JOURNAL

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

こんにちは!2023年1月からSOLITでインターンをしている、あおいです。 私たちは2023年1月28日と29日の2日間、環境や人権について考えるサステナブルファッションブランド2社と共同で、デッドストックのみを販売するイベント「 KEEP THEM AWAKE - Dead Stock Marche - 」を開催しました! 会場は「循環する(暮らし)をえらぶラボ」をコンセプトに、生活に欠かせない食と暮らしの側面から生活者同士のつながりの場を提供していらっしゃるélabにご協力いただきました。 今回、私にとって初めてのイベント参加でした。 初めてSOLITのプロダクトに触れ、イベントに参加された方と直接お話をするにつれ、「こんなに魅力的な空間をもっともっと自分の言葉で伝えたい」という想いが強くなり、JOURNALの執筆を担当しています。 このJOURNALを通じて、SOLITをより身近に感じていただけると嬉しいです!   倉庫に眠ったままのプロダクト。愛してくれる人の手に届け! SOLITでは、デッドストックのことを、「AWAKE(アウェイク)」と呼んでいます。これには、倉庫に眠っているプロダクトが、大切に着てくださる方と出会い、眠りから「目覚める」という意味が込められています。 私たちがイベントで販売したAWAKEは、主に素人目にはわかりづらい程度のプリントミスや、商品が出来上がる前の、服としては着用できるものの販売をしないことを決めた試作品などです。 「オールインクルーシブ」な社会の実現を目指す私たちだからこそ、より多くの人が心地良く身に着けられるプロダクトをつくるために、何度も試作を繰り返します。しかし、その途中段階のものは商品として販売できません。 多くの人の想いが込められた、まだまだ輝くことのできるプロダクトを、捨てるという選択はしたくない...そんな想いから私たちは今回のイベントを開催しました。   たくさんの人がつないできたバトンを途絶えさせないために... 私たちは、地球環境や動植物をもステークホルダーとし、出来うる限り環境にも多様な人にも負荷がかからないよう、こだわり抜いてプロダクトを生み出しています。 しかし、従来のファッション産業が良しとしてきた大量生産・大量廃棄を前提とせず、必要な人に必要な分だけが届くような仕組みのもとに生産するブランドであったとしても、キズや汚れをはじめとした規格外品となるもの、または利用者のオーダーミスなど、愛を持って活用してくれる人と出会えぬまま、倉庫に眠ったままになってしまっているデッドストックが存在します。 デッドストックを出したいわけではない... でも、より良いものを提供するための挑戦はやめたくない... そんな葛藤の中から生まれたデッドストックは、1つ1つに個性がありとても愛おしいものに感じました。 開発、生産、配送、1つ1つの工程において、生産者がそれぞれの想いをこめて大切にバトンをつないできたからこそ、1つ1つのプロダクトがそのままの状態で輝き続けられるのだと思います。 今回参加した各ブランドが、たくさんの人が大切につくってきたものを倉庫で眠らせ続けないために、誰かと出会って大切にしてもらうために、そういったプロダクトのみを集めて販売を行いました。...

SOLIT初の試み「KEEP THEM AWAKE- Dead Stock Marche -」

こんにちは!2023年1月からSOLITでインターンをしている、あおいです。 私たちは2023年1月28日と29日の2日間、環境や人権について考えるサステナブルファッションブランド2社と共同で、デッドストックのみを販売するイベント「 KEEP THEM AWAKE - Dead Stock Marche - 」を開催しました! 会場は「循環する(暮らし)をえらぶラボ」をコンセプトに、生活に欠かせない食と暮らしの側面から生活者同士のつながりの場を提供していらっしゃるélabにご協力いただきました。 今回、私にとって初めてのイベント参加でした。 初めてSOLITのプロダクトに触れ、イベントに参加された方と直接お話をするにつれ、「こんなに魅力的な空間をもっともっと自分の言葉で伝えたい」という想いが強くなり、JOURNALの執筆を担当しています。 このJOURNALを通じて、SOLITをより身近に感じていただけると嬉しいです!   倉庫に眠ったままのプロダクト。愛してくれる人の手に届け! SOLITでは、デッドストックのことを、「AWAKE(アウェイク)」と呼んでいます。これには、倉庫に眠っているプロダクトが、大切に着てくださる方と出会い、眠りから「目覚める」という意味が込められています。 私たちがイベントで販売したAWAKEは、主に素人目にはわかりづらい程度のプリントミスや、商品が出来上がる前の、服としては着用できるものの販売をしないことを決めた試作品などです。 「オールインクルーシブ」な社会の実現を目指す私たちだからこそ、より多くの人が心地良く身に着けられるプロダクトをつくるために、何度も試作を繰り返します。しかし、その途中段階のものは商品として販売できません。 多くの人の想いが込められた、まだまだ輝くことのできるプロダクトを、捨てるという選択はしたくない...そんな想いから私たちは今回のイベントを開催しました。   たくさんの人がつないできたバトンを途絶えさせないために... 私たちは、地球環境や動植物をもステークホルダーとし、出来うる限り環境にも多様な人にも負荷がかからないよう、こだわり抜いてプロダクトを生み出しています。 しかし、従来のファッション産業が良しとしてきた大量生産・大量廃棄を前提とせず、必要な人に必要な分だけが届くような仕組みのもとに生産するブランドであったとしても、キズや汚れをはじめとした規格外品となるもの、または利用者のオーダーミスなど、愛を持って活用してくれる人と出会えぬまま、倉庫に眠ったままになってしまっているデッドストックが存在します。 デッドストックを出したいわけではない... でも、より良いものを提供するための挑戦はやめたくない... そんな葛藤の中から生まれたデッドストックは、1つ1つに個性がありとても愛おしいものに感じました。 開発、生産、配送、1つ1つの工程において、生産者がそれぞれの想いをこめて大切にバトンをつないできたからこそ、1つ1つのプロダクトがそのままの状態で輝き続けられるのだと思います。 今回参加した各ブランドが、たくさんの人が大切につくってきたものを倉庫で眠らせ続けないために、誰かと出会って大切にしてもらうために、そういったプロダクトのみを集めて販売を行いました。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...

私たちがB-Corp認証取得を目指す理由

B-corp認証取得に向けたSOLITの挑戦 こんにちは!SOLITで環境人権管理を担当しているナツミです。私たちは、昨年7月より社会や環境に配慮した公益性の高い企業を評価するアメリカの認証制度のB-Corp(ビー・コープ)を取得するために準備をしてきました。 このJournalでは、B-Corp認証のことはもちろん、SOLITがなぜこのB-Corp認証を取ろうと考えているのかについてご紹介します。 その他、私たちのサステナビリティの活動はこちら   「B-Corp」が企業の公益性の判断軸に B-Corpとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことを言います。 2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が発表され、さまざまな社会課題に目を向けられるようになった今、企業価値の創造や消費者の意思決定において、B-Corpは重要な意味を持つと私たちは考えています。 ちなみに、B-Corporation(通称B-Corp)の「B」は「Benefit」を意味し、「社会の公益」という意味が込められています。 B-Corp認証では、企業の事業活動に関わる全ての取り組み(従業員の福利厚生、サプライチェーンの運営、 原材料獲得に至るまで)を社会的・環境的インパクトを基準に独自に採点します。この採点項目は下記の5つに分かれています。 ガバナンス(会社の経営体制) 従業員 コミュニティ(生産パートナーや周りの地域社会) 環境 顧客 それぞれの項目に対して数十個の質問が用意され、約200個の設問により企業の取り組みを詳細に評価します。高い水準で審査され、ある一定の基準点を超えた企業にしか与えられない認証マークがB-Corp認証です。B-Corp認証の詳しい内容は、私自身も参考にしたWIREDメディアでご覧いただければと思います。 従来、企業の「社会的責任」とは自己申告での公表に過ぎず、企業における事業の在り方が「本当に社会や環境に良いのか?」という判断が難しいものでした。その証拠に、実態を伴わないにもかかわらず環境に配慮した取り組みを主張する「グリーンウォッシュ」という言葉もよく耳にするようになりました。 しかし、このB-Corp認証という第3者の目線から企業を独自に評価する仕組みは、本当に社会をより良くすることに重きを置く企業かどうかの判断軸になると言えます。 B-Corp取得企業は、認証取得がゴールではなく始まりとして、より一層ビジネスを通してより良い社会を実現していくという姿勢でいるのがとても素敵です!このB-Corp認証を獲得している日本企業は現在20社以下ですが、SOLITもB-Corp認証を取得し、社会をより良いものにするための世界的ムーブメントにいちメンバーとして早く参加できたら嬉しいです!   オールインクルーシブな社会を実現する、事業体であるために SOLITにとってB-corp取得は、メンバーとしての取り組みを可視化するためにも、そして社会へSOLITの信念を伝えるためにも重要な意義があると判断し、昨年7月から取り組んできました。 B-Corpを取得するにあたって、私たちが期待していることはチームとしての取得意義とステークホルダーの皆様にとっての取得意義の大きく2つです。 チームとしての取得意義 私たちが、B-Corp認証に取り組む一番大きな理由は、自分たちの目指す社会に対する現状把握のためといえます。わたしたちが、「オールインクルーシブな社会の実現」を会社の理念として掲げ活動するのは簡単ですが、何をもって「オールインクルーシブ」が達成できたのかという曖昧さがありました。 SOLITの事業の一つ一つが、本当に「オールインクルーシブな社会へと繋がっているのか?」を測る方法が事業上関わるステークホルダーの皆様(特に生産者さんやユーザーの皆様)からのインフォーマルなフィードバックによるものでしかなかったものを、B-Corpでは、そのような行為を数値化して評価する仕組みに置き換えて判断してくれます。 そのような評価を経て、自分たちの「オールインクルーシブな社会」に向けた活動を改めて理解し、自分たちの事業を、評価できる基準として活用していきたいと思っています。 ステークホルダーの皆様にとっての取得意義 SOLITは多くのステークホルダーの皆様に支えられています。これまで、SOLITを応援してくださった皆様は試着会やイベントでのスタッフとの会話や、このようなJOURNALやSNSなどの場を通してSOLITの事業活動を知っていただき、応援してくださっているのだと思います。...

グラデーションの背景画像に、「インクルーシブファッションマガジン」の文字を3言語で

SOLITのInstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine」...

この度、わたしたちSOLITは、グローバルで注目されつつあるインクルーシブファッションの事例をまとめ、紹介するinstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)」をリリースいたしました。 SOLITだけが存在し続ける選択肢となるだけでなく、国内外で多様な選択肢から選択ができることこそが、それぞれの自己実現につながると信じています。  instagramマガジンはこちら   Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)とは インクルーシブファッションとは、障がいの有無やセクシュアリティの違い、年齢、信仰、国籍などに関わらず、だれでも着られるファッションのこと。従来のファッションは一部の対象者のためにデザインされることが多く、そのデザインや生産のあり方では、反対にそれらを選択できない人を生んでしまう構造がありました。 そこで私たちは、未だ数は少ないものの、確実に増えてきている「インクルーシブファッション」のブランドを世界中から集め、「ファッションはもっと自由なのがいい! 」を掲げ、独自のキュレーションによって紹介をするinstagramマガジンをはじめました。 以下、マガジンの一部キャプチャーとなっております。   ご関心のある方や、まだ知らないブランドとの出会いや発見をされたい方は是非ご覧ください!    

SOLITのInstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine」...

この度、わたしたちSOLITは、グローバルで注目されつつあるインクルーシブファッションの事例をまとめ、紹介するinstagramマガジン「Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)」をリリースいたしました。 SOLITだけが存在し続ける選択肢となるだけでなく、国内外で多様な選択肢から選択ができることこそが、それぞれの自己実現につながると信じています。  instagramマガジンはこちら   Inclusive Fashion Magazine(インクルーシブファッションマガジン)とは インクルーシブファッションとは、障がいの有無やセクシュアリティの違い、年齢、信仰、国籍などに関わらず、だれでも着られるファッションのこと。従来のファッションは一部の対象者のためにデザインされることが多く、そのデザインや生産のあり方では、反対にそれらを選択できない人を生んでしまう構造がありました。 そこで私たちは、未だ数は少ないものの、確実に増えてきている「インクルーシブファッション」のブランドを世界中から集め、「ファッションはもっと自由なのがいい! 」を掲げ、独自のキュレーションによって紹介をするinstagramマガジンをはじめました。 以下、マガジンの一部キャプチャーとなっております。   ご関心のある方や、まだ知らないブランドとの出会いや発見をされたい方は是非ご覧ください!    

広島の自然豊かに育った草木と、SOLITの服を着る男性

SOLITの活動に繋がる存在を図式化した「SOLIT ステークホルダーマップ」

SOLITの活動は、直接的にプロダクトの素材から縫製そして形になるまでに関わる存在だけでなく、間接的に関わる存在も含め、多くのステークホルダー(利害関係者)によって成り立っています。その存在なくして、そしてその存在が健全に生き続ける持続性なくして、SOLITは存在し得ません。 私たちは、少しでも関わるステークホルダーを認識し、あるべき活動の意思決定ができるように、「ステークホルダーマップ」を制作しています。   SOLITのステークホルダーマップ 目の前の課題解決や価値創造だけに終始せず、物理的距離や時間的距離の離れた関係者を想像し、よりそれぞれが健全かつ相互にその存在を承認しあえる、目指すオールインクルーシブな未来を実現するための補助として「ステークホルダーマップ」を作成、常に更新し、意思決定の場に用いています。 以下が、2022年度末更新のSOLITのステークホルダーマップです。 (SOLIT STAKE HOLDER MAP updated:2022.12)    人間と、人間以外の行動者も SOLITのステークホルダーマップは、左半面が人間、右半面が人間以外をマッピングされ、その関係は大まかに線対称に位置付けられています。また、全ての行動者が相互に繋がる存在であるため、その関係性は線でつなぐことはせず、関係する意味合い/カテゴリーごとに色で分けています。 生産とリサイクル:水色 研究・調査:チャコール 商品購入:黄色 業務提携・共同:ピンク 連携先:薄い青色 認定機関:紫色 メディア:オレンジ 影響する環境課題:グレー また、大まかに人数の多さや集合体なのか個なのかを理解しやすくするため、集合体には枠をつけて表現しています。   SOLITのプロダクトをご購入いただけた方、生産者、社員やインターン・プロボノ、株主や資金提供者、私たちが働く場の地域に暮らす方...多様な人の存在によって私たちは活動ができていることを、心から感謝しています。    参考:The actant mapping canvases (https://uxdesign.cc/tools-for-environment-centered-designers-actant-mapping-canvas-a495df19750e)...

SOLITの活動に繋がる存在を図式化した「SOLIT ステークホルダーマップ」

SOLITの活動は、直接的にプロダクトの素材から縫製そして形になるまでに関わる存在だけでなく、間接的に関わる存在も含め、多くのステークホルダー(利害関係者)によって成り立っています。その存在なくして、そしてその存在が健全に生き続ける持続性なくして、SOLITは存在し得ません。 私たちは、少しでも関わるステークホルダーを認識し、あるべき活動の意思決定ができるように、「ステークホルダーマップ」を制作しています。   SOLITのステークホルダーマップ 目の前の課題解決や価値創造だけに終始せず、物理的距離や時間的距離の離れた関係者を想像し、よりそれぞれが健全かつ相互にその存在を承認しあえる、目指すオールインクルーシブな未来を実現するための補助として「ステークホルダーマップ」を作成、常に更新し、意思決定の場に用いています。 以下が、2022年度末更新のSOLITのステークホルダーマップです。 (SOLIT STAKE HOLDER MAP updated:2022.12)    人間と、人間以外の行動者も SOLITのステークホルダーマップは、左半面が人間、右半面が人間以外をマッピングされ、その関係は大まかに線対称に位置付けられています。また、全ての行動者が相互に繋がる存在であるため、その関係性は線でつなぐことはせず、関係する意味合い/カテゴリーごとに色で分けています。 生産とリサイクル:水色 研究・調査:チャコール 商品購入:黄色 業務提携・共同:ピンク 連携先:薄い青色 認定機関:紫色 メディア:オレンジ 影響する環境課題:グレー また、大まかに人数の多さや集合体なのか個なのかを理解しやすくするため、集合体には枠をつけて表現しています。   SOLITのプロダクトをご購入いただけた方、生産者、社員やインターン・プロボノ、株主や資金提供者、私たちが働く場の地域に暮らす方...多様な人の存在によって私たちは活動ができていることを、心から感謝しています。    参考:The actant mapping canvases (https://uxdesign.cc/tools-for-environment-centered-designers-actant-mapping-canvas-a495df19750e)...

文章タイトルを白背景に青いグラデーションで

ファッションと、障害をもつ青少年の社会参加と自尊心との関係に関する調査

調査について 本レポートは、ユタ州立大学と執筆者であるエマリーに協力を経て、2021年8月に公開された論文「The Relationship of Adaptive Clothing on the Social Participation and Self-Esteem of Adolescents with Disabilities」を、弊社SOLIT株式会社が日本語訳と要約をしています。 私たちSOLITは、自社のプロダクトを着てくださるみなさんの声からも、ファッションは機能的側面だけでなく心理的・社会的な影響が多いにあることを理解しています。しかし、まだまだ調査研究は足りず、学びながらデザインをし、そして商品として世の中に発信しながらも、日々改善を続けています。 このエマリーの調査は私たちに学びと勇気を与えてくれました。エマリー、ありがとう 今回はその調査結果についてお届けします。   はじめに 下肢や上肢に障害があると、着替えなどの日常生活が困難になることがあります。そしてその方々の多くは、車椅子や装具などの補助器具を利用しています。 従来の大量生産型の衣服は、そのような機器や障害に対応できるようなデザインであるとはいえません。障害者にとって、より効率的な衣服を作るためには、デザインプロセスそのもののの変更が必要です。 障害や運動機能の低下により、衣服の着脱が困難な人のためにデザインされたのが、「アダプティブウェア / インクルーシブファッション」と呼ばれるものです。 例えば、ズボンのサイドにマジックテープをつけて、足の装具にフィットしやすくしています。このような工夫により、障害者は障害に配慮しながらも、健常者と同じような服装をすることができます。衣服は、人が他人に自分をどのように見せるか、また自分自身についてどう感じているかを反映する、非常に重要な役割を担っています。さらに、衣服は社会的な状況や、周囲にいる人がどう感じるかにも大きな影響を与えます。 適応的な衣服に関する研究のほとんどは、衣服に必要な適応と、衣服が社会生活に与える影響に焦点をあてています。またそれら研究のほとんどは、成人の障害者の社会参加に必要な衣服の適応と、その衣服の影響に焦点を当てています。青少年の衣服、特に適応的な衣服との関係については、ほとんど知られていません。 本研究は、青年期の障害者と衣服の関係を理解するために実施されました。また、障害児の社会参加や自尊心と障害児の服装の関係についても調査しています。 Brown,...

ファッションと、障害をもつ青少年の社会参加と自尊心との関係に関する調査

調査について 本レポートは、ユタ州立大学と執筆者であるエマリーに協力を経て、2021年8月に公開された論文「The Relationship of Adaptive Clothing on the Social Participation and Self-Esteem of Adolescents with Disabilities」を、弊社SOLIT株式会社が日本語訳と要約をしています。 私たちSOLITは、自社のプロダクトを着てくださるみなさんの声からも、ファッションは機能的側面だけでなく心理的・社会的な影響が多いにあることを理解しています。しかし、まだまだ調査研究は足りず、学びながらデザインをし、そして商品として世の中に発信しながらも、日々改善を続けています。 このエマリーの調査は私たちに学びと勇気を与えてくれました。エマリー、ありがとう 今回はその調査結果についてお届けします。   はじめに 下肢や上肢に障害があると、着替えなどの日常生活が困難になることがあります。そしてその方々の多くは、車椅子や装具などの補助器具を利用しています。 従来の大量生産型の衣服は、そのような機器や障害に対応できるようなデザインであるとはいえません。障害者にとって、より効率的な衣服を作るためには、デザインプロセスそのもののの変更が必要です。 障害や運動機能の低下により、衣服の着脱が困難な人のためにデザインされたのが、「アダプティブウェア / インクルーシブファッション」と呼ばれるものです。 例えば、ズボンのサイドにマジックテープをつけて、足の装具にフィットしやすくしています。このような工夫により、障害者は障害に配慮しながらも、健常者と同じような服装をすることができます。衣服は、人が他人に自分をどのように見せるか、また自分自身についてどう感じているかを反映する、非常に重要な役割を担っています。さらに、衣服は社会的な状況や、周囲にいる人がどう感じるかにも大きな影響を与えます。 適応的な衣服に関する研究のほとんどは、衣服に必要な適応と、衣服が社会生活に与える影響に焦点をあてています。またそれら研究のほとんどは、成人の障害者の社会参加に必要な衣服の適応と、その衣服の影響に焦点を当てています。青少年の衣服、特に適応的な衣服との関係については、ほとんど知られていません。 本研究は、青年期の障害者と衣服の関係を理解するために実施されました。また、障害児の社会参加や自尊心と障害児の服装の関係についても調査しています。 Brown,...

オールインクルーシブバッグ、アイボリーとダークグレイが横に並ぶ

多様な人も、その循環に巻き込む「All inclusive bag」登場

「All inclusive bag(オールインクルーシブバック)」、それは多様な人も、地球環境も共に考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために誕生しました。  企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むインクルーシブデザインの手法と、より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践することで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指します。 現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」は、どこか素材や回収システムといったサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多いように思います。 私たちは、いかにしてサプライチェーン全体でより環境に負荷がないだけでなく、ステークホルダーの人権が守られ、さらには「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを実現するかが重要だと考えています。そして、その循環がより広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 商品ページはこちら   近年の表層的な「サステナビリティ」に対して問題提起をしたい   現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」とは、素材や回収システムといったサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多くみられます。 私たちは「サステナブルファッション」について日々試行錯誤中で、その循環の中に参画できない人が存在することや、より多くの人が参加できるようにするとどうしても環境に負荷がかかってしまう選択肢をとるしかないなど、そのバランスや実現に頭を抱えていました。 land down underとの協働を決断 そこで、私たちの企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むSOLIT!のインクルーシブデザインの手法と、より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践するland down underの生産背景に対するこだわりを組み合わせることで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発をはじめました。 私たちは、サプライチェーン全体で人権や環境負荷を配慮したものづくり、そして人の想いや素材が循環することが重要であると考えます。 その循環により広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 バッグは、他のファッションアイテムよりも頻繁に、かつ永く使われます。多様な人々が関われるようなものづくりにこだわることで、この「バッグ」を通して「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを目指します。   私たちがこのコラボレーションで想うこと land down underの(コラボに対する)想い land down underのアイテムは、いわゆる健常者が性別や世代を問わず穿けるものです。しかしながら、SOLIT!と出会い、私たちが大切にしているサーキュラーエコノミーを軸としたものづくりの先に実現される「循環」は、まだ小さい範囲だったかもしれない、と感じました。 より拡張されたサーキュラーエコノミー/循環のあり方を求めて、SOLIT!とインクルーシブデザインを実現した服づくりを経験したいという想いが芽生えました。...

多様な人も、その循環に巻き込む「All inclusive bag」登場

「All inclusive bag(オールインクルーシブバック)」、それは多様な人も、地球環境も共に考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために誕生しました。  企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むインクルーシブデザインの手法と、より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践することで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指します。 現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」は、どこか素材や回収システムといったサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多いように思います。 私たちは、いかにしてサプライチェーン全体でより環境に負荷がないだけでなく、ステークホルダーの人権が守られ、さらには「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを実現するかが重要だと考えています。そして、その循環がより広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 商品ページはこちら   近年の表層的な「サステナビリティ」に対して問題提起をしたい   現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」とは、素材や回収システムといったサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多くみられます。 私たちは「サステナブルファッション」について日々試行錯誤中で、その循環の中に参画できない人が存在することや、より多くの人が参加できるようにするとどうしても環境に負荷がかかってしまう選択肢をとるしかないなど、そのバランスや実現に頭を抱えていました。 land down underとの協働を決断 そこで、私たちの企画段階からこれまで循環の中に参加できていなかった方を巻き込むSOLIT!のインクルーシブデザインの手法と、より生産背景を透明かつ同一地域内で完結させ、環境負荷を極力軽減させた循環する服づくりを実践するland down underの生産背景に対するこだわりを組み合わせることで、私たち自身が納得できる拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発をはじめました。 私たちは、サプライチェーン全体で人権や環境負荷を配慮したものづくり、そして人の想いや素材が循環することが重要であると考えます。 その循環により広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわりました。 バッグは、他のファッションアイテムよりも頻繁に、かつ永く使われます。多様な人々が関われるようなものづくりにこだわることで、この「バッグ」を通して「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことを目指します。   私たちがこのコラボレーションで想うこと land down underの(コラボに対する)想い land down underのアイテムは、いわゆる健常者が性別や世代を問わず穿けるものです。しかしながら、SOLIT!と出会い、私たちが大切にしているサーキュラーエコノミーを軸としたものづくりの先に実現される「循環」は、まだ小さい範囲だったかもしれない、と感じました。 より拡張されたサーキュラーエコノミー/循環のあり方を求めて、SOLIT!とインクルーシブデザインを実現した服づくりを経験したいという想いが芽生えました。...