、バイアスから解放されたり、異なる視点をお届けできたらと考えています。   そして今回、SOLITのプロダクトの企画・生産からリサイクルに至るまで、全てのサプライチェーンに携わる方々1人1人と対話をし、その情報をブロックチェーンを活用して公開をすることにしました。 3日間のエキシビジョンは多様な方が集まる場に 2023年3月3,4,5日、東京・下北沢。光が差し込む大きなガラス窓のある展示会場にて、エキシビジョンを開催しました。(このJOURNAL公開時は3日目がはじまったところです!)   金曜日から始まったエキシビジョンは、朝から晩まで多くの方にお越しいただきました。   以前からSOLITの活動に関心を寄せてくださった方が、より話を聞きたいと立ち寄ってくださったり、今回のプロジェクトで活用しているweb3やブロックチェーンに関心のある方などさまざま。   パナソニックの皆さん、そしてマッキャン・Final Aim・PARAGON DIGITAL DESIGNのみなさんも、ここまでそれぞれの役割の中で携わっていたところから、会場でついに全員が集合することができました。   なぜこの協働が始まったのか このコラボレーションは、まさにそれぞれが目指す先が同じく、それでいて強みの異なる企業がつながったことによる化学反応だと言えます。   もともと私たちSOLITは、生産に携わる全員と繋がり、日々やり取りをしているものの、その情報公開をするには調査・評価・公開といった一連の準備に多大なる時間とお金が必要であったことから、その事業規模・事業体上、悔しながら取り組むことができずにいました。   一方、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYは、ちょっと先の未来を予測し実現させるチームとして、その発想や技術・デザイン後からをもとに無意識化の偏見のない購買行動を実現しようと、生産背景を辿ることのできる製品を開発している協働先を探していました。...

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

こんにちは!2023年1月からSOLITでインターンをしている、あおいです。 私たちは2023年1月28日と29日の2日間、環境や人権について考えるサステナブルファッションブランド2社と共同で、デッドストックのみを販売するイベント「 KEEP THEM AWAKE - Dead Stock Marche - 」を開催しました! 会場は「循環する(暮らし)をえらぶラボ」をコンセプトに、生活に欠かせない食と暮らしの側面から生活者同士のつながりの場を提供していらっしゃるélabにご協力いただきました。 今回、私にとって初めてのイベント参加でした。 初めてSOLITのプロダクトに触れ、イベントに参加された方と直接お話をするにつれ、「こんなに魅力的な空間をもっともっと自分の言葉で伝えたい」という想いが強くなり、JOURNALの執筆を担当しています。 このJOURNALを通じて、SOLITをより身近に感じていただけると嬉しいです!   倉庫に眠ったままのプロダクト。愛してくれる人の手に届け! SOLITでは、デッドストックのことを、「AWAKE(アウェイク)」と呼んでいます。これには、倉庫に眠っているプロダクトが、大切に着てくださる方と出会い、眠りから「目覚める」という意味が込められています。 私たちがイベントで販売したAWAKEは、主に素人目にはわかりづらい程度のプリントミスや、商品が出来上がる前の、服としては着用できるものの販売をしないことを決めた試作品などです。 「オールインクルーシブ」な社会の実現を目指す私たちだからこそ、より多くの人が心地良く身に着けられるプロダクトをつくるために、何度も試作を繰り返します。しかし、その途中段階のものは商品として販売できません。 多くの人の想いが込められた、まだまだ輝くことのできるプロダクトを、捨てるという選択はしたくない...そんな想いから私たちは今回のイベントを開催しました。   たくさんの人がつないできたバトンを途絶えさせないために... 私たちは、地球環境や動植物をもステークホルダーとし、出来うる限り環境にも多様な人にも負荷がかからないよう、こだわり抜いてプロダクトを生み出しています。 しかし、従来のファッション産業が良しとしてきた大量生産・大量廃棄を前提とせず、必要な人に必要な分だけが届くような仕組みのもとに生産するブランドであったとしても、キズや汚れをはじめとした規格外品となるもの、または利用者のオーダーミスなど、愛を持って活用してくれる人と出会えぬまま、倉庫に眠ったままになってしまっているデッドストックが存在します。 デッドストックを出したいわけではない... でも、より良いものを提供するための挑戦はやめたくない... そんな葛藤の中から生まれたデッドストックは、1つ1つに個性がありとても愛おしいものに感じました。 開発、生産、配送、1つ1つの工程において、生産者がそれぞれの想いをこめて大切にバトンをつないできたからこそ、1つ1つのプロダクトがそのままの状態で輝き続けられるのだと思います。 今回参加した各ブランドが、たくさんの人が大切につくってきたものを倉庫で眠らせ続けないために、誰かと出会って大切にしてもらうために、そういったプロダクトのみを集めて販売を行いました。...

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

こんにちは!2023年1月からSOLITでインターンをしている、あおいです。 私たちは2023年1月28日と29日の2日間、環境や人権について考えるサステナブルファッションブランド2社と共同で、デッドストックのみを販売するイベント「 KEEP THEM AWAKE - Dead Stock Marche - 」を開催しました! 会場は「循環する(暮らし)をえらぶラボ」をコンセプトに、生活に欠かせない食と暮らしの側面から生活者同士のつながりの場を提供していらっしゃるélabにご協力いただきました。 今回、私にとって初めてのイベント参加でした。 初めてSOLITのプロダクトに触れ、イベントに参加された方と直接お話をするにつれ、「こんなに魅力的な空間をもっともっと自分の言葉で伝えたい」という想いが強くなり、JOURNALの執筆を担当しています。 このJOURNALを通じて、SOLITをより身近に感じていただけると嬉しいです!   倉庫に眠ったままのプロダクト。愛してくれる人の手に届け! SOLITでは、デッドストックのことを、「AWAKE(アウェイク)」と呼んでいます。これには、倉庫に眠っているプロダクトが、大切に着てくださる方と出会い、眠りから「目覚める」という意味が込められています。 私たちがイベントで販売したAWAKEは、主に素人目にはわかりづらい程度のプリントミスや、商品が出来上がる前の、服としては着用できるものの販売をしないことを決めた試作品などです。 「オールインクルーシブ」な社会の実現を目指す私たちだからこそ、より多くの人が心地良く身に着けられるプロダクトをつくるために、何度も試作を繰り返します。しかし、その途中段階のものは商品として販売できません。 多くの人の想いが込められた、まだまだ輝くことのできるプロダクトを、捨てるという選択はしたくない...そんな想いから私たちは今回のイベントを開催しました。   たくさんの人がつないできたバトンを途絶えさせないために... 私たちは、地球環境や動植物をもステークホルダーとし、出来うる限り環境にも多様な人にも負荷がかからないよう、こだわり抜いてプロダクトを生み出しています。 しかし、従来のファッション産業が良しとしてきた大量生産・大量廃棄を前提とせず、必要な人に必要な分だけが届くような仕組みのもとに生産するブランドであったとしても、キズや汚れをはじめとした規格外品となるもの、または利用者のオーダーミスなど、愛を持って活用してくれる人と出会えぬまま、倉庫に眠ったままになってしまっているデッドストックが存在します。 デッドストックを出したいわけではない... でも、より良いものを提供するための挑戦はやめたくない... そんな葛藤の中から生まれたデッドストックは、1つ1つに個性がありとても愛おしいものに感じました。 開発、生産、配送、1つ1つの工程において、生産者がそれぞれの想いをこめて大切にバトンをつないできたからこそ、1つ1つのプロダクトがそのままの状態で輝き続けられるのだと思います。 今回参加した各ブランドが、たくさんの人が大切につくってきたものを倉庫で眠らせ続けないために、誰かと出会って大切にしてもらうために、そういったプロダクトのみを集めて販売を行いました。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...