高橋 鴻介 - Kosuke TAKAHASHI
1993年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、広告代理店に勤務。インタラクティブコンテンツの制作や公共施設のサイン計画などを手掛けた後、2022年に独立。「接点の発明」をテーマに、異なる人と人をつなぐ発明家として活動中。主な発明品に、墨字と点字を重ね合わせた書体『Braille Neue』、触覚コミュニケーションゲーム『LINKAGE』などがある。wired AUDI INNOVATION AWARDにて日本のイノベーター20人に選出。受賞歴にグッドデザイン賞、DIA Award、Sign Design Awardなど。
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活動の基軸・哲学
「接点の発明」
自分と他者は異なる存在であるという関係の中で、今まで接点がなかったところに、共有できる接点をみつけて、異なる世界への扉をひらく。そうすると、お互いのことをより深く知ることができる状態になれる。
自分にとって知らなかった世界、相手にとっても知らなかった世界がつながり、いつのまにか壁だと思っていたり、違う世界だと思っていたことがなくなって、だんだんと世界が一つになっていくのではないかと考えています。
そうして、みんなの価値観がアップデートされていって、前よりも世界が広がる。それが楽しいと思うんです。
大切にしていること
「心のハードルを下げること」を大切にしています。
これまで知らなかった、新しい考え方に触れるときって特に心のハードルが上がりがち。
全く新しいものを作るのではなく、すでに共通言語になっているものや価値観をもとに、いまある文脈を活用するようにしています。
新しいんだけど、なんとなくわかる。そんなバランス感が大事かなと思います。
SOLITと行う取り組み
オールインクルーシブが体現された遊び、公園をつくりたい。
理由がないと会いにくい時代だけど、「遊び」は、特に理由もなく人を誘っていい行為だとおもうんです。発明する時によく「ゲーム」を作っているのはそういう理由もある。
今まで一緒に遊べなかった子たちが一緒に遊べるような補助線をつくって、オールインクルーシブが体現された遊び、公園をつくりたい。