多様な視点を経営判断に。SOLITアドバイザリボード設立

多様な視点を経営判断に。SOLITアドバイザリボード設立

目次

私たちSOLITが実現したいのは、価値の多様性や価値観の選択が相互承認され、自然、生物、人間及びテクノロジー等のあらゆる存在が健全に共存できている”All-inclusive(オールインクルーシブ)”な社会です。

会社としてもそんな”All-inclusive”の体現者となるために、より一層多様な価値観を持つ実践者が会社経営に参加していくべきであると考え、この度「SOLITアドバイザリーボード」を新設しました。

 

多様な価値観を取り入れる経営政策「SOLITアドバイザリーボード」

従来のSOLITの株式会社としての経営体は、最終意思決定において創業者かつ大株主の田中美咲が独断できる組織となっていました。

もちろん、実務においてはメンバーそれぞれが自律・分散的に意思決定を行い日々の業務にあたっておりますが、近年よく耳にするティール組織・DAO的組織構造として運営できていたとしても、経営の最終決定権は常に、田中にある体制でした。

しかし、SOLITの経営のあり方として、独断的ではなく包括的に、より多様な意見を会社に取り入れる方法は何かという議論を時間をかけメンバーと共に話し合いました。

そしてこの度、「SOLITの外部から構成されたアドバイザリーボードを設置し、SOLITの経営指針に対して提言をしていただく」ということが現在のSOLITに最適なのではと考えました。

「社外の組織を経営の意思決定に取り込むアドバイザリーボード設置は、経営者の説明責任を果たし、会社に新しい視点、専門知識、技術をもたらすことができる(B-Lab, 2022)」。この考えのもと、SOLITのアドバイザリーボードの目的とボードメンバーの選定基準を下記のように制定いたしました。


アドバイザリーボード設置の目的

アドバイザリーボードは、「意思決定」「経営判断」をする組織ではなく、会社を代表する意思決定者の確信を高めるために、最新の知識、批判的思考、分析力を提供することに責任を持つ組織です。

SOLIT株式会社、定款第一章第二条に記載のように、アドバイザリーボードの役目は「オールインクルーシブな社会実現」と「企業価値最大化」のために存在します。

全ての人間、自然や動物も、どれも取り残さない「All inclusive」を企業ミッションとし、この理念のもとで全ての存在が本来持つべき尊厳を保つ生活をつくるオールインクルーシブライフスタイル企業を目指す。本会社は、同じビジョンに共感した様々な同志による共同体であると考える。 それと同時に、本会社は、企業活動がそれ単独では成立せず、世界や社会の存在とその持続性の上に成り立つということを忘れてはならず、様々な関係者との繋がりの中 で、より大きなビジョンの実現と、企業価値の最大化を生み出すことができると考える。 本会社の主要なステークホルダーは、顧客をはじめとした本会社の事業活動や表現行 為に少しでも触れた全ての生活者や株主の皆様、ならびに、多様な契約形態で業務に 携わる従業員や共創関係にある協力者・パートナー、地域住民はもちろん、自然と地球をも含む。(定款第一章第二条引用)


アドバイザリーボードメンバーの詳細

役割

  • 当社が会社組織体として進むべき方向性の提示、助言
  • 解決すべき課題の再確認、再検討
  • 中長期的な経営計画に対するアドバイス
  • リスク及びコンプライアンスに関する事項
  • 緊急時の対策に対する助言
  • その他重要事項に関すること

任期

  • 2022年10月1日~2024年9月30日の2年間

ボードメンバー資格

  • 世界や社会の存在を理解し、その持続性に個人で貢献している方
  • 主要なステークホルダー(顧客代表、株主、従業員代表、協力者/パートナー、地域住民、自然と地球)を念頭に置き、多角的な視点で対等に熟議いただける方
  • SOLITが重要視する3つのこと、「D&I 」「Sustainability」「Design」の専門性に加え、SOLITに対して想像を超えた可能性を広げていただけそうな方
  • 国籍/人種・ジェンダー/セクシュアリティ・年齢・障がいの有無・宗教・性的思考・価値観、不問

SOLIT株式会社6名のアドバイザリーボードメンバー 一覧

SOLITアドバイザリーボードの皆様を名前の50音順(敬称略)で記載しております。

NAOKI OTA / 太田 尚樹

プロフィール

LGBTエンタメサイト「やる気あり美」編集長。文芸誌での連載や脚本制作など、幅広い執筆活動に従事するかたわら、企業や自治体にてLGBT研修も行う。雑誌ソトコトにて「ゲイの僕にも、星はキレイで、肉はウマイ。」を連載中。

メッセージ

正直に言うと、昔から「だれも取り残さない」という言葉が嫌いでした。こういった言葉を耳にしがちな学生時代、セクシャルマイノリティの少年であった私は、それが関係しているのかは分かりませんが、とにかく教室の隅で、自分と似た感性をもった同級生と「ありえないよね…」と目配せをしながら、その言葉を右から左に流すような人間でした。ですが、そうやって私がひねくれている内に、いつの間にか「ありえない」とは言っていられない社会になっていました。気温は上がり続け、夏はどんどん長くなります。多様な生き方は自己責任論に飲み込まれ、その担い手が社会から置き去りにされています。どうしてこうなったのだろう。なんでだよ!そう思う度、幼き日の自分が僕を指差して「一因」と言います(こわすぎる)。10年後、50年後、100年後のために、私たちは何ができるのでしょうか。SOLITのアドバイザリーボードとして、皆さんと共に考えていきたいです。今度は、だれも・どれも取り残さない社会の一因に、なりたいと思います。

 

LAILA CASSIM / ライラ カセム

プロフィール

日本育ち、世界育ち、イギリス人。障害福祉の現場の創作活動とデザインを繋げ、協働創作を通して商品開発や様々なプロジェクト企画・運営。障がいのある方々の経済自立・社会参加とデザイナーや企業の社会意識を促す活動に従事。その象徴でもある「シブヤフォント」ではアートディレクターを務め、近年グッドデザイン賞や内閣府オープンイノベーション大賞など多数受賞。東京大学特任研究員、桑沢デザイン研究所非常勤講師、2022年からはグッドデザイン賞の審査員も務める。人は環境さえ与えればどんなこともできると信じ、多様なスキルと背景の人々が混じり合い共に助け合いながら共生・共創する社会を夢見て活動している。

メッセージ

私たちが住む世界は、日々複雑化しながら様々な危機感にさらされ続けています。それぞれがもつその「危機感」に立ち向かうには、解決策を見出すことを共に考え、悩み、閃き、動くことしかできません。また、同一種の人たちが考えるのではなく、様々な見解やスキルを持ち、多様多種な人生背景と経験を持つ人々が集うことでより多くの人を包括し、より良い環境を実現していくのではないかと思います。SOLITのようにインクルージョンを第一に考え、未来のものづくりを担う企業のアドバイザリーボードに参加させていただくこと、とても嬉しく思います。特に身体に障害を持つ当事者・女性として、服はいつも最大の悩みでした。SOLITの皆さんと一緒にワクワクすることを考えるのがこれから楽しみです!

 

YASUHARU SARASHINA / 更科 安春

プロフィール

1955年東京生まれ。早稲田大学卒業後海運業、印刷業を経験したのち、1998年より株式会社イッセイミヤケにて総務人事、広報、知的財産部、ブランドマネジメントを経験する。2000年よりインディゴ株式会社にてインターネット業務に携わり、2002年に独立、株式会社 i-support を設立しインターネットコンサルティング、ホームページの制作、Eコマース運営、システム開発ディレクションなどを行う。2017年よりミスルトウ株式会社にメンバーとして参画。「介護のない世界」を目指しプロジェクトを推進。

メッセージ

未来の社会はどんな形が望ましいのか。気がついてみると今の社会は人類が優先される、それも特定の人だけが優先される社会になっています。そこには人同士の格差だけでなく、私たちと共に生きている動植物や自然、地球に対する配慮もなされていません。私は数年前から「共助社会」を取り戻す活動をしていますが、SOLITの考える「誰もが“違い”をありのままに受け入れ、健全に共存できるAll inclusive経済圏の実現」はまさに共助社会のより明快な形で、強く共感しています。これからのより良い世界を創ることを、SOLITの皆さんと共に探究できることに、大きな期待感と意義を感じています。

 

MASAYUKI TERAI / 寺井 正幸

プロフィール

1990年京都府亀岡市生まれ 大阪在住。兵庫県立大学環境人間学部後、産業廃棄物処理業者に入社し、産業廃棄物処理を中心とした営業を行う。ビジネスマン・主婦・子供まででみんながごみのことを正しく知れる場を提供したいと考え「ごみの学校」を立ち上げ、1年半で合計4200名にごみに関する講座を実施。facebookグループ「ごみの学校」でも1500名強のコミュニティを運営している。

メッセージ

SOLITの掲げる理念やモノづくりへのこだわりは、これからの世の中で特に重要になってくると思っています。すでに、世界中から評価されていますが、アパレルという誰もが身に着ける物であり、その分野において、新たな価値観やあり方を示してくれることに、これからも期待しています。個人的には、「衣服のごみ」という世界中でも未だ解決策が見いだせていない領域について、SOLITと新たな仕組みをつくりだすチャレンジをしたいと思っています。

 

RURIKA HASEGAWA / 長谷川 留理華

プロフィール

ミャンマー西部アラカン(ラカイン)州にロヒンギャとして生まれる。ミャンマー名はティダ・ルイン。迫害を受けて2001年に日本に逃れ、2013年に日本国籍を取得。17歳でロヒンギャの男性と結婚し、二男三女の母。現在は通訳・翻訳家として、日本とミャンマーの「2つの祖国」をつなぐ活動に取り組む。

メッセージ

私達が暮らす地球は色々な課題を抱えています。人類によって日々発達していく世の中ですが、同じ人類によって起こる問題も少なくありません。もちろん自然災害によって起こる問題もあります。同じ地球をシェアして暮らしているはずが、いつしか外見、権力、さまざまな環境を境に日々の生活が危機に晒される人口が増加していく問題。そう言ったことを見て見ぬふりする方々がいる中、知る、参加する、広めると言った形で問題の解決策を見つけてくれている事が唯一の救いです。そんな中、SOLITは、誰もが「違い」をありのままに受け入れ、健全に共存できる「All inclusive経済圏」の実現を目指す。このテーマに、すごく心が打たれました。まだまだ微力で勉強不足の私ですが、SOLIT株式会社のアドバイザリーボートの一員として参加出来る事に心底から喜びを感じております。これからも皆様に色々御指導を受けながら、たくさんの事を学び、自分に出来る事を力いっぱい発揮できる様努めてまいります。

 

ASKA HAMAKAWA / 濱川 明日香

プロフィール

ボストン大学卒業後、外資系コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパーズに勤務。大学最後の年にサモアで海面上昇の影響を目の当たりにしたことから、ハワイ大学大学院にて太平洋諸国における気候変動研究で修士号取得。2009年サモア沖大地震、2011年東日本大震災で緊急・復興支援活動に従事。その後、世界で最初に沈むと言われる太平洋諸国ツバルを支援する気候変動NGOの副代表を務めつつ、マサチューセッツ工科大学の気候変動解決策を世界から募るイニシアチブ運営を兼任しながら、コーネル大学経営大学院MBAマーケティング戦略プログラム修了。2014年、人類と地球が共繁栄するリジェネラティブな未来を創ることを目的にチェンジメーカーを支援・育成するEarth Companyを設立。2019年、エシカルホテルMana Earthly Paradiseをオープン。現在はバリ島でEarth Companyとエシカルホテルを運営する。

メッセージ

これまで代表の田中さんとは様々な形で協働させて頂きましたが、連続社会起業家でいらっしゃる田中さんのこれまでの事業の展開や努力や葛藤を側から見させて頂き、彼女の信念の強さ、実直さ、困難や弱みにこそ挑戦する姿勢、勤勉さ、そして行動力にはいつも感銘を受けていました。かつ社会課題に対して真正面からタックルするのではなく、多角的に、ユーモアを持って、たくさんの人たちを巻き込んでみんなが参加したくなる課題解決方法を生み出す力を持っているからこそ、課題解決を加速することができるのだと感じます。もちろん3事業目となるSOLITのミッションを聞いた時は、共感&応援しないというチョイスはありませんでした。インクルーシブビジネスは海外では急速に増えているものの、日本ではまだまだです。ぜひ日本の「オールインクルーシブ経済圏」を牽引し、「誰もが『違い』をありのままに受け入れ、健全に共存する」のみならず、みんなが「違う」からこそ多くの新しい価値が生まれ、カラフルで、優しくて、可能性輝く社会を醸成していってください!応援しています。

 

 

以上、

アドバイザリボードの6名様をボードメンバーとしてSOLITにお迎えできることメンバー一同大変うれしく思います。SOLITを応援いただいている全ての皆様に更なる変化を見届けていただけるよう、より一層邁進してまいります!

 

定例ミーティング運営者

最後に、アドバイザリーボードを運営するにあたり、その年に2度の定例ミーテイングを運営する者も多様であるべきだと考えます。以下、アドバイザリーボードを運営する従業員代表、会社代表2名をここに記載しておきます。

従業員代表:NATSUMI WADA / 和田 菜摘 

プロフィール

1994年東京生まれ東京育ち。英国のサセックス大学に進学し国際関係学国際開発学専攻。在学中1年間ギャップイヤーを取得しインドネシアでインターンシップを行う傍ら、東南アジア諸国を旅行しながら現地のNPO/NGO/Social Business訪問を通してビジネスを通しての社会貢献に興味を持つ。2020年同大学の開発人類学で修士を取得、エシカル消費や企業のCSRに関する研究に専念、2022年7月よりSOLIT株式会社にて環境・人権担当として業務に従事。

  • 呼び方:She/her 
  • 国籍:日本
  • 信仰/思想:無宗教
  • 居住:イギリス/ブライトン、たまに日本/東京

メッセージ

SOLITのメンバーはいい意味で同Vision/Missionを持った人々達で構成されています。ですので、意思決定もSOLITの一員として考えられる素敵なメンバー達です!だからこそ、多様性を尊重し自分の信念を持ってらっしゃる外部のボードメンバーに参画して頂けることはSOLITのワンランク上の成長につながるのだろうと思います。ボードメンバーの皆さまのポテンシャルを最大限に発揮できるような会議体作りができるように努めます!

 

会社代表:MISAKI TANAKA / 田中 美咲

プロフィール

1988年奈良生まれ。立命館大学卒業後、東日本大震災をきっかけとして福島県における県外避難者向けの情報支援事業を責任担当。2013年8月から8年間、自然災害と防災に関する非営利団体「一般社団法人防災ガール」を設立。同団体にて第32回 人間力大賞 経済大臣奨励賞 受賞。2018年2月より社会課題解決に特化したPR会社である株式会社morning after cutting my hair創設、代表取締役。2020年9月よりSOLIT株式会社を創設、代表取締役CEO。TED Talksにて「私たちの組織の終わり方」をプレゼンテーション、また2度目のTED Talks「社会課題を解決するクリエイティブ・共に問うデザイン」も発表。社会課題をポップに解決することをモットーに活動を続ける。 The International Design Club (IDC)会員。

  • 呼び方:She/her 
  • 特性:パニック障害 / メニエール病 
  • 国籍:日本
  • 信仰/思想:家族:浄土真宗、個人:無宗教
  • 居住:日本/神奈川

メッセージ

SOLITはこれからもっといろんな人が関わる、目指したい未来を作り出すチームになっていくとおもいます。その一歩目として、この船の行先をともに考え、見つめる仲間であるアドバイザリーボードのみなさんとともに議論をし、答えのない未来を見つめられると思うと、とても嬉しいです。

 

 

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