文化多様性の大きな都市バンクーバーで開催されるバンクーバーファッションウィーク(VFW)がコンセプトとして掲げているのは「多様性」。VFWには国籍や人種にとらわれることなく世界各国のブランドが参加しています。SOLITは、この度VFWから招待を受け、悩みの末、その出場を決意しました。

時代をつくるコレクションの舞台だからこそ、私たちが求めるオールインクルーシブな社会のあり方とファッションの姿を伝えることが必要だと考え、SOLITは世界の舞台に立ちます。

IT’S SOLIT! - Duh!

Show Concept:

特別なものでなく、これは当たり前のことなのだ。

多様な存在と、自分らしく表現することが、

「素敵だね」で終わらず、むしろそこで立ち止まらずに早くこっちにおいでよ、と言いたい。

Founder's Message

私は、小さい頃から着たいと思った服を着られないまま育ってきました。それは体型によるものもあったし、お金によるものもあった。

毎日自分が身につける服を「自分で選んだ」のではなく、「選べるものの中から選んだ」ということ。

自分という存在を表現する権利が、あれよあれよと両手指からすり抜けていく。

ただファッションを楽しみたかっただけなのに。

これは、私だけが感じていることなのだと思っていました。

でも体型、障害、年齢、セクシュアリティ、家庭環境、信仰や文化、それらによって同じような経験をしてきた人がたくさんいることを知り、カテゴリーを超えて、多様な人が自分らしくあれる方がいい、そう想い、SOLITを立ち上げました。

多様な人も、地球環境も、手放したくなくて。

SOLIT代表 田中美咲

  • SOLIT代表の田中美咲の写真

    MISAKI TANAKA

    社会起業家・ソーシャルデザイナー。1988年生まれ。2013年から自然災害・気候変動に関するNGOを8年運営。大学院でMBA取得後、2020年より地球環境と人権の課題解決を行うためSOLIT株式会社を創設。多様な社会課題をデザインで解決する専門家。

  • ITSUO MIHARA

    大手アパレル企業勤務。2児の父。子どもの将来の夢が「ファッション」に関係した時に、胸を張ってこの業界を薦められないことに気づく。地球にも人にとってもいいファッションをつくり、将来の世代に自信を持って伝えるためにSOLITに参画。

  • RINA YANOME

    1998年千葉生まれ。大学院在学中。足に病気のある母親が、好きな服を着ることができずに悲しむ姿を幼い頃から見て育つ。世の中には病気や障がいを理由にオシャレを諦めている人が多くいることを知り、服飾学校在学中からインクルーシブデザインの服作りを始める。

  • WIN

    中国・無錫を拠点にする縫製工場「WIN」。AIを用いた技術開発や、効率化を推進するだけでなく、社員一人一人のwell-beingを徹底し、それぞれの働く人の力が発揮できるよう対話とチームワークを大切にする。政府から認められた工場として評価を受ける。

RUNWAY - VIDEO

中島 昌彦 / ビデオグラファー

熊本県阿蘇市生まれ。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 映画学部卒。東京でテレビディレクターとして経験を積み、2016年熊本地震を機に帰郷。被災した阿蘇神社の楼門が再建するまでの様子を約7年間ボランティアで撮影・編集し配信を続けた。この動画がきっかけとなり火災で消失した沖縄の首里城の復興映像も手がける他、日本国内外のクライアントワークを中心に活動するビデオグラファー。

最初にバンクーバーファッションウィークの映像の話をいただいたのは2023年の夏だったと思います。SOLITの映像はこれまで何回か制作をさせていただいていましたが、北米最大級のファッションイベントでSOLITのファッションショーをやるお話をいただいた時は驚いたことを覚えています。多様な人も、地球環境も共に考慮された社会の実現を目指し、「これがあたりまえでしょ?」と胸を張って伝えること。SOLIT代表の田中さんは明確なビジョンを掲げ、ファッションショーに挑む準備をされていました。その上でどのように音楽や映像を通して会場の皆さんにその想いを感じてもらうか田中さんと議論を重ねてきました。今回はショーで紹介する服はもちろんのこと、服がもたらしたあとの世界を描く必要がありました。モデルは車椅子ユーザーや障害がある方、難民認定を受けている方など今の社会では何かしら生きづらさを感じている方を抜擢されていました。モデルたちがランウェイ上の「あたりまえの社会」で生き生きと生活しているよう、観客に伝える必要があるため、それぞれのモデルたちにはただ歩くのではなく、歩く目的を与えています。「職場に向かう」「デートに行く」「映画を見に行く」など日常の中にある具体的なシーンをモデルに伝え、ランウェイが舞台のように見えるようにしています。モデルたちが何をしているか分かるよう、映像では舞台となる景色を、音楽では生活音を交えながら音を構成しています。それぞれのモデルさんごとに音楽や映像を明確に変えてしまうと、ショー全体の一体感が損なわれてしまうため、モデル一人一人に用意する舞台の境界線をあえて曖昧にしてあります。最後に、SOLITが目指す社会を構成する大事な役割の1人がこの文章を読んでくださっているあなたです。SOLITのショーをご覧いただき観客のままでいるのか、SOLITの目指す社会に向けて動くのかはあなた次第です。

RUNWAY - MUSIC

山下歩 / 映像作家、ミュージシャン

沖縄県在住のミュージシャン、瞑想講師、映像作家。音楽やマインドフルネス、ドキュメンタリーなど、様々なコンテンツを配信している自身のYouTubeは、現在登録者は19万人程度、総再生回数は約5,000万回を数える。映像作家として、沖縄のアーティストHYの公式短編映画『AM11:00』を監督。企画、撮影、編集、楽曲制作、演奏まで自ら行うマルチクリエイター。近年では、サウンド・バスという音の振動を通した癒しの体験空間のプロデュースも行っている。

SOLITプロダクトを実際に手にとって感じたこと、それはカラフルな色彩でした。洋服のカラー自体は、ビビッドでカラフルなものではないのにもかかわらず、たくさん混在する洋服ブランドの中からSOLITを選んで着る人たちの様々な人生模様が目に浮かんできたからです。ランウェイミュージックは、そんなSOLITの体験の中にあるカラフルな印象を表現したものになっています。洋服のカラーの奥にある虹色の人生たち。日常の中で私たちを彩る様々な景色に関係する音を活かしながら作成した音楽を通して、それが音楽を通してよりビビッドにオーディエンスの心に浮かんでくれると嬉しいです。

HAIR & MAKE UP

KAE / NORA creative director

2011年美容専門学校を卒業後、株式会社NORAに入社。3年のアシスタント期間を経て2014年にNORA HAIR SALONデザイナーとしてデビュー。同時にヘアメイクとしても活動を開始。2017年NYコレクションにてコレクションヘアメイク初参加。ファッショやビューティーをはじめ様々なジャンルで、ヘアメイクとして活躍。サロンワーク、ヘアメイク、プロダクト開発、ヴィジュアルデザインのディレクション等、クリエイティブディレクターとして活動している。

今までヘアメイクとして関わってきたファッションの世界だけでは知ることができなかったSOLITのプロジェクト。皆でファッションを楽しむという事に本気のこのプロジェクトとSOLITのプロジェクトがフューチャーされるVFWに魅力を感じ参加しました。インクルーシブデザインで作られたアイテムを着こなすという事に着目し、SOLITのアイテムを身につける皆さんが、アイデンティティを大切に、それぞれの魅力をより活かせる様にシンプルで個性を引き出すヘアメイクデザインをアウトプットしたいと考えました。

  • MOEBA

    中部アフリカ出身。日本在住約5年。4ヶ国語話者。 インドの大学で国際経営学を学び、母国の非政府機関で勤務。不安定な政治情勢の中で命の危機を感じて国外に亡命をし、来日。

  • 髙居 千紘

    コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社所属デフアスリート。先天性感音性難聴。陸上競技の走り高跳びと十種競技で2025年東京デフリンピックへの出場、メダル獲得を目指す。

  • ひわさゆうき

    スポーツブランドの公式サイトのチームリーダーとして活躍。生まれたころより顔の額から頬にかけて太田母斑という疾患がある。「どんな人でも輝くことができる」という思想を啓蒙する活動をしている。

  • 芳坂 映由花

    大学院修了目前に交通事故に遭う。治療完結に3年を要し、後遺症と傷跡が残る。俳優として舞台や映像作品に出演。「Milano Fashion Week 2023」にて海外コレクションデビュー。

  • 水口ミライ

    15歳。生まれつき耳が聞こえず、幼稚園から中学までは聾学校、現在は聞こえる高校に通学。中学部2年生から現在の芸能事務所に所属、モデル・俳優として活動を開始。

  • Nao

    東京都在住の現役高校2年生。メイクやファッション、価値観に刺激を受け、ジェンダーレスファッションやメイクをするように。現在は大学受験の為勉強に励んでいる。

  • 丸橋 主有

    頸髄を損傷し車椅子での生活。後遺症は四肢麻痺、体幹障がい、自律神経障がい。約3年間、病院やリハビリ施設でのリハビリを経て、1人暮らしを開始。

  • 株式会社 日ノ樹

    ファッションコレクションへのエントリーを渡航費や作品制作にかかる資金面により足踏みをしていた私たちへ、計画段階からこの挑戦を信じ、背中を押してくださいました。

  • 医療法人社団 吉本会 よしもと小児科

    この挑戦に共感いただき、実施したクラウドファンディングにて「企業協賛 プロジェクトサポーター 10万円コース」をご支援いただきました。

    WEBサイト 
  • 株式会社Hub.craft

    昨年のドイツiF DESIGN AWARD受賞時のドキュメンタリー撮影に引き続き、今回VFWに挑む私たちのドキュメンタリーを制作いただけることになりました。

    WEBサイト 
  • 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ

    インクルーシブな社会を実現することに共感いただき、本プロジェクトにおける協賛プログラムの開発や企業連携について、ご協力いただいております。

    WEBサイト 
  • morning after cutting my hair,Inc.

    SOLIT社と本ショーの関連性や、哲学・思想にあわせた演出のプランニング、モデル選定における基準作りなど、実現するにあたる背景のサポートをしていただきました。

    WEBサイト 
  • NORA HAIR SALON

    私たちが目指す表現を実現するにあたり、ショーにおける演出全体へのアドバイス、ヘアメイクのプランニングにご協力いただいております。

    WEBサイト 
  • OTEMACHI KORTO

    ファッションコレクションに出すプロダクトとモデルの撮影を終日行うにあたり、会場の無償提供をはじめ、よりバリアフリーな場になるようお力添えいただきました。

    WEBサイト 
  • Ontenna(富士通株式会社)

    きこえる・きこえないに関わらず表現できるよう、振動と光によって音の特徴をからだで感じる「Ontenna」をスタッフ全員分お貸し出しいただきました。

    WEBサイト 
  • 東急株式会社・渋谷ヒカリエ Creative Space 8/

    ファッションコレクションから帰国後、日本での初お披露目の会場として「渋谷ヒカリエ 8/COURT」を特別協賛頂けることになりました。

    WEBサイト 
  • 株式会社アイシン

    活動における日々のコミュニケーション促進のため、声や音を可視化する「意思疎通支援」を行うアプリケーションYY Probe法人アカウントをご提供していただきました。

    WEBサイト 
  • CACTUS TOKYO

    ランウェイを彩るモデルが本番で身につけるアイテムとして、生態系の回復が可能な「サボテンレザー」を採用されたバッグ・財布をお貸し出しいただきました。

    WEBサイト 
  • 株式会社アシックス

    多様なモデルが安心と自信をもちランウェイ本番で身につけることができるアイテムとして、アシックスのシューズをご提供いただきました。

    WEBサイト 
  • 社会福祉法人地蔵会 / 空と海 坂口さん

    今回初お披露目となるコレクションの15着のプロダクトと、それを着用するモデルのイラスト制作を担ってくださいました。

    WEBサイト 
  • swallow tail vintage

    トレーニングやインタビューにて身につけるアイテム、コレクション内で使用するアイテムの素材として、古着をご提供いただきました。

    WEBサイト 

STAFF

Misaki Tanaka(Executive Director)

Products and Fashion Design
Itsuo Mihara(Production Management & Design)
Rina Yanome(Design)

Direction of a play
Suzuka Nakanishi(Runway Directing)
Masahiko Nakashima(Runway Video Music Production)
Ayumu Yamashita(Runway Music Production)
KAE(Hair and Makeup Planning)

Documentary filmmaking
Fuhito Yamashita(Documentary Video Production)
Takuma Matsuda(Documentary Video Production)

PR- Stakeholder Relations
Yumiko Kosugi(PR Production)
Shinichi Morimoto(PR Planner)
Sumie Saito(SNS Marketing Direction)
Kitou Sayaka(PR Assistant)
Yuki Hiwasa(PR Assistant)
Haruki Maruyama(Photographer)

Crowd Funding
Seiichi Ogasawara(Crowdfunding Planning and Operation)
Hironobu Sakamoto(Crowdfunding Planning and Operation)
Shiori Sakamoto(Crowd Funding PR)
Sumie Saito(Book Planning and Editing)
Aoi Shimizu(Book Planning and Editing)

Products development
l.G.ZHA(Cotton-Spinning)
F.H.TONG(Dyeing and Finishing)
J.D.MAO(Woven Fabric)
D.J.CHENG(Production Management)
J.l.XU(Pattern Make)
J.Z.XIA(Cutting)
G.H.SIMA(Sample Making)
H.Y.REN(Press and Package)
Z.Y.PEN(Procurement Management)
Q.LIU(Direction)

Model Management & Training
Rina Yanome(Model Training Management)
Suzuka Nakanishi(Model Training Planning)

Rie Usui(Model Training Instructor)
Shin Kohama(Model Training Instructor)
Sampo Yamanaka(Model Training Instructor)
Nobuhiko Adachi(Model Training Instructor)
Eri Imai(Model Training Instructor)
Mio Waga(Model Training Instructor)
Noriyoshi Takemori(Model Training Instructor)

Products Research & Management
Yukiko Ito(R&D)
Atsuki Kokuba(R&D)
Shizuka Watanabe(R&D)

Operation
Takako Iwasaki(Project Manager)
Natsumi Wada(Operation Manager)
Ikumi Kobayashi(VFW Point of Contact)
Tomoko Ikenoue(Hair & Make-up Referrer)
Sho Gotoda (Tax Manager)
Akiko Koizumi(Accounting & General Affairs)