JOURNAL

SOLITのDE&I研修とは? ― 学ぶだけで終わらない、「体感し、対話し、自分ごとにする」研修 ―

SOLITのDE&I研修とは? ― 学ぶだけで終わらない、「体感し、対話し、自分ごとにする」研修 ―

“文化”を変えるDE&I研修とは? 「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」という言葉は広まりつつありますが、実際に職場でどう実践すればいいのか――その答えを見いだせずにいる企業も少なくありません。 従来のDE&I研修は、「知識を得る」「対処法を学ぶ」といったインプット中心のものが多く、表面的な理解にとどまり、実際の組織変革につながりにくいという課題があります。 DE&Iを真に根づかせるために必要なのは、知識ではなく“創造のプロセス”です。SOLITの研修は、その“創造過程”をデザインすることから始まります。 「研修」ではなく、「変化のきっかけ」をデザインする SOLITのDE&I研修は、単に“学ぶ”ための場ではありません。組織の空気を変える“きっかけ”を生み出すことを目的としています。"学ぶ"だけでなく、"体感し、対話し、自分ごとにする"ことを大切に。障害のある方、セクシュアルマイノリティ、外国籍の方など、さまざまな当事者とともに議論し、多角的な視点から課題の根源を深掘りすることで、組織としての創造的な協働を促します。 DE&Iは特定の部署だけのものではなく、組織全体の文化づくり。異なる視点が交わることで、新しい発見やイノベーションが生まれます。SOLITは、企業ごとの課題やフェーズに寄り添いながら、DE&Iを理念から実践へとつなげる伴走を行っています。 短期的な成果を求めるのではなく、対話を通じて深い理解と本質的な変化を生み出す。それがSOLITの信じる、DE&I推進のかたちです。 SOLITのDE&Iプログラムの特徴 1. 知識ではなく、“気づき”をデザインする 教科書的な「正しい理解」ではなく、現場のリアルな声や経験を通して、“自分ごと”としての気づきを引き出す構成になっています。日々の業務や意思決定の中にある無意識の偏りや壁に気づくことで、行動の変化が自然と生まれます。 2. 当事者と企業が共につくる、共創型プログラム 私たちが大切にしているのは、「誰かが教える」研修ではなく、当事者と企業が一緒に最適解を探す対話のプロセス。 障害当事者や外国籍メンバーなど、多様な視点を持つファシリテーターが企業の現場に入り、リアルな経験をもとに対話をリードします。そこには「正解」はありません。共に考え、気づき、行動を試すことで、その企業ならではの“あり方”を見出していきます。 3. 制度ではなく、“空気”を変える DE&Iを推進する上で必要なのは、新しい制度や施策をつくることだけではありません。SOLITの研修では、一人ひとりの意識と関係性を変えることで、組織に流れる“空気”そのものを変えていくことを目指します。日常のコミュニケーションやチームのあり方を見直すことから、自然と文化の変化を生み出していく。それがSOLITのアプローチです。 こうした考え方をもとに、2024年には国内外で不動産開発事業をされている株式会社リビングコーポレーション(以下、LC社)と共に、3ヶ月にわたる体感型DE&Iプログラムを実施しました。以下では、その研修のプロセスと変化の様子を紹介します。 リビングコーポレーションでの研修  3ヶ月でチームの視点が変わる体感型プログラム 2024年10月〜2025年1月にかけて、LC社にて、全4回(うち1回は社内で主導いただくワークショップ)にわたるDE&I研修を実施しました。今回の研修は、LC社から「多様な価値観を組織の力に変えていくために、まず“自分たちの内側”から変わるきっかけをつくりたい」というご相談をいただいたことがきっかけでスタートしました。 参加者はLC社のダイバーシティ研究会メンバー12名(オンライン参加4名を含む)。営業、設計、工事など、部署を横断したチームでの研修となりました。「住まい」を提供する企業として、多様な入居者や働く人々の視点を深く理解し、より良いサービスや職場環境を生み出していくことを目的としたプログラムです。 研修概要と実施メンバー 今回のプログラムは、SOLITから以下のメンバーが担当しました。 多様な背景を持つ当事者メンバーと共に、実際の現場体験を通して学びを深める構成としています。 研修担当者・ファシリテーター 田中美咲(PROJECT SOLIT代表)―...

SOLITのDE&I研修とは? ― 学ぶだけで終わらない、「体感し、対話し、自分ごとにする」研修 ―

“文化”を変えるDE&I研修とは? 「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」という言葉は広まりつつありますが、実際に職場でどう実践すればいいのか――その答えを見いだせずにいる企業も少なくありません。 従来のDE&I研修は、「知識を得る」「対処法を学ぶ」といったインプット中心のものが多く、表面的な理解にとどまり、実際の組織変革につながりにくいという課題があります。 DE&Iを真に根づかせるために必要なのは、知識ではなく“創造のプロセス”です。SOLITの研修は、その“創造過程”をデザインすることから始まります。 「研修」ではなく、「変化のきっかけ」をデザインする SOLITのDE&I研修は、単に“学ぶ”ための場ではありません。組織の空気を変える“きっかけ”を生み出すことを目的としています。"学ぶ"だけでなく、"体感し、対話し、自分ごとにする"ことを大切に。障害のある方、セクシュアルマイノリティ、外国籍の方など、さまざまな当事者とともに議論し、多角的な視点から課題の根源を深掘りすることで、組織としての創造的な協働を促します。 DE&Iは特定の部署だけのものではなく、組織全体の文化づくり。異なる視点が交わることで、新しい発見やイノベーションが生まれます。SOLITは、企業ごとの課題やフェーズに寄り添いながら、DE&Iを理念から実践へとつなげる伴走を行っています。 短期的な成果を求めるのではなく、対話を通じて深い理解と本質的な変化を生み出す。それがSOLITの信じる、DE&I推進のかたちです。 SOLITのDE&Iプログラムの特徴 1. 知識ではなく、“気づき”をデザインする 教科書的な「正しい理解」ではなく、現場のリアルな声や経験を通して、“自分ごと”としての気づきを引き出す構成になっています。日々の業務や意思決定の中にある無意識の偏りや壁に気づくことで、行動の変化が自然と生まれます。 2. 当事者と企業が共につくる、共創型プログラム 私たちが大切にしているのは、「誰かが教える」研修ではなく、当事者と企業が一緒に最適解を探す対話のプロセス。 障害当事者や外国籍メンバーなど、多様な視点を持つファシリテーターが企業の現場に入り、リアルな経験をもとに対話をリードします。そこには「正解」はありません。共に考え、気づき、行動を試すことで、その企業ならではの“あり方”を見出していきます。 3. 制度ではなく、“空気”を変える DE&Iを推進する上で必要なのは、新しい制度や施策をつくることだけではありません。SOLITの研修では、一人ひとりの意識と関係性を変えることで、組織に流れる“空気”そのものを変えていくことを目指します。日常のコミュニケーションやチームのあり方を見直すことから、自然と文化の変化を生み出していく。それがSOLITのアプローチです。 こうした考え方をもとに、2024年には国内外で不動産開発事業をされている株式会社リビングコーポレーション(以下、LC社)と共に、3ヶ月にわたる体感型DE&Iプログラムを実施しました。以下では、その研修のプロセスと変化の様子を紹介します。 リビングコーポレーションでの研修  3ヶ月でチームの視点が変わる体感型プログラム 2024年10月〜2025年1月にかけて、LC社にて、全4回(うち1回は社内で主導いただくワークショップ)にわたるDE&I研修を実施しました。今回の研修は、LC社から「多様な価値観を組織の力に変えていくために、まず“自分たちの内側”から変わるきっかけをつくりたい」というご相談をいただいたことがきっかけでスタートしました。 参加者はLC社のダイバーシティ研究会メンバー12名(オンライン参加4名を含む)。営業、設計、工事など、部署を横断したチームでの研修となりました。「住まい」を提供する企業として、多様な入居者や働く人々の視点を深く理解し、より良いサービスや職場環境を生み出していくことを目的としたプログラムです。 研修概要と実施メンバー 今回のプログラムは、SOLITから以下のメンバーが担当しました。 多様な背景を持つ当事者メンバーと共に、実際の現場体験を通して学びを深める構成としています。 研修担当者・ファシリテーター 田中美咲(PROJECT SOLIT代表)―...

ちょっといい日常のための、新しいふだん着「SOLIT TO GO」はシャツとハーフパンツも

ちょっといい日常のための、新しいふだん着「SOLIT TO GO」はシャツとハーフパンツも

こんにちは、SOLIT!のプロダクトデザイナーのメリナです。今回ご紹介するのは、肩の力を抜いて過ごしたい日に、そっと寄り添ってくれるふたつのアイテム、SOLIT TO GO シリーズの「SHIRTS」と「LIGHT PANTS」です。 同じシリーズの、JACKETとLONG/SHORT PANTSについてはこちらの記事をご覧ください   シャツとパンツ、それぞれのやさしさ シャツは、麻のような風合いのある軽やかなコットン素材。 ゆったりとした広めの袖で肩まわりの動きもスムーズに。 深めのスリットを入れることで、座ってもつっぱらず、おなかまわりもラクに過ごせます。 後ろ裾を長めにすることでヒップラインをやさしく包み、チュニックや軽めのワンピース感覚でも着られます。   パンツは同じ素材を使っていて、セットアップでも着られます。 ポケットの内側には チューブを通せる小さなホールを設けました。 使いやすさがそのまま自然に馴染む、そんな小さな工夫です。   きちんとしすぎない、ちょうどいい日常へ 気合を入れすぎずに、自分らしくいられる時間がふえたらいいな、と思ってつくりました。 誰かに見せるためでも、誰かに合わせるためでもなくて、「今日はこのくらいが、ちょうどいい」っていう気持ちで選んでもらえたらうれしいです。 SOLIT!はこれからも、「心地よさ」の選択肢をすこしずつ増やしていけたらと思っています。また新しいものができたら、ぜひご紹介させてください。   SHIRTSの商品ページはこちら LIGHT PANTSの商品ページはこちら  

ちょっといい日常のための、新しいふだん着「SOLIT TO GO」はシャツとハーフパンツも

こんにちは、SOLIT!のプロダクトデザイナーのメリナです。今回ご紹介するのは、肩の力を抜いて過ごしたい日に、そっと寄り添ってくれるふたつのアイテム、SOLIT TO GO シリーズの「SHIRTS」と「LIGHT PANTS」です。 同じシリーズの、JACKETとLONG/SHORT PANTSについてはこちらの記事をご覧ください   シャツとパンツ、それぞれのやさしさ シャツは、麻のような風合いのある軽やかなコットン素材。 ゆったりとした広めの袖で肩まわりの動きもスムーズに。 深めのスリットを入れることで、座ってもつっぱらず、おなかまわりもラクに過ごせます。 後ろ裾を長めにすることでヒップラインをやさしく包み、チュニックや軽めのワンピース感覚でも着られます。   パンツは同じ素材を使っていて、セットアップでも着られます。 ポケットの内側には チューブを通せる小さなホールを設けました。 使いやすさがそのまま自然に馴染む、そんな小さな工夫です。   きちんとしすぎない、ちょうどいい日常へ 気合を入れすぎずに、自分らしくいられる時間がふえたらいいな、と思ってつくりました。 誰かに見せるためでも、誰かに合わせるためでもなくて、「今日はこのくらいが、ちょうどいい」っていう気持ちで選んでもらえたらうれしいです。 SOLIT!はこれからも、「心地よさ」の選択肢をすこしずつ増やしていけたらと思っています。また新しいものができたら、ぜひご紹介させてください。   SHIRTSの商品ページはこちら LIGHT PANTSの商品ページはこちら  

おうちでも、ちょっとそこまでも。SOLITが贈る、心と体に寄り添う日常着「SOLIT TO GO」

おうちでも、ちょっとそこまでも。SOLITが贈る、心と体に寄り添う日常着「SOLIT TO GO」

私たちの日常は、時に忙しく、時に穏やか。おうちで過ごす時間は、心と体を癒す大切な場所。でも、ふとした瞬間に訪れる「そと」との繋がりも、また私たちの生活の一部です。新作のSOLIT TO GOシリーズは、そんな「おうち」と「そと」の境界線を優しく溶かすことをイメージして作られました。 家でも外でも、心地よさを手放さない 家で過ごす時間は、私たちにとってかけがえのないもの。リラックスして、心から安らげる場所であってほしい。そんな願いを込めて、このウェアは生まれました。ふんわりと肌に触れる厚手のコットンガーゼ素材は、まるでホテルのルームウェアのような心地よさ。肌に優しく、一日中着ていたくなるような肌触りは、きっとあなたの「おうち時間」を、もっと豊かにしてくれるはずです。 でも、私たちの日常は、おうちの中だけでは完結しません。急な宅急便のチャイム、ちょっとコンビニまで買い物、ご近所への散歩…。「あ、このままだとちょっと…」と、急いで着替える手間を感じたことはありませんか? そんな時でも、SOLIT TO GOなら、そのまま戸惑うことなく外へ出られる服をイメージしました。しっかりとした肉厚感があるので、ボディラインを拾う心配も、透けを気にする必要もありません。家でのリラックス感を保ちながら、外でも自信を持って過ごせる。そんな「当たり前だけど、今までなかった」心地よさが私たちの叶えたい想いです。 肌に寄り添う、とっておきの素材 SOLIT TO GO のJACKETとLONG/SHORT PANTSは、厚手のコットンガーゼ素材を使用。肌に触れるたびに感じるふんわりとした柔らかさが、リラックスした時間にぴったりです。それでいて、安心感のあるしっかりとした肉厚感で、透けの心配もありません。綿100%でデリケートな肌にも優しく、一日中快適に過ごせるこだわりの素材です。   気分に合わせて着こなし自在なジャケット ジャケットは、スタンドカラーとしても、襟を折ってラペルとしても着用できる2WAY仕様。その日の気分やシーンに合わせて、様々な表情を楽しめます。 ウエストは内側の紐でサイズ調整が可能なので、身体の変化やリラックスしたい時間に合わせ、居心地のいいシルエットを自分で選べるのも嬉しいポイント。あなただけの快適な着こなしを見つけてください。   どんなライフスタイルにも寄り添うパンツ パンツは、ハーフパンツとロングパンツからお選びいただけます。ウエスト内側の両サイドには、指を引っ掛けられる小さな紐のループをデザイン。握力が弱い方でも、指をかけて楽に履けるよう工夫されています。 さらに、内ポケットには医療用チューブを通せる専用ホールを配置。必要なときに外へ自然に出せる仕様で、普段は目立たないように配慮されています。   穏やかで上品なカラー 天然の自然で柔らかな色合いは、肌なじみもよく、部屋着としての穏やかさと、外出着としての上品さの両方を兼ね備えています。 おうちでもちょっとそこまでも。 SOLIT TO GOは、心地良さをおうちのそとにもちょっと広げる、そんな想いの服です。詳細のスタイルやディテールはぜひプロダクトページをご覧ください  ...

おうちでも、ちょっとそこまでも。SOLITが贈る、心と体に寄り添う日常着「SOLIT TO GO」

私たちの日常は、時に忙しく、時に穏やか。おうちで過ごす時間は、心と体を癒す大切な場所。でも、ふとした瞬間に訪れる「そと」との繋がりも、また私たちの生活の一部です。新作のSOLIT TO GOシリーズは、そんな「おうち」と「そと」の境界線を優しく溶かすことをイメージして作られました。 家でも外でも、心地よさを手放さない 家で過ごす時間は、私たちにとってかけがえのないもの。リラックスして、心から安らげる場所であってほしい。そんな願いを込めて、このウェアは生まれました。ふんわりと肌に触れる厚手のコットンガーゼ素材は、まるでホテルのルームウェアのような心地よさ。肌に優しく、一日中着ていたくなるような肌触りは、きっとあなたの「おうち時間」を、もっと豊かにしてくれるはずです。 でも、私たちの日常は、おうちの中だけでは完結しません。急な宅急便のチャイム、ちょっとコンビニまで買い物、ご近所への散歩…。「あ、このままだとちょっと…」と、急いで着替える手間を感じたことはありませんか? そんな時でも、SOLIT TO GOなら、そのまま戸惑うことなく外へ出られる服をイメージしました。しっかりとした肉厚感があるので、ボディラインを拾う心配も、透けを気にする必要もありません。家でのリラックス感を保ちながら、外でも自信を持って過ごせる。そんな「当たり前だけど、今までなかった」心地よさが私たちの叶えたい想いです。 肌に寄り添う、とっておきの素材 SOLIT TO GO のJACKETとLONG/SHORT PANTSは、厚手のコットンガーゼ素材を使用。肌に触れるたびに感じるふんわりとした柔らかさが、リラックスした時間にぴったりです。それでいて、安心感のあるしっかりとした肉厚感で、透けの心配もありません。綿100%でデリケートな肌にも優しく、一日中快適に過ごせるこだわりの素材です。   気分に合わせて着こなし自在なジャケット ジャケットは、スタンドカラーとしても、襟を折ってラペルとしても着用できる2WAY仕様。その日の気分やシーンに合わせて、様々な表情を楽しめます。 ウエストは内側の紐でサイズ調整が可能なので、身体の変化やリラックスしたい時間に合わせ、居心地のいいシルエットを自分で選べるのも嬉しいポイント。あなただけの快適な着こなしを見つけてください。   どんなライフスタイルにも寄り添うパンツ パンツは、ハーフパンツとロングパンツからお選びいただけます。ウエスト内側の両サイドには、指を引っ掛けられる小さな紐のループをデザイン。握力が弱い方でも、指をかけて楽に履けるよう工夫されています。 さらに、内ポケットには医療用チューブを通せる専用ホールを配置。必要なときに外へ自然に出せる仕様で、普段は目立たないように配慮されています。   穏やかで上品なカラー 天然の自然で柔らかな色合いは、肌なじみもよく、部屋着としての穏やかさと、外出着としての上品さの両方を兼ね備えています。 おうちでもちょっとそこまでも。 SOLIT TO GOは、心地良さをおうちのそとにもちょっと広げる、そんな想いの服です。詳細のスタイルやディテールはぜひプロダクトページをご覧ください  ...

30人弱の参加者がみんなで議論をしている様子。その上に「ダイバーシティ&インクルージョンラボ」の白文字

DE&Iを実践知に変える全6回のプログラム──Diversity and Inclusion ...

Diversity and Inclusion Lab、全6回が終了いたしました! 私たちSOLITは、2025年4月〜6月までの3ヶ月間、全6回のプログラム「Diversity and Inclusion Lab - 多層的な多様性の探求と実践」をUNIVERSITY of CREATIVITY(以下、UoC)と協働で開催しました。 本プログラムは、多様なバックグラウンドを持つインスパイアラー(参加者や会場に新たな示唆を提供する人のこと)を迎え、参加者同士の対話を重ねながら、「自分にとってのD&I」を問い直す時間を共有しました。 本記事では、6回にわたるプログラムの学びを振り返ります。執筆は、SOLITのインターンであり、本プログラムに全回インスパイアラーの一人としても参加したNaoが担当しています。 ※各回の概要はDiversity and Inclusion Lab ‐ 多層的な多様性の探求と実践 -に記載されております。   第1回:「D&Iとは?」を問い直す さて、記念すべき第1回目のテーマは「Finding signals:未来のD&Iのシグナルを見つける」。この全6回の旅の出発点として、参加者それぞれの捉えているD&Iの現状やそれらを通して見据えている未来を確認するようなワークショップでした。 プログラムは、緊張感をほぐすための「チェックイン」からスタート。初回はUoCのユニークな会場を歩き回り、「自分が落ち着ける場所を探す」というワークを行いました。このワークがすごく効果的で、緊張がふわっと溶け、自然な会話が生まれていきました。   その後、座学ではSOLIT代表の田中美咲が登壇し、多様性、インターセクショナリティ、特権性、課題の再生産といった視点をもとに、「政治・経済・エンタメなど、社会のあらゆる領域にD&Iが関わっている」ことを提示しました。 続くワークショップでは、インスパイアラーの石井健介さんがファシリテーションを行い、参加者全員がそれぞれの視点から、「現在のD&Iに影響を与えた客観的事実」を付箋に書き出し、時間軸に沿って全員でD&Iの過去・現在・未来のマップを作り上げ、課題意識や見据えている未来を共有しました。  ...

DE&Iを実践知に変える全6回のプログラム──Diversity and Inclusion ...

Diversity and Inclusion Lab、全6回が終了いたしました! 私たちSOLITは、2025年4月〜6月までの3ヶ月間、全6回のプログラム「Diversity and Inclusion Lab - 多層的な多様性の探求と実践」をUNIVERSITY of CREATIVITY(以下、UoC)と協働で開催しました。 本プログラムは、多様なバックグラウンドを持つインスパイアラー(参加者や会場に新たな示唆を提供する人のこと)を迎え、参加者同士の対話を重ねながら、「自分にとってのD&I」を問い直す時間を共有しました。 本記事では、6回にわたるプログラムの学びを振り返ります。執筆は、SOLITのインターンであり、本プログラムに全回インスパイアラーの一人としても参加したNaoが担当しています。 ※各回の概要はDiversity and Inclusion Lab ‐ 多層的な多様性の探求と実践 -に記載されております。   第1回:「D&Iとは?」を問い直す さて、記念すべき第1回目のテーマは「Finding signals:未来のD&Iのシグナルを見つける」。この全6回の旅の出発点として、参加者それぞれの捉えているD&Iの現状やそれらを通して見据えている未来を確認するようなワークショップでした。 プログラムは、緊張感をほぐすための「チェックイン」からスタート。初回はUoCのユニークな会場を歩き回り、「自分が落ち着ける場所を探す」というワークを行いました。このワークがすごく効果的で、緊張がふわっと溶け、自然な会話が生まれていきました。   その後、座学ではSOLIT代表の田中美咲が登壇し、多様性、インターセクショナリティ、特権性、課題の再生産といった視点をもとに、「政治・経済・エンタメなど、社会のあらゆる領域にD&Iが関わっている」ことを提示しました。 続くワークショップでは、インスパイアラーの石井健介さんがファシリテーションを行い、参加者全員がそれぞれの視点から、「現在のD&Iに影響を与えた客観的事実」を付箋に書き出し、時間軸に沿って全員でD&Iの過去・現在・未来のマップを作り上げ、課題意識や見据えている未来を共有しました。  ...

海外視察事業を本格始動しました / イギリス・ロンドンDE&I視察ツアー

海外視察事業を本格始動しました / イギリス・ロンドンDE&I視察ツアー

このたびSOLITでは、海外企業のDE&I(Diversity, Equity&Inclusion )視察事業を本格的に始動いたしました。これまでプロジェクトベースで取り組んできた実践知を活かし、DE&Iの現場を実際に訪れることで、多様な社会のあり方を体感し、学び、持ち帰ることを目的とした視察プログラムを展開しています。 今回の渡航先は、多様性と先進性を兼ね備えた世界都市、ロンドン。社会福祉や移民政策、ジェンダー平等、障害者支援など、幅広いテーマで世界を牽引する取り組みが集積する都市で、参加者が最先端の事例と出会い、対話を通じて深く学ぶ機会を提供しました。 ツアーの目的 1.多角的な理解の促進 DE&I市場を牽引するリーダーに必要な視点や知識を、業界・立場を超えて学び合います。創造的なコミュニケーションを通じて、参加者同士、現地で出会う実践者たちの相互理解と意識の変革を促します。 2.体感的な理解の強化 現地の先進的なDE&I事例を実際に体験することで、文化的背景や葛藤も含めたリアルな文脈を理解します。暮らしの中に根差した事例から、日本や自社に応用可能な示唆を得ます。 3.仲間づくりと協働の場の提供 評価基準が未成熟なDE&I領域においては、実践者同士のネットワーキングと協働が不可欠です。ツアーは、実践知を持ち寄りながらムーブメントを共に育む場となります。   なぜロンドンなのか? ロンドンは、多様な民族、宗教、文化が共存する多文化都市です。社会福祉や移民支援、ジェンダー平等における先進的な取り組みが数多く存在し、官民連携のもとDE&Iが制度として根付いています。さらに、スタートアップやグローバル企業がDE&Iを軸にしたイノベーションを推進しており、視察対象として非常に多くの学びが得られる都市です。 主な学びの視点 ダイバーシティ(多様性):多文化共生の取り組み、移民・難民支援の現場など エクイティ(公平性):貧困・差別に対する支援施策や企業の公平な雇用システム インクルージョン(包摂性):障害者や高齢者など、弱い立場にある人々を支援する社会的仕組み 視察先の一例 これまで連携、または視察受け入れにご協力いただいた方の一部をご紹介します。もちろん、視察の目的に合わせることもできますし、場合によっては世界情勢などによってご紹介することが難しくなる場合もあります。 Open Inclusion:障害者のインクルージョンに特化したリサーチ&イノベーション機関 The Clink Charity:社会的弱者の自立支援を行う飲食事業を通じた更生プログラム UCL(ロンドン大学)/ GDI Hub:インクルーシブデザインとアシスティブテクノロジーに関する最前線の教育・研究拠点 Google UK:アクセシビリティ分野におけるグローバル企業の取り組みと設計思想...

海外視察事業を本格始動しました / イギリス・ロンドンDE&I視察ツアー

このたびSOLITでは、海外企業のDE&I(Diversity, Equity&Inclusion )視察事業を本格的に始動いたしました。これまでプロジェクトベースで取り組んできた実践知を活かし、DE&Iの現場を実際に訪れることで、多様な社会のあり方を体感し、学び、持ち帰ることを目的とした視察プログラムを展開しています。 今回の渡航先は、多様性と先進性を兼ね備えた世界都市、ロンドン。社会福祉や移民政策、ジェンダー平等、障害者支援など、幅広いテーマで世界を牽引する取り組みが集積する都市で、参加者が最先端の事例と出会い、対話を通じて深く学ぶ機会を提供しました。 ツアーの目的 1.多角的な理解の促進 DE&I市場を牽引するリーダーに必要な視点や知識を、業界・立場を超えて学び合います。創造的なコミュニケーションを通じて、参加者同士、現地で出会う実践者たちの相互理解と意識の変革を促します。 2.体感的な理解の強化 現地の先進的なDE&I事例を実際に体験することで、文化的背景や葛藤も含めたリアルな文脈を理解します。暮らしの中に根差した事例から、日本や自社に応用可能な示唆を得ます。 3.仲間づくりと協働の場の提供 評価基準が未成熟なDE&I領域においては、実践者同士のネットワーキングと協働が不可欠です。ツアーは、実践知を持ち寄りながらムーブメントを共に育む場となります。   なぜロンドンなのか? ロンドンは、多様な民族、宗教、文化が共存する多文化都市です。社会福祉や移民支援、ジェンダー平等における先進的な取り組みが数多く存在し、官民連携のもとDE&Iが制度として根付いています。さらに、スタートアップやグローバル企業がDE&Iを軸にしたイノベーションを推進しており、視察対象として非常に多くの学びが得られる都市です。 主な学びの視点 ダイバーシティ(多様性):多文化共生の取り組み、移民・難民支援の現場など エクイティ(公平性):貧困・差別に対する支援施策や企業の公平な雇用システム インクルージョン(包摂性):障害者や高齢者など、弱い立場にある人々を支援する社会的仕組み 視察先の一例 これまで連携、または視察受け入れにご協力いただいた方の一部をご紹介します。もちろん、視察の目的に合わせることもできますし、場合によっては世界情勢などによってご紹介することが難しくなる場合もあります。 Open Inclusion:障害者のインクルージョンに特化したリサーチ&イノベーション機関 The Clink Charity:社会的弱者の自立支援を行う飲食事業を通じた更生プログラム UCL(ロンドン大学)/ GDI Hub:インクルーシブデザインとアシスティブテクノロジーに関する最前線の教育・研究拠点 Google UK:アクセシビリティ分野におけるグローバル企業の取り組みと設計思想...

Dawn one pieceについて学会発表してきました(全文公開)

Dawn one pieceについて学会発表してきました(全文公開)

日本感性工学会にて発表した「若年層障がい者のためのインクルーシブ・ジェンダーフリーファッション」について、その経緯と全文を公開いたします。

Dawn one pieceについて学会発表してきました(全文公開)

日本感性工学会にて発表した「若年層障がい者のためのインクルーシブ・ジェンダーフリーファッション」について、その経緯と全文を公開いたします。