JOURNAL

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

私たちSOLITは、パナソニックのFUTURE LIFE FACTORYとともに、私たちの目指す社会におけるトレーサビリティ(透明性)*とはなにかを捉え直しました。   * いま、世の中では生産地や生産方法、環境負荷を測る定量的なデータなどを企業が社会的責任として、情報公開していく「トレーサビリティ」の重要性が叫ばれています。   普段は「生産国がここだから」といったような無意識下の偏見によって、購入を躊躇ったりしていたものが、そのプロダクトの背景にいる様々な人間性に触れることで、バイアスから解放されたり、異なる視点をお届けできたらと考えています。   そして今回、SOLITのプロダクトの企画・生産からリサイクルに至るまで、全てのサプライチェーンに携わる方々1人1人と対話をし、その情報をブロックチェーンを活用して公開をすることにしました。 3日間のエキシビジョンは多様な方が集まる場に 2023年3月3,4,5日、東京・下北沢。光が差し込む大きなガラス窓のある展示会場にて、エキシビジョンを開催しました。(このJOURNAL公開時は3日目がはじまったところです!)   金曜日から始まったエキシビジョンは、朝から晩まで多くの方にお越しいただきました。   以前からSOLITの活動に関心を寄せてくださった方が、より話を聞きたいと立ち寄ってくださったり、今回のプロジェクトで活用しているweb3やブロックチェーンに関心のある方などさまざま。   パナソニックの皆さん、そしてマッキャン・Final Aim・PARAGON DIGITAL DESIGNのみなさんも、ここまでそれぞれの役割の中で携わっていたところから、会場でついに全員が集合することができました。   なぜこの協働が始まったのか このコラボレーションは、まさにそれぞれが目指す先が同じく、それでいて強みの異なる企業がつながったことによる化学反応だと言えます。   もともと私たちSOLITは、生産に携わる全員と繋がり、日々やり取りをしているものの、その情報公開をするには調査・評価・公開といった一連の準備に多大なる時間とお金が必要であったことから、その事業規模・事業体上、悔しながら取り組むことができずにいました。   一方、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYは、ちょっと先の未来を予測し実現させるチームとして、その発想や技術・デザイン後からをもとに無意識化の偏見のない購買行動を実現しようと、生産背景を辿ることのできる製品を開発している協働先を探していました。...

SOLITの生産者をブロックチェーンで公開、より透明性高くやさしい情報へ

私たちSOLITは、パナソニックのFUTURE LIFE FACTORYとともに、私たちの目指す社会におけるトレーサビリティ(透明性)*とはなにかを捉え直しました。   * いま、世の中では生産地や生産方法、環境負荷を測る定量的なデータなどを企業が社会的責任として、情報公開していく「トレーサビリティ」の重要性が叫ばれています。   普段は「生産国がここだから」といったような無意識下の偏見によって、購入を躊躇ったりしていたものが、そのプロダクトの背景にいる様々な人間性に触れることで、バイアスから解放されたり、異なる視点をお届けできたらと考えています。   そして今回、SOLITのプロダクトの企画・生産からリサイクルに至るまで、全てのサプライチェーンに携わる方々1人1人と対話をし、その情報をブロックチェーンを活用して公開をすることにしました。 3日間のエキシビジョンは多様な方が集まる場に 2023年3月3,4,5日、東京・下北沢。光が差し込む大きなガラス窓のある展示会場にて、エキシビジョンを開催しました。(このJOURNAL公開時は3日目がはじまったところです!)   金曜日から始まったエキシビジョンは、朝から晩まで多くの方にお越しいただきました。   以前からSOLITの活動に関心を寄せてくださった方が、より話を聞きたいと立ち寄ってくださったり、今回のプロジェクトで活用しているweb3やブロックチェーンに関心のある方などさまざま。   パナソニックの皆さん、そしてマッキャン・Final Aim・PARAGON DIGITAL DESIGNのみなさんも、ここまでそれぞれの役割の中で携わっていたところから、会場でついに全員が集合することができました。   なぜこの協働が始まったのか このコラボレーションは、まさにそれぞれが目指す先が同じく、それでいて強みの異なる企業がつながったことによる化学反応だと言えます。   もともと私たちSOLITは、生産に携わる全員と繋がり、日々やり取りをしているものの、その情報公開をするには調査・評価・公開といった一連の準備に多大なる時間とお金が必要であったことから、その事業規模・事業体上、悔しながら取り組むことができずにいました。   一方、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYは、ちょっと先の未来を予測し実現させるチームとして、その発想や技術・デザイン後からをもとに無意識化の偏見のない購買行動を実現しようと、生産背景を辿ることのできる製品を開発している協働先を探していました。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...

グラデーションの背景画像に、「インクルーシブファッションマガジン」の文字を3言語で

SOLITのInstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine」...

この度、わたしたちSOLITは、グローバルで注目されつつあるインクルーシブファッションの事例をまとめ、紹介するinstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)」をリリースいたしました。 SOLITだけが存在し続ける選択肢となるだけでなく、国内外で多様な選択肢から選択ができることこそが、それぞれの自己実現につながると信じています。  instagramマガジンはこちら   Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)とは インクルーシブファッションとは、障がいの有無やセクシュアリティの違い、年齢、信仰、国籍などに関わらず、だれでも着られるファッションのこと。従来のファッションは一部の対象者のためにデザインされることが多く、そのデザインや生産のあり方では、反対にそれらを選択できない人を生んでしまう構造がありました。 そこで私たちは、未だ数は少ないものの、確実に増えてきている「インクルーシブファッション」のブランドを世界中から集め、「ファッションはもっと自由なのがいい! 」を掲げ、独自のキュレーションによって紹介をするinstagramマガジンをはじめました。 以下、マガジンの一部キャプチャーとなっております。   ご関心のある方や、まだ知らないブランドとの出会いや発見をされたい方は是非ご覧ください!    

SOLITのInstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine」...

この度、わたしたちSOLITは、グローバルで注目されつつあるインクルーシブファッションの事例をまとめ、紹介するinstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)」をリリースいたしました。 SOLITだけが存在し続ける選択肢となるだけでなく、国内外で多様な選択肢から選択ができることこそが、それぞれの自己実現につながると信じています。  instagramマガジンはこちら   Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)とは インクルーシブファッションとは、障がいの有無やセクシュアリティの違い、年齢、信仰、国籍などに関わらず、だれでも着られるファッションのこと。従来のファッションは一部の対象者のためにデザインされることが多く、そのデザインや生産のあり方では、反対にそれらを選択できない人を生んでしまう構造がありました。 そこで私たちは、未だ数は少ないものの、確実に増えてきている「インクルーシブファッション」のブランドを世界中から集め、「ファッションはもっと自由なのがいい! 」を掲げ、独自のキュレーションによって紹介をするinstagramマガジンをはじめました。 以下、マガジンの一部キャプチャーとなっております。   ご関心のある方や、まだ知らないブランドとの出会いや発見をされたい方は是非ご覧ください!    

広島の自然豊かに育った草木と、SOLITの服を着る男性

SOLITの活動に繋がる存在を図式化した「SOLIT ステークホルダーマップ」

SOLITの活動は、直接的にプロダクトの素材から縫製そして形になるまでに関わる存在だけでなく、間接的に関わる存在も含め、多くのステークホルダー(利害関係者)によって成り立っています。その存在なくして、そしてその存在が健全に生き続ける持続性なくして、SOLITは存在し得ません。 私たちは、少しでも関わるステークホルダーを認識し、あるべき活動の意思決定ができるように、「ステークホルダーマップ」を制作しています。   SOLITのステークホルダーマップ 目の前の課題解決や価値創造だけに終始せず、物理的距離や時間的距離の離れた関係者を想像し、よりそれぞれが健全かつ相互にその存在を承認しあえる、目指すオールインクルーシブな未来を実現するための補助として「ステークホルダーマップ」を作成、常に更新し、意思決定の場に用いています。 以下が、2022年度末更新のSOLITのステークホルダーマップです。 (SOLIT STAKE HOLDER MAP updated:2022.12)    人間と、人間以外の行動者も SOLITのステークホルダーマップは、左半面が人間、右半面が人間以外をマッピングされ、その関係は大まかに線対称に位置付けられています。また、全ての行動者が相互に繋がる存在であるため、その関係性は線でつなぐことはせず、関係する意味合い/カテゴリーごとに色で分けています。 生産とリサイクル:水色 研究・調査:チャコール 商品購入:黄色 業務提携・共同:ピンク 連携先:薄い青色 認定機関:紫色 メディア:オレンジ 影響する環境課題:グレー また、大まかに人数の多さや集合体なのか個なのかを理解しやすくするため、集合体には枠をつけて表現しています。   SOLITのプロダクトをご購入いただけた方、生産者、社員やインターン・プロボノ、株主や資金提供者、私たちが働く場の地域に暮らす方...多様な人の存在によって私たちは活動ができていることを、心から感謝しています。    参考:The actant mapping canvases (https://uxdesign.cc/tools-for-environment-centered-designers-actant-mapping-canvas-a495df19750e)...

SOLITの活動に繋がる存在を図式化した「SOLIT ステークホルダーマップ」

SOLITの活動は、直接的にプロダクトの素材から縫製そして形になるまでに関わる存在だけでなく、間接的に関わる存在も含め、多くのステークホルダー(利害関係者)によって成り立っています。その存在なくして、そしてその存在が健全に生き続ける持続性なくして、SOLITは存在し得ません。 私たちは、少しでも関わるステークホルダーを認識し、あるべき活動の意思決定ができるように、「ステークホルダーマップ」を制作しています。   SOLITのステークホルダーマップ 目の前の課題解決や価値創造だけに終始せず、物理的距離や時間的距離の離れた関係者を想像し、よりそれぞれが健全かつ相互にその存在を承認しあえる、目指すオールインクルーシブな未来を実現するための補助として「ステークホルダーマップ」を作成、常に更新し、意思決定の場に用いています。 以下が、2022年度末更新のSOLITのステークホルダーマップです。 (SOLIT STAKE HOLDER MAP updated:2022.12)    人間と、人間以外の行動者も SOLITのステークホルダーマップは、左半面が人間、右半面が人間以外をマッピングされ、その関係は大まかに線対称に位置付けられています。また、全ての行動者が相互に繋がる存在であるため、その関係性は線でつなぐことはせず、関係する意味合い/カテゴリーごとに色で分けています。 生産とリサイクル:水色 研究・調査:チャコール 商品購入:黄色 業務提携・共同:ピンク 連携先:薄い青色 認定機関:紫色 メディア:オレンジ 影響する環境課題:グレー また、大まかに人数の多さや集合体なのか個なのかを理解しやすくするため、集合体には枠をつけて表現しています。   SOLITのプロダクトをご購入いただけた方、生産者、社員やインターン・プロボノ、株主や資金提供者、私たちが働く場の地域に暮らす方...多様な人の存在によって私たちは活動ができていることを、心から感謝しています。    参考:The actant mapping canvases (https://uxdesign.cc/tools-for-environment-centered-designers-actant-mapping-canvas-a495df19750e)...

多様な視点を経営判断に。SOLITアドバイザリボード設立

多様な視点を経営判断に。SOLITアドバイザリボード設立

私たちSOLITが実現したいのは、価値の多様性や価値観の選択が相互承認され、自然、生物、人間及びテクノロジー等のあらゆる存在が健全に共存できている”All-inclusive(オールインクルーシブ)”な社会です。 会社としてもそんな”All-inclusive”の体現者となるために、より一層多様な価値観を持つ実践者が会社経営に参加していくべきであると考え、この度「SOLITアドバイザリーボード」を新設しました。   多様な価値観を取り入れる経営政策「SOLITアドバイザリーボード」 従来のSOLITの株式会社としての経営体は、最終意思決定において創業者かつ大株主の田中美咲が独断できる組織となっていました。 もちろん、実務においてはメンバーそれぞれが自律・分散的に意思決定を行い日々の業務にあたっておりますが、近年よく耳にするティール組織・DAO的組織構造として運営できていたとしても、経営の最終決定権は常に、田中にある体制でした。 しかし、SOLITの経営のあり方として、独断的ではなく包括的に、より多様な意見を会社に取り入れる方法は何かという議論を時間をかけメンバーと共に話し合いました。 そしてこの度、「SOLITの外部から構成されたアドバイザリーボードを設置し、SOLITの経営指針に対して提言をしていただく」ということが現在のSOLITに最適なのではと考えました。 「社外の組織を経営の意思決定に取り込むアドバイザリーボード設置は、経営者の説明責任を果たし、会社に新しい視点、専門知識、技術をもたらすことができる(B-Lab, 2022)」。この考えのもと、SOLITのアドバイザリーボードの目的とボードメンバーの選定基準を下記のように制定いたしました。 アドバイザリーボード設置の目的 アドバイザリーボードは、「意思決定」「経営判断」をする組織ではなく、会社を代表する意思決定者の確信を高めるために、最新の知識、批判的思考、分析力を提供することに責任を持つ組織です。 SOLIT株式会社、定款第一章第二条に記載のように、アドバイザリーボードの役目は「オールインクルーシブな社会実現」と「企業価値最大化」のために存在します。 全ての人間、自然や動物も、どれも取り残さない「All inclusive」を企業ミッションとし、この理念のもとで全ての存在が本来持つべき尊厳を保つ生活をつくるオールインクルーシブライフスタイル企業を目指す。本会社は、同じビジョンに共感した様々な同志による共同体であると考える。 それと同時に、本会社は、企業活動がそれ単独では成立せず、世界や社会の存在とその持続性の上に成り立つということを忘れてはならず、様々な関係者との繋がりの中 で、より大きなビジョンの実現と、企業価値の最大化を生み出すことができると考える。 本会社の主要なステークホルダーは、顧客をはじめとした本会社の事業活動や表現行 為に少しでも触れた全ての生活者や株主の皆様、ならびに、多様な契約形態で業務に 携わる従業員や共創関係にある協力者・パートナー、地域住民はもちろん、自然と地球をも含む。(定款第一章第二条引用) アドバイザリーボードメンバーの詳細 役割 当社が会社組織体として進むべき方向性の提示、助言 解決すべき課題の再確認、再検討 中長期的な経営計画に対するアドバイス リスク及びコンプライアンスに関する事項 緊急時の対策に対する助言 その他重要事項に関すること 任期 2022年10月1日~2024年9月30日の2年間...

多様な視点を経営判断に。SOLITアドバイザリボード設立

私たちSOLITが実現したいのは、価値の多様性や価値観の選択が相互承認され、自然、生物、人間及びテクノロジー等のあらゆる存在が健全に共存できている”All-inclusive(オールインクルーシブ)”な社会です。 会社としてもそんな”All-inclusive”の体現者となるために、より一層多様な価値観を持つ実践者が会社経営に参加していくべきであると考え、この度「SOLITアドバイザリーボード」を新設しました。   多様な価値観を取り入れる経営政策「SOLITアドバイザリーボード」 従来のSOLITの株式会社としての経営体は、最終意思決定において創業者かつ大株主の田中美咲が独断できる組織となっていました。 もちろん、実務においてはメンバーそれぞれが自律・分散的に意思決定を行い日々の業務にあたっておりますが、近年よく耳にするティール組織・DAO的組織構造として運営できていたとしても、経営の最終決定権は常に、田中にある体制でした。 しかし、SOLITの経営のあり方として、独断的ではなく包括的に、より多様な意見を会社に取り入れる方法は何かという議論を時間をかけメンバーと共に話し合いました。 そしてこの度、「SOLITの外部から構成されたアドバイザリーボードを設置し、SOLITの経営指針に対して提言をしていただく」ということが現在のSOLITに最適なのではと考えました。 「社外の組織を経営の意思決定に取り込むアドバイザリーボード設置は、経営者の説明責任を果たし、会社に新しい視点、専門知識、技術をもたらすことができる(B-Lab, 2022)」。この考えのもと、SOLITのアドバイザリーボードの目的とボードメンバーの選定基準を下記のように制定いたしました。 アドバイザリーボード設置の目的 アドバイザリーボードは、「意思決定」「経営判断」をする組織ではなく、会社を代表する意思決定者の確信を高めるために、最新の知識、批判的思考、分析力を提供することに責任を持つ組織です。 SOLIT株式会社、定款第一章第二条に記載のように、アドバイザリーボードの役目は「オールインクルーシブな社会実現」と「企業価値最大化」のために存在します。 全ての人間、自然や動物も、どれも取り残さない「All inclusive」を企業ミッションとし、この理念のもとで全ての存在が本来持つべき尊厳を保つ生活をつくるオールインクルーシブライフスタイル企業を目指す。本会社は、同じビジョンに共感した様々な同志による共同体であると考える。 それと同時に、本会社は、企業活動がそれ単独では成立せず、世界や社会の存在とその持続性の上に成り立つということを忘れてはならず、様々な関係者との繋がりの中 で、より大きなビジョンの実現と、企業価値の最大化を生み出すことができると考える。 本会社の主要なステークホルダーは、顧客をはじめとした本会社の事業活動や表現行 為に少しでも触れた全ての生活者や株主の皆様、ならびに、多様な契約形態で業務に 携わる従業員や共創関係にある協力者・パートナー、地域住民はもちろん、自然と地球をも含む。(定款第一章第二条引用) アドバイザリーボードメンバーの詳細 役割 当社が会社組織体として進むべき方向性の提示、助言 解決すべき課題の再確認、再検討 中長期的な経営計画に対するアドバイス リスク及びコンプライアンスに関する事項 緊急時の対策に対する助言 その他重要事項に関すること 任期 2022年10月1日~2024年9月30日の2年間...

多様な人が安心して力を発揮できるチーム、事業づくりのためのD&I研修スタート

多様な人が安心して力を発揮できるチーム、事業づくりのためのD&I研修スタート

世界3大デザインアワードと称される「iF DESIGN AWARD」で、日本のスタートアップで唯一、そしてAppleのiMacと同じく最優秀賞であるGOLDを受賞したSOLITのインクルーシブデザインの手法とあり方。 これまでの開発で培ったダイバーシティ&インクルージョンの知識、調査研究データをもとに、SOLITは今後より多くのチームや企業と協働し、多様な人も地球環境もともに考慮された「オールインクルーシブ」な社会の実現をより推進することに決めました。   多様な人が集まるチームだからこそD&Iの理解と実践を 多様な人が集まり、共に活動する上で、それぞれが安心して自分たちが持てる力を最大限発揮するために、「ダイバーシティ&インクルージョン(以後、D&I)」を理解し実践することはとても大切。 似たような属性や経験、スキルの人が集まると意思決定やコミュニケーションが素早くできるという良い側面がある一方、個々の違いや違和感に気づきにくかったり、多角的な視点が見落とされることも。 そこで、D&Iを理解し、自分たちの現状把握や自己評価、さらには今後どのようなアクションをとっていくのかといった対話をチームでより深めていくための研修や伴走支援を開始します。 この研修においては、社会課題解決に特化した企画やPRを5年間取り組んできたmorning after cutting my hairとともに、D&Iについて考えるためのフレームワークを作成しました。 (ワークシートの一部) 募集:研修実施企業・団体様募集中 現在、上記研修・ワークショップの実施のご依頼を受け付けております。 企業・団体様の目的や用途によって、参加者で熟議するためのディスカッションテーマや提供資料をカスタマイズしていくことなども可能です。ご関心のある企業・団体様がいらっしゃいましたら、当サイトCONTACTページもしくは下記メールアドレスよりお問合せください。 /// お問合せホームページからのお問い合わせはこちらメールでのお問い合わせ:solit.japan@gmail.com    

多様な人が安心して力を発揮できるチーム、事業づくりのためのD&I研修スタート

世界3大デザインアワードと称される「iF DESIGN AWARD」で、日本のスタートアップで唯一、そしてAppleのiMacと同じく最優秀賞であるGOLDを受賞したSOLITのインクルーシブデザインの手法とあり方。 これまでの開発で培ったダイバーシティ&インクルージョンの知識、調査研究データをもとに、SOLITは今後より多くのチームや企業と協働し、多様な人も地球環境もともに考慮された「オールインクルーシブ」な社会の実現をより推進することに決めました。   多様な人が集まるチームだからこそD&Iの理解と実践を 多様な人が集まり、共に活動する上で、それぞれが安心して自分たちが持てる力を最大限発揮するために、「ダイバーシティ&インクルージョン(以後、D&I)」を理解し実践することはとても大切。 似たような属性や経験、スキルの人が集まると意思決定やコミュニケーションが素早くできるという良い側面がある一方、個々の違いや違和感に気づきにくかったり、多角的な視点が見落とされることも。 そこで、D&Iを理解し、自分たちの現状把握や自己評価、さらには今後どのようなアクションをとっていくのかといった対話をチームでより深めていくための研修や伴走支援を開始します。 この研修においては、社会課題解決に特化した企画やPRを5年間取り組んできたmorning after cutting my hairとともに、D&Iについて考えるためのフレームワークを作成しました。 (ワークシートの一部) 募集:研修実施企業・団体様募集中 現在、上記研修・ワークショップの実施のご依頼を受け付けております。 企業・団体様の目的や用途によって、参加者で熟議するためのディスカッションテーマや提供資料をカスタマイズしていくことなども可能です。ご関心のある企業・団体様がいらっしゃいましたら、当サイトCONTACTページもしくは下記メールアドレスよりお問合せください。 /// お問合せホームページからのお問い合わせはこちらメールでのお問い合わせ:solit.japan@gmail.com