PROJECT AWAKE

SOLITのプロダクトは、地球環境や動植物をもステークホルダーとし、出来うる限り環境にも多様な人にも負荷がかからないよう、従来のファッション産業が良しとしてきた大量生産・大量廃棄を前提とせず、必要な人に必要な分だけが届くような仕組みのもと生産しています。

しかし、より良いものを生み出すために試作したもの、生産過程でどうしても生まれてしまうキズや汚れをはじめとした規格外品、または利用者さまのオーダーミスなどによって、倉庫に眠ったままになってしまっているプロダクトが存在します。けれど、これらは本来、愛を持って活用してくれる人と出会うことさえできれば、まだまだ輝くことのできる、価値のあるもの。

「AWAKE」は、そんな原石のようなプロダクトを倉庫で眠らせつづけたり、捨ててしまうことをせず、販売したり、寄付したり、大切に着てくれる人との出会いをつくっていこうというプロジェクトです。

「AWAKE」とは、「目覚める」という意味。

眠ってしまっていたアイテムをそっと目覚めさせ、気になっていたアイテムへの気持ちを揺り起こす、そんなきっかけを増やせるように。そして、これまで「新品こそが美しいのだ」と思い続けてきた誰かを目覚めさせるような、そんな素敵な出会いを見守ることができますように。

4段階に分けた、私たちの行動

AWAKE ACTION

 LEVEL1: DEAD STOCK MARCHE

ほとんど目に見えないほつれや、新品だけどオーダーミスとなって着る相手のいない、「まだ着られる」アイテムは、Dead Stock Marcheに。

一つひとつのストーリーをご紹介して、気に入ったものを迎え入れてもらうためのイベントを開催しています。

LEVEL2:REPAIR / REMAKE TOUR

まだ「服」としては着続けられるけれど、体型の変化などによってサイズや仕様が理由で着脱がしにくくなった服は、リペア・リメイクで、もう少し永く着続けられるようにします。

LEVEL3:IT’S ALL FOR YOU.わたしのためのファッション

何らかの理由で、綺麗なのに販売することはできないアイテムは、福祉施設・病院でのイベントや調査に活用します。

LEVEL4:RECYCLE(リサイクル)

いろんな方法を試した上で、どんなに頑張ってももうこれ以上ボロボロになってしまって着ることができないというものは、リサイクルパートナーと共にリサイクルを行います。

  • DEAD STOCK MARCHE

    Dead Stockとなっているプロダクトたちには、一つひとつにそうなるまでのストーリーがあります。試作や改良をする中で活躍してくれたプロダクト。オーダーミスや、カスタマイズが注文と少しずれてしまったプロダクト。サイズや仕様を選ぶための「試着」のために生まれたプロダクト。すべて誰かに着られるために生まれてきたものなのに、まだ誰とも出会えていないという現実があります。

    どうしてDead Stockとなったのか、一つひとつのストーリーをご紹介して、気に入ったものを迎え入れてもらうためのイベントです。

  • コットンの生地を縫い合わせる手元

    REPAIR / REMAKE TOUR

    身体や心の状態などによって、人によっては今のままでは着ることができないプロダクトを、SOLITが開発したパーツやデザインなどを活用してより着やすくしたり、クローゼットで眠っている着なくなってしまった服をリメイクすることで長く着れるようにしたりするリペア・リメイクツアーを行います。

    イベントを開催してみんなで一緒にリペアをすることもあれば、私たちが福祉施設や病院に出向いて行うこともあります。(一緒にこのプロジェクトを行ってくれるパートナーを募集します!ご興味がある方はお問合せください。)

  • IT’S ALL FOR YOU.わたしのためのファッション

    「ファッションは自分の内面の一番外側」なんて言葉もあるくらい、ファッションが自分を表現できるツールであり、好きな服を着るだけでテンションが上がるという人も多いのではないでしょうか。

    でも、いろんな背景から、これまで「好きな服を自分で選んで着る」という機会がなかったという方もいます。そんな皆様に向けて、福祉施設や病院へスタイリストと共に出向き、ファッションとの出会いを生み出します。

    好きな色を選んだり、しっくりくるスタイルを選んだり、「自分で選ぶ」という体験をすることで、ファッションはあなたのためにある、ということを伝えられたら嬉しいです。

  • RECYCLE

    SOLIT!のプロダクトを愛用していただいた先に、ボロボロになってしまって着ることができない形状になっているものは、リサイクルパートナーと共にリサイクルを行います。

    2020年に産声をあげたばかりの私たちはまだそうしたプロダクトに出会えていませんが、これから少し先の未来に、たくさん着ていただいたプロダクトを迎えに行くことができるのを楽しみにしています。

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