SOLITブランド裏方のこぼれ話

目次

  1. 定番を問い直す、型破りアパレルの挑戦の始まり
  2. SOLITの手前を知るための動画「SOLIT STORY」
  3. さいごに

はじめまして、SOLITのブランディングやデザインを担当しているTOMOKOです。
2021年の6月に公開し、まだよちよち歩きの「SOLIT」が多くの方に愛してもらえる子に育つよう、日々試行錯誤をする裏方の役割を担っています。

まずは、SOLITを見つけてくださってありがとうございます!そして、いまこのJOURNALを読んでくださっているみなさんは、どんな風にSOLITを知って、何に興味を持ってくださっているのでしょうか?

今みなさんがみている「SOLIT」は、未だ完成形ではありません。「SOLIT」は、みんなの思いを受けとめ、常に進化していくブランドです。今回はその「ブランド」の裏側のお話に、少々お付き合いいただけたら嬉しいです。

定番を問い直す、型破りアパレルの挑戦の始まり

シンプルに見えて、実は特長だらけの服

SOLITのプロダクトは、一見すると定番のスタイルで、シンプルなものばかりに見えると思います。 しかし、実は全てのパーツがこだわり抜いて作られている特長だらけな服なんです。

一つ一つとめなくてもいい「マグネットボタン」に始まり、シャツの「レギュラー襟」はちょっと小ぶりにしているのでジェンダーレスに着られます。ジャケットの肩周りは、「ラグラン」にしているので腕を動かし易くなっていたり、すでに各プロダクトのページで紹介されている特長やポイントの、倍は語りたいことがあります。

そんなこだわりの塊を、一人一人が自由に組み合わせて「世界で1つの自分だけの服」を注文することができるのです。

専門家ゆえにこだわり、こだわるほど伝わりにくくなる

私はブランド・デザインの担当をしているので、このようにプロダクトにたくさん詰まった「こだわりと思い」を、あますことなく伝えたいと思ってはいるものの、一方通行に説明ばかりしてもわかりにくくなってしまう..といった、悩ましさにいつも立ち向かっています。
(Webサイトでお伝えし切れていないこだわりたちは、SNSやライブ配信でお伝えしているので、是非フォローしてご覧ください^^)

様々な領域の専門家の集まりであるSOLITでは、それぞれが自分の専門領域を越え、とても先進的で、日々あたりまえを問い直しながら活発に議論が行われています。一方、柔軟な考えを持つ仲間に恵まれているのですが、専門家ゆえに譲れない事も多く、言葉やアイコンの表現方法など、半年経っても決着がつかないこともしばしばあります。。。(そんなこぼれ話は、また今度・・・)

そんな私たち「SOLIT」が、それぞれどうして関わり、取り組んでいるのか。そして、どんなブランドなのかをわかりやすく短時間で知ってもらえる方法として、動画の準備も進めてきました。

それが「SOLIT STORY」です。

SOLITの手前を知るための動画「SOLIT STORY」

この動画、「SOLIT STORY」はSOLITが大切にしていることや、目指す「All inclusive」なものづくりへのこだわりをまとめたものになっています。しかし、全てを語るには短すぎる尺ではありますが、「そこに課題があること」を初めてご覧になる方にもわかりやすく見易い動画に仕上げています。

特に「選択肢」と「自分で着られる」という2つの言葉が軸となっていることに気付いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。

「選択肢」を選べる自由があるということ

ユーザーが車椅子から自動車の運転席へ移乗している様子の写真

私は、SOLITと関わるまでアパレル業界が抱える深刻な環境問題や、洋服を着ることに課題がある方について思いを巡らせることはほとんどありませんでした。

自分が意識をせず享受していることや、あたりまえだと思っていることに、実は「課題」が潜んでいるということを自分自身では気付きにくいものです。

例えば私は、オシャレなアパレルショップで店員さんに話しかけられるのが苦手で、服を購入する時はセレクトショップのECサイトで購入しています。「いくつかの気に入っているブランドの、気に入った新作があれば、シーズンごとに購入する」ルーティンを繰り返していました。そのルーティンもコロナ禍で変化し、外出のついでに無印良品のリラックスワンピース+レギンスの部屋着を購入した以外、服を買うこともめっきり減っています。

さて、今の文章の中にいくつ「選ぶことができる自由」が含まれていたでしょうか?

数多あるECサイトから選び放題、複数の好きなブランドを持てる、生活に変化があっても手軽に代替品が手に入る、etc… 。情報へのアクセス、経済面などを含めると、数え切れない「享受している自由」があるのです。

「自分で着れる」とは、人の手を借りなくて良いということ

作業療法士のYURIKAが写っていて「自分で着れることで『お願い』って言わなくても良いって、すごい壁が外れるんじゃないかっていうのは思います。」と字幕が出ている動画のスクリーンキャプチャ

SOLITは、着たいも着れるも実現したいブランドです。 これがどういうことなのか、家族や親しい人に当事者がいないとなかなかピンとこない言葉だと思います。

自分の身体・四肢に障害がない方も、突き指をして不自由な暮らしをした期間や、風邪を引いて高熱が出た時などは思い返せるかもしれません。そんな時、なんだか「自分の思い通りにならない」「人の手を借りなければ難しい」、そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

それが、毎日の中で頻度の高い「服を着替える」ということになると、できる範囲でやれることを繰り返すようになり、それは「しょうがない」ことであり、いつからか「そういうもの」になって、慣れていきます。

人の手を借りないとできないことがあると、自分のタイミングでできなかったり、できる範囲が制限されていきます。もちろんそれが悪いことだということではなく、「自分で着れる」ということは、人の手を借りなくて良い、つまりできる範囲が広がるということにもつながります。

選ぶことができる「選択肢」があり、そして「自分で着れる」。 これを共に叶えるのがSOLITです

羽織る動作ができなくても頭からかぶって着れるシャツ。指が動かなくても留められるボタン。友人たちがあたりまえに着ている定番の服を選ぶことができ、人の手を借りず自分自身で着れる。 SOLITの最初の商品は、そんな服たちなのです。

SOLITの服は「All inclusive」を掲げる通り、特定の方へ向けたものではなく、すべての人が着られる洋服を目指しています。

現時点では「可能な限り」や「届けられる範囲」ですし、笑顔になってもらえる部分もあれば、まだまだ対応しきれないところもあります。

ぜひ、SOLITで叶えたいことを教えてください。
SOLITはあなたの思いを受けとめ、進化していくブランドです!

SOLITメンバーがテーブルを囲み談笑している写真。「着たい」も「着れる」も実現したい

さいごに

「SOLIT STORY」の元となる撮影データは2時間以上があるのですが、残念ながらほとんどカットされています。

登場してくれた皆さんがたくさんの思いを語ってくれていて、どこをカットするのも断腸の思いでしたが、SOLITの手前の「そこに課題があること」を知るキッカケになっていれば幸いです。

私にとっても、これを読んでくださっているあなたにとっても、世界で1つの自分だけの服。

ぜひ一度お試しください。

マグネットボタンのシャツはオンライン会議の前にサッと羽織れるので重宝しますよ〜^^