長く使っていただくためのお手入れ方法

できる限り長くそばに置いて使っていただけるように、SOLITの服のメンテナンス方法をご紹介します。

特に、ふだん車椅子を使われる方を中心に、これまでよく伺ってきた服のお悩みをもとにしたおすすめのお手入れ方法をまとめました。



目次

  1. 車椅子の車輪などで袖周りが汚れるとき
  2. 尿バッグ・カテーテルから漏れたりシミがついてしまう
  3. 食事の時の食べかすやとびはねによる汚れ
  4. 雨の日の泥や、降り注ぐ雨
  5. 鞄や車椅子の擦れによる太ももの上の汚れ

1. 車椅子の車輪などで袖周りが汚れるとき

車椅子を自走すると手首から肘あたりが車輪にあたってジャケットやシャツ生地が汚れたり、ときには摩耗して穴が空いたり、破れてしまう方も多いですよね。車椅子を使わない方でも、袖口や肘のあたりというのは、知らず知らずの間に汚れてしまったり、摩耗してしまいやすい部位だと思います。

おすすめのメンテナンス方法

⚫️不溶性の汚れ

車輪で着く汚れの多くは泥汚れなどの「不溶性」の汚れです。ほかにも、うっかりついてしまったサビ汚れ、ボールペンのゲルインクの汚れなども不溶性の汚れに該当します。不溶性の汚れは、「濡らす前に落とす」のがポイント。固形石鹸や、固形石鹸+台所洗剤がオススメです。

範囲が小さい時は指に少量固形石鹸を付けて揉み洗い。範囲が広い時は台所洗剤を汚れた場所に付けて10分ほど置き、その後固形石鹸で揉み洗いをしてください。その後十分な水で洗い流して、いつも通り洗濯すればOK。

服の色が白以外の場合は、固形石鹸に蛍光増白剤や漂白剤が入っていると色落ちしますので成分チェックを。

 

2. 尿バッグ・カテーテルから漏れたりシミがついてしまう

排泄トラブルによって、パンツやズボンが濡れたりシミがつく経験をしたことがある方も多いかもしれません。尿管に挿管するときに使うグリセリンがチャック付近についてしまうという方もいるとよく聞きます。

これらは「水溶性の汚れ」と「油性の汚れ」に分類することができ、それぞれどんな人の日常においても発生しうるタイプの汚れです。

おすすめのメンテナンス方法

⚫️水溶性の汚れ

尿や血液、汗、お酒やコーヒーなどの水溶性汚れには、ぬるま湯と酵素入りの洗剤がオススメ。

まず固形物などは取り除き、40度以下のぬるま湯ですすぎ洗い。その後、酵素入り洗剤を入れたぬるま湯に2時間ほど浸け置きます。白い服の場合はこの時酵素系漂白剤を通過するのも◎。浸け置き後は軽くすすいでいつも通り洗濯します。天日干しするとニオイも軽減できます。

⚫️油性の汚れ

グリセリンや口紅、油性ボールペンやラーメンのスープなどの油性汚れには油で対応しましょう。

汚れの下にタオルなどを引き、クレンジングオイルを綿棒などに付けてトントン叩きます。(※汚れを移動させるイメージなので、タオルは汚れてしまいますのでご注意ください!)

服から汚れが落ちたら、いつも通りの洗濯をします。色によってはクレンジングオイルで少し色落ちがありますので、先に目立たない所で色落ちチェックをするのがオススメです。

 

3. 食事の時の食べかすやとびはねによる汚れ

食事の時に食べかすを落としてしまったり、スープやソースの飛びはねが服についてしまったり。日常的にあるこうしたトラブルですが、手に麻痺があったり、小回りの効いた動きができない方は、特にそうした汚れが気にかかっているのではないでしょうか。

おすすめのメンテナンス方法

⚫️お茶やワインなどは、「水溶性」の汚れ

ワインなども、先ほどご紹介した「水溶性の汚れ」に分類されます。汚れを落とすには、ぬるま湯と酵素入りの洗剤がオススメです。

⚫️チョコレート・マヨネーズなどは、「油性」の汚れ

チョコレートなどは「油性汚れ」に分類。油には油で対応をおこないましょう。

⚫️カレー・ミートソースなどは、「油性・水溶性混合」の汚れ

カレーやミートソースの汚れといった頑固なシミになるイメージのものは、油性・水溶性混合の汚れです。混合タイプの汚れはとても落ちにくく、ケアが大変。
しかし、順序を守ればある程度対応が可能です!

 

まずは油性汚れからケアを始めましょう。

最初に固形物を乾いた紙で取り除きます。この時、水を使用しない方が良いです。
その後、汚れの下にタオルなどを引き、クレンジングオイルを綿棒などに付けてトントン叩きます。

※汚れを移動させるイメージなので、タオルは汚れてしまうのでご注意ください。
※色によってはクレンジングオイルで少し色落ちがありますので、先に目立たない所で色落ちチェックをするのがオススメです。

油性汚れの処理が終わったら、ここから水溶性汚れのケアを始めます。

最初に40度以下のぬるま湯ですすぎ洗い。その後、酵素入り洗剤を入れたぬるま湯に2時間ほど浸け置きます。白い服の場合はこの時酵素系漂白剤を通過するのも◎。浸け置き後は軽くすすいでいつも通り洗濯します。天日干しするとニオイも軽減できます。

 

4. 雨の日の泥や、降り注ぐ雨

雨の日には、泥水がはねてしまうこともあるでしょう。
急な雨に降られてしまった時に、気がついたら汚れがついてしまっていた……なんてことも経験された方は多いかもしれません。

おすすめのメンテナンス方法

雨の日の汚れは、泥などの「不溶性」の汚れと「水溶性」の汚れの混合の場合が多いです。落ちにくい場合が多いですが、こちらもステップを踏んでいくことで落とせる可能性は上がります。

 

まずは不溶性の汚れの対応から進めましょう。

固形石鹸や、固形石鹸+台所洗剤を活用し、範囲が小さい時は指に少量固形石鹸を付けて揉み洗い。範囲が広い時は台所洗剤を汚れた場所に付けて10分ほど置き、その後固形石鹸で揉み洗いをしてください。その後40度以下のぬるま湯ですすぎ洗いをしましょう。

次に、水溶性の汚れの対応をしましょう

汚れが残っているようであれば、水溶性汚れが残っている可能性があるので、酵素入り洗剤を入れたぬるま湯に2時間ほど浸け置きます。
浸け置き後は軽くすすいでいつも通り洗濯しましょう。

 

5. バックや車椅子の擦れによる太ももの上の汚れ

太ももの上は日頃から鞄などいろいろなものを置くので、その汚れがつきやすい場所だったりします。車椅子を使っている方の場合、車椅子を太ももの上を通して助手席に運ぶ際などに車輪の汚れがついてしまうこともありますよね。

おすすめのメンテナンス方法

⚫️車輪の泥などは、「不溶性」の汚れ

車椅子の車輪に付着していた泥による汚れや、自転車を運んだり鞄を置いたりした時についた土などの汚れは不溶性汚れです。

不溶性の汚れは濡らす前に落とすのがポイントでしたよね。固形石鹸や、固形石鹸+台所洗剤を使いましょう。範囲が小さい時は指に少量固形石鹸を付けて揉み洗い。範囲が広い時は台所洗剤を汚れた場所に付けて10分ほど置き、その後固形石鹸で揉み洗い。

その後十分な水で洗い流して、いつも通り洗濯すればOKです。服の色が白以外の場合は、固形石鹸に蛍光増白剤や漂白剤が入っていると色落ちしますので成分チェックを。

⚫️車輪の油などは、「油性」の汚れ

車輪の潤滑油などの油性汚れには油で対応をしていきましょう。

汚れの下にタオルなどを引き、クレンジングオイルを綿棒などに付けてトントン叩きます。(※汚れを移動させるイメージなので、タオルは汚れてしまいますのでご注意ください)服から汚れが落ちたら、いつも通りの洗濯をします。

色によってはクレンジングオイルで少し色落ちがありますので、先に目立たない所で色落ちチェックをするのがオススメです。

 

6. まとめ

大きく分類すれば、日常にある汚れは「不溶性汚れ」「水溶性汚れ」「油性汚れ」「混合汚れ」の4つに分類でき、それぞれの対処法を知っておけばある程度の汚れには対応できることがわかっていただけたかと思います。

セミオーダーで自分にぴったりな一着を作っていただいた後には、できる限り長くあなたのそばにSOLITを置いて、愛していただけるように。

この記事が、みなさまとSOLITを長く結びつける手助けになっていれば嬉しいです。